練習試合が終わった後は軽いミーティングが行われ解散となった。
だけど、マネージャーの仕事はまだ山程あって──。
私はバスケットボールが入ってた
「…
「ありがとう!倉庫の鍵も閉めてくれたのよね?」
「はい。閉めました!」
私はそう返事をすると、
「ありがとう!じゃあ
「…え?」
「あまり暗くなるといけないから先に帰りな!」
「で、でも……。」
「私のことは気にしなくていいから!秋斗も待っててくれてると思うし。」
「…そうですか……ではお言葉に甘えて…。お先に失礼いたします!」
「はい、お疲れー!」
ちなみに
バスケ部のキャプテン
律先輩と並ぶくらいに容姿端麗でいつも明るくて優しい先輩である。
そんな
そんな2人は私の憧れの存在みたいなものなんだ。
何故なら律先輩はもちろん素敵だけど、私は美人でも何でもないから…。
だからこんな私が律先輩と付き合ってていいのかなって思ってしまう。
──暫くして部室前に着くと、扉のすぐ側で腕組みをして壁に背中を預けて立っている律先輩の姿が視界に入った。