Twi log
▽2018/03/09(02:25)
おれはその時のことをはっきりと覚えていない。ただあいつが、アイビスが危ないと、そう思う間も無く身体が勝手に動いていた。「助けてなんて、言ってない」
軍医の処方してくれた痛み止めは効いていた筈なのに、頭がぐわんぐわんと揺れて痛む。いま、なんて。
「あんたは恩を売れてさぞ気分がいいでしょうけど、私一人でも十分対処出来たの。余計なことしないで……っ!」
「じゃあお前は! 仲間がピンチでも見捨てるってのかよ!」
アイビスのブラウスの襟を引っ掴む。後ろでコビーが止めようとしてくれているが、知ったこっちゃない。そりゃ色々と反りの合わないことも多いが、それでも、同じ部隊の仲間として仲良くなれたつもりでいたというのに、こいつは。
「……ピンチかどうかなんて、他人が決めることじゃないでしょ」
「……そうかよ、見損なったぜ」
他人。おれもコビーも、こいつにとってはその程度の関係でしかなかったのか。今まで積み重ねて来たものが、ガラガラと音を立てて崩れる気分だった。
メポ→アイ
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