バイオレット感想 11日目

【11日目】

このメンツだと衣食住を共にしたのはペパーだから(してない)、やっぱペパーとはね、冒険の思い出で話が弾むと思うんだよね。そんな私たちの一線越えた関係を見せつけられた二人には胸の痛みを覚えてほしい…そう思います。エリアゼロ探索、開始です。

完全に妄想のつもりでしたが唐突に三人が私との惚気話を始めて動揺しました。えっこれ同人誌…?公式…?夢?私の見ている都合のいい幻かと思うからやめてくださいよ。嘘やめないで。一生この光景を見つめていたい。

友情物語の濃さでマウント取るペパーで最高の気分になったな。本当に圧倒的にペパーだもんな。ペパーっていうか犬だもんな。主人公いろんな人と出会ったけど結局はペパーと結婚しそう感がすごいもんな。やっぱり犬なのよ。犬が二人を運命の出会いに導くの。101匹わんちゃんで習ったでしょ。

大切なことはディズニーが教えてくれますが、ナウシカの腐海の森みたいなジブリ調の雰囲気もあって良いですねエリアゼロ。キラキラしてて綺麗です。その中にある人工物のミスマッチ感が情緒あって興奮します。オタクの好きな場所ですね。

最初のロックはあっさり解除できました。ここで休めるみたいで安心です。
オモダカさんの使ってたキラフロルは大穴のポケモンだったんですね、てことはここで捕まえられるんですね。毒々しく幻想的なデザイン良いですよね、ウツロイドとかもわりと好きでした。絶妙にわかり合えなさそうな生物、心惹かれずにいられないよ。男もそう(え?)

なんかポケモン屋敷のミュウのノートみたいなのがあってわくわくが止まりませんが次に行きましょう。

道中、ペパーが自分語りをしてくれました。待ってましたって感じです。
やはりこの親子、あまりいい関係ではなかったみたいですね。フトゥーは研究で忙しくて全然帰ってこないし、料理も洗濯も自分でするしかないし、マフィティフだけが話し相手だった孤独なペパー…偉大な博士なのはわかる、でも凄くなくていいからそばにいてほしかった…切実な告白に胸が詰まります。親の愛に餓える子供の素直な気持ちは切ないですね。

この話してる時、奇しくもラッキーが出てきてがむしゃらに追いかけすぎて全然聞いてませんでした。録画して後で見た。ごめん。ラッキーがあまりに早すぎて…。

生い立ち話のおかげで互いを理解したペパーとボタン、雰囲気が良くなりました。泥沼化する時は私を巡って争う時だけにしてほしかったので一安心です。
やっぱり人となりを知るには家庭事情を知るのが一番であると痛感しますね。その人格になった理由がある程度はわかりますからね。ペパーも信頼した相手にはすごく素直でいい子な面を見せてくれるんで、ネグレクトという過酷な環境の中、やはり犬がいたから真っ直ぐ育ってくれたのだと感じざるを得ません。ウォロにも犬がいたら違ったのかもしれませんね。そんな事ないね。犬にも救える者と救えない者いるね。

この調子で2個目のロックを解除しに行きましょう。

ペパーは前に大穴に来た時に、突如メカメカしい生物に襲われたと言います。マフィティフが大怪我をしたのもそいつのせいらしいのです。
テツノワダチみたいな奴ですかね。確かにあれに轢かれたらひとたまりもないでしょう。大変な目に遭ったペパーとマフィティフには悪いけど、ウルトラビーストみたいに未知の存在と思うと興奮してきますね。オカルト好きですからね、煽られれば煽られるほど楽しくなってしまいますね。

なんて言ってたらメカメカしい一般通過デリバードが出現しました!どう見てもメカメカしています!感情のない暗い目が我々を見つめています!
ボタンは可愛いっつってたけど、いや全然可愛くねぇ!首360度回転してターミネーターみたいに殺しに来そうだろ!

殺される前に倒しました。もう早く安全地帯へ行きましょう。生気がなくなるだけであんなに恐ろしくなるんですね。やっぱ話通じなさそうな奴が一番怖いってはっきりわかんだね。

恐怖のデリバードを経て、エリアゼロのポケモンとは一体何なのかと皆改めて考え始めています。
ペパーがバイオレットブックを出し、これに書いてある奴らがそうなんじゃないかと言います。でしょうね。だってエリアゼロの怪物って書いてあるもんね。
ターミネーターデリバードはポケモンなんでしょうか、それともポケモンではないのか、殺戮ロボットなのか、ブレードランナーなのか、アンドロイドは電気羊の夢を見るのか…。どっちにしても未知の生物ですが、ボールで捕まえられるなら私は何でもOKです。全て俺のものになれ。

最悪ジャイアニズムを提唱していると、既婚博士から通信が入りました。そして衝撃の事実を告白したのです。

なんと、エリアゼロのポケモンは、博士が未来からタイムマシンで連れてきたポケモンだと言うではありませんか!

えっ!じゃあママは小学四年生みたいに私とペパーの未来の子供もやってこれる…ってこと!?勝手に結婚すな。
信じ難い話ですね。じゃあ今すぐ過去に行って槍の柱をやり直させてもらっていいですか?って話になるじゃないですか(ならねーよ)
てか未来のポケモンみんなメカメカしかったら嫌だよ!ベトベターとかどうなっちゃうの!?はぐれメタルみたいになっちゃうじゃないのよ!わりと見たいじゃねーか。

タイムマシンなんてものがあったら同人がどんどん便利になってしまう…!と現実味を感じられない私とは裏腹に、ペパーは思い当たる事があったようですね。
ポッと出と思われたタイムマシンですが、実はフトゥー博士がずっと前から研究していたもののようです。生涯をかけて完成させたと言っていますが…お前の父ちゃん死んだのか?
アホか!生きてんじゃん!

