恋敵は強者 [2/10]



玲美(れみ)ちゃんが以前に言っていた言葉も気になるし。


それに美都(みさと)さんが私に話し掛けるといえば…

大概というか…全てが響ちゃん絡みだし。


美都(みさと)さんの表情も全然笑顔とかじゃないし。


だから私は美都(みさと)さんに話し掛けられるとどうしていいかわからなくなる。



「美都(みさと)!」


私が美都(みさと)さんに怯えて固まっていると、突然誰かが美都(みさと)さんの名前を呼んだ。



「なんだよ?」
「それ以上、水瀬(みなせ)ちゃんに絡むのやめろよ!響に言われてんだろ?水瀬(みなせ)ちゃんに手出しすんなって。響に逆らう気かよ!」
「…そんなこと言われなくてもわかってんだよ!だけど、あたしは───。」
「なんだよ、うっせぇなぁ。」


美都(みさと)さんの言葉は遮られて突然聞こえてきた声にクラス全員が一斉に沈黙と共に体が固まっていた。



「…響!」
「あ?」
「…響はなんで…この女ばっか相手にすんだ?」
「……美都(みさと)、何が言いたい?」
「…あたしは…響がこの女ばっか相手にしてんのが気に入らねぇんだよ!」


美都(みさと)さんは叫ぶようにそう言った。


教室内は静寂に包まれている。



もちろん先生も突然の出来事に固まっていた。



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