Twi log
▽2018/05/02(23:13)
全く、可愛げがないったらありゃしない。かつて上司と部下だった頃はもう少し敬意を払っていたように見えたが、流石は諜報部員と褒めるべきか、猫被ってやがったらしい。同僚となった今ではつんと澄ました顔して、おれの言うことなんてろくに聞きやしない。ある意味こっちも猫だ猫。「ったくよー、折角のカジノなんだからちょっとくらい遊ばせてくれたっていいじゃねーか」
「スパンダムさん、今回の我々の任務は?」
「……黄金帝からの天上金の護衛、だろ」
「わかってるじゃないですか。あまり無駄口叩いてるとルッチに言いつけますよ」
これだ。目線すら寄越さない。なんだよ、昔っからルッチルッチって。そりゃ憧れの存在かも知れねぇが、お前の恋人は誰だっつー話だ。多少はサービスしろっつの。
「へいへい。あーあ、昨夜のかわいい子猫はどこに消えいっっってぇ!!」
右足甲に衝撃が走る。こいつ、おれの足を踵で踏みやがった! しかも眉一つ動かしもしねぇで!
「次、変なこと言ったら痛いだけじゃ済ませませんからね」
「……はい」
周囲は「照れ隠しだ」と笑って流すが、こんな可愛くねぇ照れ隠しがこの世にあってたまるかってんだ。ほんっとに可愛げのない女だこいつは。
スパミチ(GOLD)
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