「…もしもし?」
“今
「え、あの、中庭…。」
“は?何でそんなとこいるんだよ。“
「え、えっと…。教室出ようとしたら…。佐々木君に "話がある。" って呼び止められてしまって…。」
私は律先輩に嘘を
佐々木君といるのを告げた後に後悔したけれど、今更気付いても─
“…は?佐々木?“
受話器の向こうから聞こえて来た律先輩の声が一気に低くなってしまった。
「…り、律先輩…。あ、あの…。」
“
そんな声が聞こえたと思ったら突然通話が切られてしまって─私は携帯を耳から離し佐々木君の方を
「…桜木先輩なんて言ってた?」
「……怒らせちゃったかも。」
「…俺といること言っちゃったから?」
「う、うん…。」
「そっか。」
それだけ返事をした佐々木君は特に慌てた様子もなかった。
私は律先輩を怒らせてしまったかもしれないと
そう思うと同時に─ "どうしよう" という言葉が頭の中を駆け巡っていた。
──そして、数分後…。
「……
私を呼ぶ律先輩の声が聞こえて私
「…律、先輩…。」