ペパーは何かを察したような態度で不穏でしたね。なんか嫌な予感がどんどん募ってきて進めるのが心配になってきました。ちゃんとハッピーエンドになるんだよね?槍の柱エンドじゃないよね?後味悪くもないけど微妙に消化できない、そんなゲーフリお得意の最終回だと困りますよ私。成仏させてよ。

畳み掛けるようにペパーがバイオレットブックをくれて、フラグの建設に余念がありません。なんでや…お前の父ちゃんの本ならお前が持ってたらええやないか…博士に期待されてない俺なんかよりお前が持ってた方がいいだなんて…そんな悲しい事言うなよ…出撃前にさよならなんて…言うなよ…。エヴァネタ何度も擦るの…やめろよ…。

観測ユニットから出るとそれぞれの家族の話になります。
やめてやめてもっとじっくり聞かせて!!こんな片手間にする話じゃないから!家族の話は正座して聞くから!!ここをキャンプ地とするから!!

私の性癖の叫びは届かず、話は順調に進んでいきます。
あっネモやっぱりお嬢様なんだな!親はスマホロトム会社の会社役員?てことはまさか…孫正義…!?具体的に言うな。
あのたくさんの市原悦子を召し抱えた家を見たらお金持ちなのは察します。多少ヒソカでも品性は感じますからね、成績もいいし生徒会長だし納得ですね。
てか姉いんの!?萌えるじゃん。是非会わせていただきたいですね。別に下心とかはないですが、ネモの姉と結婚してネモの心を永遠に傷付け続けるというプレイには興味があります。カスの性癖。

ボタンの親が過保護そうなのは何となくそれっぽさありますよね。親と上手くいってない雰囲気ないですもんね。訓練を重ねると親と上手くいってないレーダーが反応するんですよ、我々のような性癖の人間は。是非習得してみてください。
過度に愛されているボタンとネグレクトのペパーの対比、込み上げるものがありますね。でも二人とも真っ直ぐ育っているのでやはり犬が(以下略)

ここで唐突にネモが、私の母に会ったことあるマウントを取りました。親に挨拶を済ませている、それはかなり大きい事実ですからね。これにはペパーもすかさず反応せざるを得ません。ペパーもお義母さんって呼んでいいんだよ。今度はママの作ったサンドウィッチを一緒に食べようね。他人の手料理のあたたかみでペパーの心を掴めば彼は一生私のものです。親の手料理を利用すな。

このザ・ホームウェイは家族が最大のテーマなんでしょうか。最高ですね。助かりますね。

次のユニットを目指していると、テツノワダチと遭遇しました!いつ見てもルイヴィトンと鳴いているように見えてしまいます。
主人公とペパーの驚きポーズが似ていて可愛いですね。阿吽像のようでよかったですね。
この奇怪な生き物に見覚えがある私とペパー、そう、私とペパーだけに共通の思い出があるのです。だからなんやねん。
共に倒した、いや私がほぼ倒したヌシの小さい版ですね。ヌシなら俺と主人公に任せろ!と言われてご満悦の私でした。感じる、ペパーからの信頼を感じるよ。生い立ちを聞いた今、ペパーが心を開いてくれている事がどれだけ大きな事か痛感しちゃうね。泣いちゃうよね。

号泣してる間にルイヴィトンを倒しました。三つ目のユニットに入ります。
早々にボタンが、ミライドンも未来からきたポケモンでは?と推理を披露してきました。でしょうね。名前の時点でネタバレされてますからね。ターミネーターデリバードよりは愛嬌がありますが、あのドットの瞳は間違いなく同じ系統でしょう。て事は私とペパーが結婚している未来もミライドンは知っているのかもしれませんね。バックトゥザフューチャーのように二人の仲を取り持つためにスパイス探しを手伝ってくれていたと考えると全ての辻褄が合います。真実はいつも一つです。約束された勝利の結婚です。

事実無根の妄想に励んでいると、割り込んできたフトゥーがその通りだと答えました。妄想の方ではありません。ミライドンはタイムマシンで初めて転移できたポケモンだったと言います。モトトカゲの未来の姿がミライドンのようですね。格好良くなりすぎだろ。

いきなりこんな過去のド田舎に連れて来られてさぞかし不安だった事でしょう…しかしそのおかげで私という運命の相手に出会ったんですよね…マッドサイエンティストは身勝手だとも思いますが、そのおかげでかけがえのない出会いがあったわけですからね、私も過去に飛ばされたせいでウォロに出会ったわけですし、異郷へ行くのも悪い事ばかりでは…あるわ。早く帰してくれ現代に。

嫌なことを思い出してしまいましたがミライドンとの出会いは紛れもなく運命です。しかしそんなミライドンにもどうやら同族がいるようなのです。

ミライドン目ミライドン科ミライドン属は実はもう1体、エリアゼロに転移されて来たみたいですね。じゃあ本当に未来だとその辺にうろついてる物珍しくも何ともないポケモンなんですね。こんなに可愛いのがそこら中にいる未来は最高だな、たとえターミネーターがいたとしてもチャラになるレベルです。
そのもう1匹はミライドンの家族なのでは?とネモが言い出しました。エリアゼロのどこかにいるなら会わせてあげたいという流れになります。家族が離れ離れなのは悲しいですからね。まぁ仲が悪ければ必ずしもそうとは限りませんけど、ペパーがより一層噛み締めているので何も言えませんでした。言えるかよ…家族とて一緒にいたくない者もいるなんて…ペパーの前で言えないよ…今は…俺は…俺は弱い…。

次はいよいよ最後のユニットです。どうでもいいんですが、どうしてポケモン世界の研究者は研究進捗を別々の場所で別々のノートに書いて残すんでしょうかね。プレイヤーの散策に臨場感を持たせるため以外の理由がわかりませんね。じゃあそうなんだろ。

ユニットを出るとやっとペパーがミライドンとの関係性を話してくれました。ボールをくれたり冷たい態度を取ったり意味深な行動をするだけして全然打ち明けてくれませんでしたからね、私とミライドンとペパーとマフィティフが何のわだかまりもなく家族になるためにも全ての事情を明らかにしていただきたいものです。

ペパーは昔、灯台の研究所でしばらくの間ミライドンとマフィティフとフトゥーと一緒に過ごしていたとの事。なんか博士が書いたと思われる日記に、ミライドンの転移とペパーの誕生がほぼ同時期っぽい記述があったので、わりと小さい時の話かもしれませんね。置いてあったベッドもオラチフ時代のものでしたしね。ぎこちない親子と犬とAIBOの同居、めっちゃ良いですね、想像だけで興奮してきました。

でもミライドンの存在がド田舎の住人たちにバレそうになってしまい、フトゥーはミライドンを連れてエリアゼロに行ってしまったと。それ以来ミライドンにもフトゥーにも会えず今日に至るわけですね。全然会ってないとは驚きですね。そのせいでミライドンに親を取られたみたいで嫌だったと語るペパーに、我々全員は茶化しながらもね、天を仰いでいたと思いますよ。

黙っててすまんかったと謝られましたが、いいんだそんなこと。そんな事、どうでもいいんだよ。

ペパー…。

ペパー…ッ!

