創作の邪魔はしてはいけません

「ひな。……それは?」
「wikiです」
「うぃき。……ああ、百科事典か!」
「そう」
「持続的空想世界の」
「そう」
「ふうん……なるほどなあ」
「……」
「面白いな。あたかもこのゲームが存在するように書いてるのか」
「……」
「だが、物語の核心もかなり書いてある。種明かしして大丈夫なのかい?」
「……ちょっと黙って。今いいところ」
「……」
「……」
「刀剣男士は俺の他には加州清光、和泉守兼定、三日月宗近、信濃藤四郎……ま、妥当な編成か。最後の一振りは……うん? 脇差のにっかり青江ではなく短刀の小夜左文字? また驚きの編成だねえ」
「つる、うるさい。これ舐めてて」
「んぐ! ……これは、抹茶みるく。美味い……な……?」
「……ん」
「……?」
「何書こうとしたか忘れた。つるが黙らないから。あっちで書こ」
「……」

「いま、ひな……え? くちす……ひなから、だよな? 夢か? 夢じゃないな。夢だが。はは、驚いた、驚いた……熱いな……」

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