第二章 (4/5)



「こんにちは、会長。」
「あぁ。あのさ…」
「はい?」
「その会長ってのやめてくれないかな?あと敬語!」
「……はい?」
はじめでいい。君とは初めましてじゃないから!」
「………?」
「覚えていないのならいいが………」
「会長、すいません!」
「会長じゃない、はじめだ!」
はじめ……先輩。」
「先輩がつくか!」


舘脇たてわきのそんな言葉にユウは嘆息した。


「いきなりは無理……。足立くんから聞きました?」
「あぁ。気付いていたんだな。」
「はい。式神ですよね?」


ユウは懐に隠していた人の形をした紙切れをスッと舘脇たてわきの目の前に差し出した。


はじめ先輩も普通の人間ひとじゃないんですね。」
「誰にも……」



舘脇たてわきのその言葉は途中でかき消される。




「私のこと何も調べたりしないで下さい。はじめ先輩が不幸になります。………では、私はこれで。」





ユウはそれだけを言い放つと来た道を引き返して行った。



舘脇たてわきは目を閉じて再度目を開けると智也が浮いていた。





「?」
「お兄さん、はじめまして。ボクの姿見える?」


智也はそう言うと舘脇たてわきにニッコリと笑いかけた。



「き…みは……。」
「ボクの名前は智也。はじめての人間ひとに会った子が名前をつけてくれたの。お兄さんはボクの何に興味があるの?」


智也は何か裏がありそうな笑顔でそう舘脇たてわきに問い質した。




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