抱きしめた。もう離さない。
天国へのカウントダウンで落ちそうになった灰原の手を離さない光彦くらい離さない。

ペパー…ありがとうな、ミライドンへの複雑な気持ちを話してくれてありがとう…嬉しいよ。そんな中でもミライドンの分のサンドウィッチも作ってくれたり、憎らしさだけじゃない思いもきっとあったんだよね。一緒に住んでた頃の楽しい思い出とかもあったんだよね。ちょっとずつミライドンのこと受け入れてくれてるんだよね。
ありがとうペパー。結婚しよう。みんなで孤独を乗り越えていこう。お前も一人、ミライドンも家族と離れて一人だった、でも今は違う。マフィティフもいるし私もいるよ。家族になろう。私は絶対離さないから家族になろうよ。決して浮気はしない。多分しないと思う。しないんじゃないかな。したとしても離さない。カスのさだまさしやめろ。

しんみりしつつ、ゴルダックが追いかけてきてると思って慌てて逃げてたらゴルダックじゃなくてペパーでした。離してんじゃねぇよ。

四つ目のユニットが見つからなくてひたすら落ちまくっていましたが、ようやく入り口を見つけました。かなり迷いました。ミライドン乗れないから徒歩で進むストレスにどうにかなりそうでしたよ。四輪車くらい用意しといてもらいたいですね。

外もなかなかでしたが、最深部はさらに幻想的な空間が広がっています。きれいですね。結晶が大量に突き出ていますね。これがテラスタルと関係している物体でしょうか。
もうすぐ博士に会えますが…ペパーは何かを決意している様子。不穏です。何事もなく親子の再会を果たせるといいのですが…でもポケットモンスターってそんなに甘いゲームじゃないですよね。私も槍の柱で(以下略)

この下層に来てからさらにやばいポケモンが増えていますね。蛍光色のサザンドラのパチモン感好きですね。ゲーチスの横に並べてみたいですね。

最後のユニットには迷わずに辿り着けました。結晶と同化したような形になっていますね…超ボロです。蔦も伸びてます。ここ蔦とか生えるんですね。思いがけず植物の逞しさを知った。

中に入るともっと驚きでした。事故現場みたいになっていました。
破壊倒壊でボロボロです。結晶も建物を突き破って生えてるし、もはや不穏な空気を払拭する事は不可能ですね。畳み掛けるように博士からホラー通信が入り、恐怖と不安で私のライフはもうゼロなのよ。

何何何何何怖い怖い怖い。バグってるバグってる!博士がこのアカギにさかららららら状態になってる!まさかこんな形でシンオウを思い起こさせるとは想像だにしませんでした。そうでなくてもあの地方に囚われているというのに本当やめてほしいですね。ペパーはここを天国みたいな場所って言ってましたけど、どう足掻いても地獄。

ロックを解除すると、博士のバグは元に戻りました。博士は通信の乱れと言いますがそうは思えませんね。もはや嫌な予感は確信に変わりつつありますね。ユニットに置いてある博士の日記も不穏です。ここにいる未来のメカメカしいポケモンのように、博士もメカ博士を作っちゃったの?博士VSメカ博士なの?
もう全てを悟りつつあるペパーが痛々しくて見てらんないよ…ネモとボタンがいてくれなかったらお通夜の空気だったわ…欲に駆られて男と二人きりになろうとしたあの頃の私は愚かだった。ありがとうネモ、ありがとうボタン。ペパーといい雰囲気になった時だけ二人きりにしてくれ。カスやん。

じっくり探索したいところですが、この先が気になりすぎて一目散にゼロラボを目指します。謎の意味深プレートとかロマン詰まってますよね。バイオレットブックにも書いてありましたよね。まぁ今は悠長に考えてる場合じゃないので先を急ぎます。

微妙に迷いながらゼロラボに着きました。ユニットに比べたらでかいですね。てかどこまでが建物でどこまでが結晶かわかんないですね。下にいくほど結晶の侵食率が高いんでしょうか。いつ結晶化するかわからないところに研究機材置いとくのなかなかリスキーですね。

ラボの前に着くと通信が入ります。もちろん博士からです。
ここでボタンが、テラスタルオーブはエリアゼロの結晶体でできている事を指摘しました。そりゃそうですよね、どう考えても無関係ではないですもんね。
立ち入り禁止エリアのものを持ち出してオーブ化してたわけだから、それで誰でも使えるものではなかったんですね。私もネモのコネがなければ貰えてなかったわけですしね。いやスターダスト大作戦の時にネルケがくれてた気もするな…。chu!最強でごめん。

いよいよゼロラボ突入ですが、中からやばいポケモンが出てくるのでミライドンもボールから出して戦ってもらった方が良いのでは?とペパーが言い出しました。そもそもなんで中からやばいポケモンが出てくるんですかね。博士は中にいるんですよね?大丈夫なんですか?それともミュウツーの逆襲のコピーポケモンみたいに、博士がメカメカしいポケモンを生み出しているんですか?ここでセーブチャンスがあるのも恐ろしいです。セーブした方がいいような出来事があるって事ですよね?もうハッピーな展開は絶対待ち受けてないので気が重いです…でも気になるから行きます…業が深いね。

