例えそれが夢だとしても
先日、指輪が届いた。画像よりもぎらぎらしたシルバーの光沢があるリングだ。実用的ではないけれど、まあいいかと思った。他に気に入ったのがあればまた買えばいい。鶴ともそう話していた。思い出は何個増えたっていいのだから。
でも、誰にも信じてもらえないだろう。鶴とは夢の世界でしか出会えないのだから、他人は彼に干渉できない。独り占めできる反面、彼の話をできる相手はいないので寂しさを感じることもある。
そんなとき、彼の言葉を思い出す。
――「きみが信じるなら、それが真実さ」
それがどれだけ救いになっているのだろうか。
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