18
我愛羅君無断外出事件から一週間経った。
あれから勝手に出歩く事は無く、私も落ち着いて仕事に行けたし、私の言うことちゃんと分かってくれたみたいだ。
ナルトの世界へ帰る術を調べるお手伝いは出来ていないが、というより全く情報もなにも無いだろうけど、特に何か調べたいとか駄々をこねる事も無く平和に過ごした一週間だった。
「我愛羅君、明日から私三連休なんだよね」
「だったらなんだ」
口の悪さは相変わらず。行儀も良いし顔も良いのに、口だけは悪い。
「プチ旅行でもしようよ、毎日家にいるだけじゃ暇でしょ?」
第三の目を使って外の様子を家から見ているのは知ってるけど流石にそれだけだと遠くまでは見られないだろう。
身体も鈍りそうだし。
そこで私は祝日を足した三連休を使って車でドライブのプチ旅行を提案した。
「我愛羅君が最初ここに来た時興味持ってた鉄の塊、車でどっか行こうよ、ていうか行くからね。だから明日は早起きだよ。準備は私がするから」
「…」
有無を言わさず、もう遅いから寝るからね。
明日起こしてね6時に。と目覚まし替わりに最近使わせて貰ってる我愛羅君に言ってベッドへ入る。
我愛羅君は私の眠るベッド脇に座って朝まで殆ど寝ないらしい。
だから朝に起こしてもらうようになった。
良いね。ナイスアイデア私。
この旅行でもうちょっと仲良くなれたら良いなあ、名前も呼んで欲しいし。
いつまでもお前呼ばわりは嫌だしね。と、目の前に見える赤髪に手を伸ばしサラ、と撫でてから目を閉じた。