言われるがままミライドンを出しましたところ…なんかボヤ〜っとしたリアクションをしていました。寝ぼけてんのか?本当に戦えるんですかね。自らボールに入るくらいだし、エリアゼロにはあんまりいい思い出がないんじゃないでしょうか。まぁ何にしてもあなたを苦しめる全てのことからcodes i love you…で守ってあげたいですからね。戦えないなら私の隣で寝てたらいいだけの話ですからね。

意を決してゲートを開けました。すると物陰からもう1体のミライドンが!完全にバトルフォルムです!エリアゼロに生えるスパイスをバリバリ食ってたのかもしれません!勝てませんねそれは!
突然背後から奇襲されました。ミライドンはネモの側にいます。この状況で心身共に一番安全そうな人間の近くを本能的に選んだのかもしれません。悪かったな危険思想で。獣姦だって健全な性癖の一つだろ。

一人不健全な私をよそに、ミライドンとミライドンは感動の再会!とはいきませんでした。全然仲悪そうです。普通に同種族の気が合わない他人って感じ。人間と一緒。
一触即発でしたが、ゲートが開いたおかげで戦闘にはなりませんでした。うちのミライドンはカースト下位の犬のように縮こまっていますね。確実にピッコマとかに出てくる感じ悪い愛人みたいなミライドンの方が優位です。可愛さではうちのミライドンが圧倒していますが…。

高圧的ミライドンに見下されて落ち込んだのも束の間、中からメカメカしいポケモン軍団が雪崩れ込んできてしまいました!ほぼ相撲取りです!未来の相撲はメカハリテヤマがガッシャンガッシャン言わしながら土俵際の駆け引きを楽しむのでしょうか!
見事に取り囲まれました。全然脅威に感じてないネモはさすがですね。一人だけ楽しそうですね。こっちはお通夜なんですけどね。

それぞれと共闘をしながら数を減らしますが、散り散りになったポケモンたちが地上に出ては大変なのであとを追い、一人また一人と分散していきます。最後まで隣にいたペパーもここは任せて先に行け状態です。
いやお前が行かんでどうすんねん。もはやこっちはお前とフトゥーを会わせるためにここまで来とんねん。いやまぁいきなり会うより私が前座を務めた方が会いやすいかもしれないけどさぁ…重いよぉ〜〜この先重いよぉ〜〜!

泣く泣く先に行く決断をしましたけども、ペパーのミライドンへの激励は滲みましたね。
子供の頃はミライドンの事を好ましく思っていませんでしたが、今は勇気を持ってもう1体のミライドンに立ち向かってほしいとペパーも思っているんですね。そうだよね、兄弟みたいなもんだからねペパーとミライドンはね。一緒に過ごした楽しい時間もきっとあったわけですからね。
父を取られ、愛する私を取られてもミライドンを勇気づけられるペパーは立派ですよ。いい奴。優しい。幸せにする。だから絶対追いついて来いよな!博士、いやお義父さんと二人きり、気まずいぜ!

とうとうラボの中に侵入しました。雰囲気ある場所ですね。博士の姿が見えますが…すでに怪しいです。充電中の人型ロボットみたいな体勢です。

念願のご対面でしたが、どう見ても人間ではありません。ロボ中のロボの動き。何故こんな事になっているんでしょうか。全ての事情を話してくれる雰囲気ではありますけど、聞きたくなさもありますよね。いい予感しないからね。

すると、さっきの高圧ミライドンがすぐそこにいました。かなり凶暴みたいですね。うちのミライドンがここから逃げ出したのは、もう1匹との縄張り争いで負けたからのようです。
だから私とあそこで出会ったんですね。エリアゼロにいたけど居心地が悪くなり、逃げ出して見知った灯台を目指した結果の運命の出会いだったんだ。めちゃくちゃ泣けるじゃん。つまりミライドンにとって灯台の研究所は安心できる場所だったって事ですよね。二人と二匹で過ごした思い出の場所だったんですよね。
泣いた。今から泣いてて大丈夫?

そしてフトゥーは謝罪と共に衝撃的な真実を明かします。
なんとこのフトゥーは、本物のフトゥーではないというのです。
博士が作ったフトゥーAIだったのです!

なんという事でしょう。普段chat GPTでしょうもない遊びをしている我々とは全然違う次元の話です。しかし予想はついていました。このアカギにさかららららららの辺りで確信すらしていました。
ペパーも察していましたよね。長年会っていなくとも親子だと気付いてしまうものがあるんでしょうかね…。

何でフトゥーがいなくてフトゥーAIがいるのか…正直知りたくなかったですが、悲しい事実を突きつけられます。
ボロボロの観測ユニットは悲しい事故の残骸だったんですね。博士は身を挺してミライドンを守ってくれた代わりに、命を落としてしまったという重すぎる話をぶつけられました。
てっきり私はGガンダムみたいにわけあってコールドスリープ状態になってるから、代わりにロボが動いてる的な話かと思っていましたけど、もう完全にいないんですね。最初に博士と話した時からすでにAIだったとの事。サイヤ人からペパーを庇い、お前と過ごした数ヶ月悪くなかったぜと言って死んでいくかと思っていたらすでに博士は死んでいたのです…衝撃的すぎます。さすがに最後に親子が再会するくらいのあれそれはあるかと思っていました。マジでペパーになんて言ったらいいんでしょうか。なんで私が先にこんな話を聞かせられてるんだ。非道だよポケットモンスターは…レジェンズアルセウスから何も変わっちゃいないんだ…。

フトゥーがなぜ私を呼んだのか、それはペパーとの結婚を許すため…ではなく、タイムマシンを止めてもらうためでした。
自分で作ったタイムマシンを止めてほしいとは一体どういう了見なんでしょうか。説明はエレベーターですると言われ、いきなり自由時間です。

いや重〜〜〜〜ッッ!!!!
重いよ!!いや剣盾だってそりゃ重かったよ!?己の勝利がホップの夢を砕き、ダンデの十年を終わらせる重圧、凄まじいものがあったよ!

