恋敵は強者 [4/10]



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――放課後。



私は教室で響ちゃんが帰ってくるのを待っていた。


響ちゃんは私に危険が及ぶと学校内だけじゃなく登下校も一緒に居てくれた。



そして、今も響ちゃんに "待ってろ。" と言われて待っているわけだ。



ちなみに響ちゃんはというと…。

上級生の人に呼ばれて祐也君と一緒にどこかに行ってしまった。


祐也君が言うには喧嘩らしいんだけど…。




響ちゃんは私に危害を加えないように…と別の場所で喧嘩をするみたいだった。

もちろん私には理解できないことなんだけど。





――そして、私は響ちゃんを待つ間に暫く呆然と窓の外を眺めていた。



すると、突然勢いよく扉が開く音が聞こえて…。



私は驚愕と共に扉の方に目を向けると

そこに居たのは…。



美都みさとさんと私の知らない女子生徒数人だった。




私が訳わからないままに凝視ぎょうししていると美都みさとさん達は何も言わずに私の側までやって来て…。


あっという間に囲まれてしまった。




もちろん突然のことに私は何も言葉を紡ぐことができない。



だけど、それとは裏腹に美都みさとさんはいつもの鋭い瞳で私を見つめ口を開いた。



「アンタが来てから響はあたしらに構ってくれなくなったんだ。アンタ邪魔なんだよ!響に守られてるからっていい気になってんじゃねぇよ!」





――………違う。


私はただ……。

響ちゃんに会いたかっただけ。


響ちゃんの傍にいたいだけ。





そう叫びたかったけれど、美都みさとさんが怖くて口に出すことなんてできなかった。




私は結局響ちゃんがいないと何もできないんだ。





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