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電話を勢いよく切り、動揺がバレないようにお手洗いを出ると部長の顔のドアップがあって隠してた動揺が一気に漏れ出しそうになったから思わず俯く。
「!、お前顔色悪いけど、どうかした?」
「え、あ、部長こそどうしたんですか」
「いや遅いなと思って、お前今日ちょっと様子おかしいと思ったし」
なんかあった?と心配そうな顔をして覗き込んで来る部長を見上げようと顔を上げた瞬間、チラリと自分達が座っていたテラス席の方をなんとなく見た。
「!!!」
あんのやろう!!なんでこんなとこに!!ああもう額の愛が丸見えじゃんか!帽子かぶってよおおおおお!!
「名字、名字?」
「す、すみませんちょっと、」
体調悪くなりました。たった今。
…とは言えないから、体調が少し朝から悪くてと部長に伝えるとやっぱりそうかと思いもよらない返事が返ってきてそのまま今日はもう帰れと言われた。
「あ、でも」
「いいからいいから。俺が許可する」
ほら早く会社戻って荷物持って帰れ。
言いながら私の背中を押す部長に礼を言い今回は甘える事にした。
会計してくるからと言う部長にもう一度礼を言うとそこで別れそそくさと会社に戻り、帰り支度をする。
お大事に〜と言ってくれる会社仲間にごめんと言いながら
先程テラス席の近くで見た赤髪の元へ早く早くと急く。走ると元気なのがばれてしまうので気持ち早歩き。
まだ居るのかな、第三の目はもう近くに無いみたいだけど、ていうか鍵も無いのに玄関開けっぱなしで出てきたとかほんとにもう…!
「いた…!」
走り寄りたい気持ちを抑えて如何にも私冷静ですよ?感を漂わせ赤髪に近づく。
何をしてるのかな?こんなとこで?と小さい声で問いながら少年の手を引き人目の付かないビル同士の間まできた。
「我愛羅君、今日の朝私が言った事覚えてるかな?君は今、ここで何をしているのかな?」
「…なんだ、」
「なんだ、じゃない!覚えてるか!って!聞いてる!の!」
私より少し背の低い少年を詰めるように壁際へ追い込み大きな声をぶつけるがやっぱり我愛羅君、流石忍というか。私が怒号に似た声をぶつけてもビクともしない。
…なんか虚しい
「お前がなにか妙な動きをしないか見張っていただけだ」
……
なにそれまだそんな事言ってんの、はあ