でも生命〜〜〜〜〜!!!生命が散った話されたらさぁ〜〜〜〜!!!しかも知ってる人だよ!いや知らない人だったけども!初対面からAIだったけども!でも愛するペパーの父じゃん!人となりはAIを通じて知ってるじゃん!つらいじゃん!悲しいじゃん!苦しい…ッッ苦しいよ…この感情どうしたら…。

とりあえず散策します。エレベーターに乗り込む前にここでのフトゥーの暮らしぶりに触れ、さらに気分を落ち込ませていきましょう。マゾなんか?

と思ったら早速ああーーーーーッ!!

オラチフと…ショタペパーの写真…がここに…っ!
研究所にあった空の写真立ての伏線が…今ここに…ッ!

ぐ…グググ…くぅ…!
ああ…あ〜〜〜〜フトゥー…!!

あ…愛…!!
AIと書いて愛……!!(?)

既婚でもいい。生きてさえいてくれれば…それだけでよかった…フトゥー…。
ペパーに会わなくなったのは、もうこの世にいなかったからなんですね…結構前からそうだったんですね…しんどいね…もう乗りましょうねエレベーターに…ペパーが来た時に私が支えてあげられるようにしっかりしなくては…配偶者として…。

妄想のおかげで立ち直りました。エレベーターに乗っている間、フトゥーAIは何でも質問に答えてくれるみたいです。有り難いですね。疑問がいっぱいですからね。
じゃあペパーの恋愛対象はどんな人か聞いてみましょうか?え?チャンピオンランクでミライドンに乗っていてスパイスを共に探してくれた転校生?
それって…もしかして…私…!?

残念ながら一番聞きたい選択肢はないですね。仕方ないので順番に聞いていきました。

AIとはいえオリジナルの博士の記憶も持っているのだから、このフトゥーAIはもうなんかほぼ本人っていうか…いや別物なんだけど、AIの中にある感情みたいなものは本物なんですよね。プログラムされたものだとしても、フトゥーとして作られたAIの気持ちは本物っていうかさ…もうこういうさぁ〜〜ロボ萌えもあるから無理なんだわこっちはさ〜〜…ロボとーちゃんなんだわ…号泣不可避なんだわ…。
現代の技術では本来実現不可能なはずのフトゥーAIですが、結晶体によって高度なAIを作り出す事ができているせいで、私はこんなに苦しめられているみたいです。何なんだよ結晶体って…万能なのかよ…じゃあペパーAI作って擬似恋愛させてくれや…でなきゃ私の心は慰められないよ…。あんまりAIの秘密を喋ると私が世界一クソな結晶体の使い方をするからこれ以上話さない方がいいぞ。

タイムマシンについても聞いてみましょうか。最もSFでオカルトな話ですからね。本当にあるのか気になりますね。
フトゥーとフトゥーAIが開発したとの事で、じゃあ私も二人いればこのプレイ感想ももっと早く書き上がったのかな?と思うなどし、AIへの興味を深めました。本当どんだけ時間かかってんだよ。しかも半分はレジェンズアルセウスの感想じゃねーかよ。忘れろ。タイムマシンでレジェンズアルセウスのない時代へ行けよ。

フトゥーは未来のポケモンへの興味に溢れていたようですが、私は過去のシンオウに囚われて雁字搦めです。今もタイムマシンは作動しており、未来からポケモンを転送し続けているみたいですね。しかしフトゥーAIはそれを止めてほしいと言います。
フトゥー博士は未来のポケモンと今のポケモンが仲良く生きる世界を夢見てタイムマシンをフル稼働させていたみたいですが、メカメカしいポケモンは強すぎたために、パルデアの生態系を破壊してしまうという問題が出てきました。外来種のカミツキガメが増えすぎてやばいみたいな感じですね。さすがにターミネーターデリバードのせいで一般のデリバードがいなくなってしまったら許せませんよ。デリバードがいなきゃ誰がクリスマスにプレゼントを運んできてくれるんですか?テツノツツミが運んでくるプレゼントなんてたぶん死ですよ。山姥切長義ですよ。

博士は未来のポケモンのせいで生態系が壊れるならそれもまた自然と言っていたようですけど…それはまぁ大きな括りで見たらそうかもしれませんが、お前がタイムマシンで運んできたからじゃねーか案件すぎますね。自作自演乙ですね。本当マッドサイエンティストは勝手で困りますね。だったら私がペパーのAI作って結婚しても自然って事ですよね?不自然の塊。

しかし博士のコピーのフトゥーAIは、パルデアの豊かな生態を守りたいという博士とは異なる意志を持っているようです。
こういうところもロボの泣けるところなんですよ。コピーのはずなのに独自の考えで動き始める、まさにAI萌えの最たるものですね。単にオリジナルのコピーではないっていう部分を見せられると泣けてきますね。

そしてようやく、フトゥーAIが私をここに呼んだ理由をしっかり明確に話してくれました。パルデアをターミネーターデリバードなどから守るため、タイムマシンを止めてほしい…それには私の最強パワーが必要というわけなんですね。
博士の夢を破壊してくれ、と頼まれるとなんかつらいけどエモいね。エモってのはいつだってどこかつらいんだよね。

なんでタイムマシンを止めるために私の最強パワーが必要なのか知りませんが、いいだろう。ターミネーターデリバードがこれ以上増えるのは問題だし、これ以上ミライドン族が転送されてきたら可愛すぎてみんなモトトカゲをお役御免にしてしまうかもしれませんからね。ミライドンに愛されるのは私だけで充分なんですよね。破壊しよう、博士の夢。そして叶えよう、獣姦の夢。一緒に壊しとけ。

獣姦の夢は終わらねぇになっていると、最下層に着きました。ここにタイムマシンがあるという事でしょうか…いや壁ーーーーーーーー!!!!

いや何この壁ーーーーーーー!!!!!

