09

お互いの小さいわだかまりが解けたところで引き続き河原で主に私が一方的にだけど語り合っていると後ろから聞き覚えのある声がした。


「おめーらこんなとこでイチャついてんじゃねーよ、探したじゃん」

「カンクロウさん!どこがイチャついてるんですか!普通だし!!」

イチャついてるだろーが、会談後ナルトと消えたと思ってナルトん家行ったが誰もいねーしよ。と不機嫌そうな表情を向けてくる。
ナルトさんと消えたって、我愛羅、カンクロウさんの事撒いてきたの?!それはダメでしょ!

「それで、何の用だカンクロウ」

イチャイチャしてたんだから邪魔するなとでも言いたげな少し不機嫌を醸し出した表情で言う我愛羅。
何の用だ、は無いんじゃないの、、
一人置いて来られ探し回ってくれたカンクロウさんにちょっとだけ哀れみを含んだ目を向けた。

「もうすぐ夕刻だからな、テマリんとこで飯だ。おせーとテマリが怒るじゃん」

その予定だっただろーが、
それだけ言うと早く来いよと付け足してカンクロウさんは行ってしまった。
やっぱお兄ちゃんだけあってしっかりしてるな。

「行こっか、我愛羅」

ああ、と言う我愛羅の呟きを合図に立ち上がったところで
手を差し出され、いやそれは恥ずかしすぎるでしょ、手繋いで帰るなんて。とやんわり拒否すると私の腕に我愛羅の腕が絡められた。

これなら良いかと謎に自信満々で言ってくるが
いやいや普通逆だから、おかしいから。
こんなので歩いてたら街の人は
風影が女を捕らえてると思われるでしょ、それか風影は甘えたのにゃんこ気質とか思われるよ。

「普通に並んで帰ろうよ、恥ずかしいから」

「、、、」



こ、これは甘えたのにゃんこ気質要素ががムンムンと感じられる、、!
私の腕に、正確には私より背が高いから肩にだけど擦り寄ってきて甘えてきている。さながら先生と生徒の禁断の愛、やっと二人きりになれたねと腕に絡んでくる女生徒のようだ

く、、見てはだめだ、なんだこの突然の甘えん坊狸は。キャラ設定ミスってるよ絶対。
キラキラが飛んでくるような眼差しでこっちを見る我愛羅から目線を逸らしダメだよと力を振り絞って言う。



「甘えていいと言ったのは名前だ」



そういう意味で言ったんじゃねー!