私としては、仕事柄、身につけていると誰かに詮索されてしまい鬱陶しいので、普段遣いできるというか、首にぶら下げておけるようなものがいいなあと思った。鶴はというと、
「金と銀のペアリングがいいよなあ」
と、言っていた。それは私も賛成だ。まあ、お金は私が出すんだけれども。
でもやっぱりどのお店も安くて三万円くらいで、私の給料じゃあ少し厳しいところがある。ペアリングだとどうしても高くなってしまうらしい。
どうしようか。でも、鶴が欲しいと言ってくれたんだし、買ってあげたいなあ。お強請りする額が額だけに、少し頭を悩ませている。
「なんだ、ひな。結ばれたいのは俺だけじゃなく、きみもそう思ってくれていたのか?」
悶々と悩む私に、鶴は笑う。確かに。私、思った以上に嬉しいのかもしれない。