凄まじい壁!!まともな建築士なら絶対に止める素材の壁!!どういう事?テラスタルを内側から見るとこうなります的な?
セーラームーンのレインボームーンカリスの玩具がまさに蓋開けるとこの景色でした。懐かしい事を思い出しました。
見慣れている博士は平然と歩いています。いやどう考えてもおかしいだろ。ずっとこんな壁見てたら視力0.000000001になるわ。
ポケモンリーグはあんなに質素だったのに大穴の最新部にこんな前衛アーティスティックな光景が広がっているとは夢にも思いませんでした。困惑が止まりませんが進めていきましょう。今までのどんな場所より不気味ですね。こんなに輝いているのにね。

これがテラスタルの力を使って作ったタイムマシンだと博士は言っていますが…。
いやどこからどこまで?どの辺にタイムマシンがあるの?ここがもうタイムマシンなの?タイムマシンの中なの?じゃあここに未来のポケモンが転送されてきて、エレベーターに乗って外に出てるって事ですか?器用すぎるわ。未来のポケモンともなるとエレベーターに乗って移動することも容易ってか。タメになったね〜。

そんなことはどうだっていいんです。早くタイムマシンを止めましょう。これ以上ターミネーターデリバードが増える前に手を打たなくてはなりません。
タイムマシンを止めるためにはバイオレットブックが必要だと言われ、何故あのオカルト本を持って来させたのかが判明しました。博士は子供の頃からこの本が大好きだったんですね。だから最後のキーに選んだんですね。エモすぎますね。私だったらクリスタル版のソフトとかにすると思います。で?

これを台座に置けば無事タイムマシンは止まると。一見簡単そうですが、タイムマシンを止めようとすると、防衛プログラムが作動してフトゥーAIが私を襲う殺戮マシーンになってしまうとのことです。
大問題ですね。ペパーが辿り着いた時に愛する父が愛する私を手にかけたりしていたら一生立ち直れませんよ。戦うしかありませんね。己の意思で動く事ができないAIの悲しい告白に眉を下げる主人公、よかったですね。せっかく会えたお義父さんと戦わなくてはならない無情さが胸に突き刺さります。

パルデアのチャンピオン達を分析して作り上げた無敵のAIトレーナー…かなり強いみたいです。でも私とポケモンの絆なら勝利すると信じている、と笑顔で言われて泣きました。初めての微笑みがこんな形だなんて悲しすぎますよね。私とペパーが結婚の挨拶に行った時にこそ微笑んでほしかった…そう思わずにはいられないですよ。

戦うのはいいんですが…フトゥーAIを倒したら一体どうなってしまうんでしょうか。I'll be backっつって溶鉱炉に沈んでしまいませんか?ちゃんと結婚式には出てくれるんだよね?私が投げたブーケを軌道計算したフトゥーAIが凄まじい速度でキャッチしてくれるんだよね?信じてるからね?まだゲームフリークを私は信じていたいからね?

緊張しながらバイオレットブックを台座に置きました。タイムマシンが非常停止してムービーが始まります。
レインボームーンカリスだった壁が大阪城の黄金の茶室なみの輝きに変わっていきました。モノリスみたいなものが筍のごとく生えてきていますね。フトゥーがいつの間にか高みへ登ってしまっていました。遠いです。しかし一番遠いのは…心の距離…!

フトゥーAIの意識が殺戮マシーンに乗っ取られてしまいました…悲しいけどエモい演出だったな…。もはや完全ロボの動作で戦闘開始です。フトゥーAIの願いを叶えるためにも、マスボで何の苦労もなく捕まえたターミネーター共を叩きのめしてやりましょう。

ていうかいきなり音楽〜〜〜〜!!良すぎ〜〜〜〜〜!!!悲しすぎるアレンジ。プロ。才能しかない。ボロボロに泣いた。最終決戦で流れ出す既存曲のアレンジってなんでこんなに高まるんだろうな…ダンデ戦とかな…。ウォロ戦は違います。あれは絶望の旋律。

テツノドクガ可愛いですね。初見の未来のポケモン全部良かった、全部ほしいです。
普通に苦戦しましたが勝ちました。レインボームーンカリスが真っ黒になってしまいましたね。これでタイムマシンは止まったんでしょうか?ギラティナ2連戦を体験して面構えが違う私はまだ疑心暗鬼ですよ。だってまだミライドンが出てませんからね。絶対もう一戦ある。間違いない。もう騙されない。あの日のトラウマが私の不信感を強くする。ゲームフリークはとんでもないものを盗んでいきました。私の信用です。

そうこうしてる間にアッーーーー!!ペパーたちがやってきました!!ついに対面です!!来てほしかったけど来てほしくなかった!!矛盾を抱えるオタクの心が悲鳴を上げています!!相反する二つの感情が青いイナズマのように私を責めます!!炎!!体!!焼き尽くす!!GET YOU…!!

つらいですね。どんな顔して見守ってたらいいんでしょうかね。美少女の顔しとくしかないですね。
ペパーは目の前にいるフトゥーがフトゥーではないとわかっているようですが、半バグ状態でペパーへの思いを語り出すフトゥーAIに、思わず父ちゃんと叫びます。知らぬ間にフトゥーAIの名前がフトゥー?に変わっていましたね。フトゥーをコピーしたAIはもう限りなくフトゥーなんですよ、ペパーは博士の宝物だし、フトゥーAIにとっても宝物なんですよ…逆にAIを通してでないとペパーは父の気持ちを聞けなかったのかと思うと切ないですね。

このまま壊れゆくフトゥーAIの亡骸をペパーが抱いて号泣のエンディング…とはいきませんでした。わかっていました。レジェンズアルセウスを経た者は見透かしていたと思います。次の戦闘があることを。

フトゥーAIを倒したはずなのに、なんとタイムマシンが止まらないではありませんか。レインボームーンカリスの壁がクッキークリッカーの背景のように禍々しくなっていきます。どうやらフトゥーヴェルタースオリジナルは何が何でもタイムマシンを止めたくないようですね。せっかく作りましたからね。マッドサイエンティストはそういうとこあるからね。

さらに博士のID以外のモンスターボールからポケモンが出られなくなりました。サトシのピカチュウ以外詰んだという感じです。ポケモンさえ強ければどうにでもなるこの世界でモンスターボールを封じられたら終わりですよね。せめてビワがいてくれたら物理的にタイムマシンを破壊できたのに…!無理だよ。

