「ユウ?」
そんな声と共に突然フッと智也が現れる。
ゆっくりとユウに近付いてくる智也に…
「来るなよ!!」
そう怒鳴りつける。
「ごめん。けど、ユウ苦しそう。」
「……っとけよ。」
「え?」
ギロリと、この世の者とは思えない目付きで智也を睨んだ。
「ごめん。けどボクはユウの味方だからねっ!……明日は学校には行くから。」
そんな言葉と心配そうな表情をしながらも智也は消えていなくなった。
「…ったくどいつもこいつも!」
またもや苛立ちを隠し切れずにユウはバンッと勢いよく下駄箱を蹴る。
──それからユウは真っ暗な部屋の中で何もせずに一人震えていた。
.