私は慌てて着替え始めるが…。
ふと先程の律先輩と
普段無口な律先輩があんなにも喋っているところを見たのは初めてかもしれない─と思ったから。
私といる時もずっと私が喋っているから律先輩はいつもいつも相槌を打ってくれるくらいだから。
だけど、付き合い始めた頃よりは律先輩も大分喋ってくれるようになったと思う。
何故なら、私や
──そんなことを
「律先輩、お待たせしました!」
「…おせぇよ。」
──なんて言われてしまって私は慌てて頭を下げる。
「す、すいません!」
「…いや、怒ってるわけじゃねぇよ。それに元々悪いのは秋斗だから。」
律先輩がそんなことを言うものだから先程の
「…何笑ってんだよ。」
笑ってしまったのを律先輩に気付かれてしまい──。
「…いや、あの…。
私は思わずそんな言葉を口走ってしまったのだった。