もはや打つ手なしと判断したフトゥーAIは、結晶化しながら逃げてくれと言い残して意識を乗っ取られてしまいました。フトゥーにわずかに手を伸ばすペパーには涙せずにはいられませんでしたよ。もうずっと泣いてる。涙の通り道にほくろがなくても一生泣く。

泣いてるうちにフトゥーAIもとい楽園防衛プログラムと再戦になりました。
パルデアといういい男だらけの楽園を守りたい私もまた楽園防衛プログラムなんだよ!と吠えながら戦いますが、ボールは使えません。博士のID以外ロックされてしまったからです。

しかし一つだけ穴がありますよね。あの日エリアゼロから抜け出し、運命の出会いをし、パルデアを駆け巡りながら共に人生を歩み始めたあのポケモンがいるんですよね。

そうです!ミライドンだけは出せます!何故ならミライドンは博士のポケモンだからです!

は?私のミライドンなんですけど?(情緒安定しろ)

ここのシナリオの神加減には涙も引っ込みましたよ。頑なに私のものにならなったミライドンはこのためだったのかと脱帽しました。上手すぎる…決して獣姦が嫌で私のものにならなかったわけではない、このシナリオのためだったのだと確信できて天を仰ぎました。私の性癖に都合のいいシナリオは最高です。ありがとうございます。

高性能バイクだったミライドンが、バトルフォルムになったところでマジ泣きました。私と頷き合うシーンも最高だった。共にパルデアを旅して戦う勇気を取り戻したんですよ…ポケモンと人間の絆がトラウマを克服したんですよ…私とミライドンの間では何者にも代え難い愛情が育まれていたんですよ…その先に獣姦があったとしてもそれは自然な事なんですよ…。さりげなく正当化すな。

みんなの応援でも泣いた。ペパーがお前ならやれるっつって特攻が爆上がりするミライドンでさらに泣いた。楽園の守護竜ミライドンに勝てるって信じてくれてるところにもう感情が爆発してるんですよ…最後テラスタルして勝つというのがシナリオに組み込まれていて非常に良かったですね…ダイマックスし忘れたりメガシンカし忘れたりせず最高のクライマックスバトルを飾れました。

化学を愛のテラバーストが凌駕しての勝利です。フトゥーAIの暴走も止まり、元の人格に戻りました。決して計算できない人間の素晴らしい可能性に明るい未来を感じたようですね。なんだか別れの挨拶みたいな雰囲気でしたが、本当に別れの挨拶でした。

博士がいる限り、タイムマシンは止まらないと言うのです。勝てぬなら勝つまでやろうタイムマシンという、地獄のAI織田信長になってしまうと…。
博士はゼロラボから出られないし、出られない限りタイムマシンは無限再起動だし、一体どうすればいいんでしょうか。いやどうすればいいかはわかるんですけどそうなってほしくないのでどうしたらいいんですかって感じ…。

溶鉱炉エンディング待ったなしか…と覚悟していましたが、全年齢向けにソフトな言い方の溶鉱炉でした。博士はタイムマシンで未来に旅立つと言うではありませんか。誰にも縛られず、自分だけの宝物を見つけたいと。
ここを離れられないし人間(AIだけど)はタイムマシンで転送できないと言っていた気がするので、未来に旅立つというのは結局溶鉱炉みたいなものですよね。せっかく会えたのにもう二度と会えないってことですか?博士は亡くなり、フトゥーAIまで失うなんてペパーにとって厳しすぎるシナリオじゃないですか?アルセウスですか?アルセウスの村追放シナリオ考えた奴ですか?あんまりだよ。悲しすぎるよ…別にタイムマシンが止まって万々歳、フトゥーAIはここから動けないけどいつでも会いに来てね!でよかったじゃんかよ…。しんど…アルセウスだよ…非道だよ…ウォロに二度と会えないのと博士に会えないのとではわけが違うんだよ…ペパーの気持ちと人生はどうなるのよ…。

博士は未来をこの目で見たいからと、本音と気遣いを混ぜた言葉を投げて旅立つつもりのようです。ウォロみたいに二度と会う事はないでしょうとか人の期待を切り捨てるクソみたいな事は言いません。あくまでも冒険へと胸を膨らませる風に去っていくのは、私達に寂しい思いをさせないためですよね。そんなの建前だとみんなわかっていたとしてもね。

最後にやっと親子のやり取りがありました。今まで真実を言えずにすまなかったと謝っていますが、いや言えないよ!そりゃ言えないよ!本物の博士は死に、AIの自分が博士の振りをしているなんて言えるわけないよ!愛する者にこそ本当の事を言えない、それこそが人間の感情だよ!これが…涙…?だよ!フトゥーAIのペパーへの気持ちは間違いなく本物。そしてそれはフトゥーオリジナルの気持ちでもあるんですよ。号泣。
フトゥーAIも、オリジナル博士はペパーのことを本当に愛していたと言います。わかります。あの写真を持っていたのを見ればわかるんだよ。三人の楽園を作りたがっていた事からもわかるんだよ。でも今さら言われてもどうする事もできないのもわかるんだよ…全部わかる…どれだけ愛していてもままならない、それが親子なんだよ…。
でも愛してるだけじゃ親は務まらないからね(突然のガチ)
そういうのも萌えるんだけどね(突然の最悪性癖)

ペパーはずっとわかってましたよね、あれが博士じゃなくフトゥーAIだって。それでも最後には父ちゃんと呼びかけるペパーに泣いた。いやずっと泣いてました。本物の博士じゃないけど本物の博士の感情を受け継いだフトゥーAI的には紛れもなく自分は父親なんですよ、違うけどそうなんですよ…それがわかってるから父ちゃんと呼ぶんですよ最後にペパーは…あの瞬間本当にフトゥーAIはペパーの父ちゃんになったんですよ…何なのこの凝縮された感情の数々は。喜怒哀楽萌興奮特殊性癖の全てが混ざってビッグバンが起きてる。宇宙が生まれた。ポケモン史はここから新たな一歩が始まったのだった。

