危険な学校 [9/26]
「響ちゃん!駄目だよ!」
「あ?何が?」
「おじさんと喧嘩なんて駄目だよ!仲直りして?」
「………関係ねぇだろ。」
「え?」
突然、響ちゃんの目つきが変わった。
それは昔の響ちゃんからは想像できないような冷たい
私は初めて見る…響ちゃんのその
──これがあの響ちゃんなの?
驚愕して口には出せなかったけれど…。
心の中で私の知らない響ちゃんに疑問の言葉を呟いてしまった。
「葵には関係ねぇだろ!これは俺と親父の問題なんだよ。」
響ちゃんはそう言うと椅子から立ち上がり教室の扉に向かっていく。
「…あっ…。き、
先生が響ちゃんに向かって
そう言葉を放つも響ちゃんは……。
「あ?俺がどこに行こうがてめぇには関係ねぇだろ!」
響ちゃんは先生を睨み、そう言葉を放つと教室を出て行ってしまった。
私は教室から出て行ってしまった響ちゃんの後ろ姿をじっと見つめていることしかできなかった。
すると、そんな一部始終を見ていたのか私の席にあの女子生徒がやって来た。
「おい、アンタ!響に何言ったんだよ?!」
彼女は校門前で私に話し掛けてきた時とは違う声音だった。
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