博士が旅立つと、タイムマシンは完全に停止しました。あれだけレインボームーンカリスだったのに一気に静寂に包まれます。

オリジナルの博士が見ることのできなかった私たちの冒険を見て、フトゥーAIはタイムマシンの破壊を決意したんですね。きっと博士も同じものを見ていたら同じ結論に至ったんじゃないかなと思いますよね。今のこの広大なパルデアで宝探しをするというかけがえのない一瞬を見たら、ターミネーターデリバードを派遣しようという気持ちも薄れていったんじゃないかなと感じます。そう思いたいですね。

博士が去ったあとに、あいつは偽者だったけどその気持ちは本物で…と気持ちの整理がついてないのに語り出すところでもう、早く抱きしめろ!!!俺!!!ってなりました。

ペパー!!!
もう…お前が主人公だよォ!!
私の役割は主人公じゃなかった!!そう!!全てが終わったあとにペパーを抱きしめる!!私にできる事はそれだけだったんだよォ!!!

もう泣いた泣いた。ペパーだって傷心だろうけど私も傷付いてんだよ…なんつーシナリオだよ…確かに私とミライドンは愛の力でパルデアを救ったかもしれない、でもいつだって全てを救う事はできないんだ…だからウォロの事も…きっとどうにもできない事だったんだ…どこかでいつか会えるかもしれないと思い続けてきたけど…本当にもう会えないんだなって…別にいいけどどうにもならない事はどうにもならないんだなって…改めて思った。だってペパーの親でさえどうにもならないんだから赤の他人のアルセウスコスプレおじさんなんてもっとどうにもならないだろ。そういう事。

微妙な空気での帰路、まさにホームウェイです。ボタンがペパーに、博士もきっと未来で冒険してるよって言ってあげるところでまた号泣した。もうやめろ。あの時ボタンがそばにいたら、ウォロもきっと過去でアルセウス探してるよって言ってくれたのかもしれない。やめてくれ。アルセウスは俺のものになったんだ。もうやめてくれ…もう涙のストックがないんだよ…。

お通夜のような空気の中、寄り道して帰ろうと明るくネモが提案してくれました。こういうところ有り難いですね。私とボタンだけでは根暗すぎてどうにもなりませんからね。ネモとの最終決戦の時も、最強の私の勝利を喜んでくれたからずっと爽やかな気持ちでいられたので、剣盾みたいに勝ってしまう事への葛藤もなくいられましたよね。まぁあれはあれでエモなんですけどね。

私は寄り道しないと思ってたのか、ペパーがつい引き止めてきたのが非常によかったです。興奮した。行くよ。逆に引き止められたいから行くよ。カスの性癖だから。
真面目な話寄り道した方が絶対にいいですよ。根本的な解決法がない悩みを解消するのは時間、そして気晴らしだけなのだと大人になったらわかるんだよ。だからみんなで行こう、サイゼリヤに。ミラノ風ドリア食べよう。一生見つからない間違い探ししよう。その時間こそがかけがえのない宝物だと気付くENDだよ。
最終的にミライドンに背中を押されて笑顔になるペパー、泣けた。いやもうずっと泣いているんですけども、私の肩を叩いてそのまま手を繋ぐかと思いました。二人きりなら繋いでたと思う。絶対そう。見える。特殊な訓練積んでるから。

いやーーーーーもう最高のエンディングだった。スタンドバイミーだった。アカシアだった。旅を通して大人になり、宝物を見つけた事はもちろんですけど、そもそもこの作品に出会えた事が宝物だったとしか言えないよプレイヤーは。感動しました。何かが洗い流されたような気持ちです。
まだまだ解決してない伏線とか謎とかあるけど、それはDLCが来るという事だと思いますのでね、楽しみに待ちたいですね。

なんか…どの子もめっちゃいい子だし全てのキャラクターに魅力があって狂ったり性癖が歪んだりより強固になったりしましたが、そしてほんまにペパーのこと好きなんだけど、本当に結婚するんだけど、でもやっぱり、やっぱり私…一番強い男が好きッッ…って痛感しましたよね。
ネモネキもいいんだけど、もっと…もっとスマートに一番強い男が好きッッ…やっぱり一番強い男が好きなんだ…私などには目もくれず…一番強いトレーナーとして君臨している男を愛してしまう…それが私の宝物なんだって…宝物と書いて性癖と読むんだって…改めてわからされてしまいましたね…。ペパーに頼られるの最高だったけど、でも頼みもせず勝手に押し付けてくる男の方がやっぱり好きなの…どうしてなんだろうね…手に入らない男の方が輝いて見えるの…本当につらいね。嫌な性癖だね。

SVをやってるはずなのにウォロのトラウマに悩まされるという謎のプレイをしていましたが、私シロナのこと本当に好きだったんだなって…改めて思った。シロナの顔に裏切られた事がつらかったんだなって。常に私を手助けしていたあの顔に牙を剥かれるのがこんなにつらい事だったんだ…って思い知った。
それをやっと清算できた気がします。レジェンズアルセウスのトラウマを乗り越えた。SVはそのためにあったんだなって感じました。一年近くかかったけど、ポケモンの傷はポケモンで癒すしかないんだって気付いた。ポケモンだけで循環してるこの世界は。目には目を、歯には歯を、ポケモンにはポケモンをですよ。

ウォロのせいで感想書くのもこんなに時間と文字数がかかってしまいましたが、己を見つめ直す事ができ、そしてやっぱりポケモンは楽しいなって思えてよかったです。とにかくシナリオが良かったですね。ほぼポケモンしかゲームをやらない私でも操作性の悪さは気になりましたけど、それでもやっぱりストーリーが良かったのでね、是非二周目もやりたいと思います。
そしてずっと見たかったものがようやく見れる、それが何より嬉しいです。

そう、獣姦同人がね。

長々と読んでいただきありがとうございました。これから二次創作の海に飛び込んでいきたいと思います。
ボン・ボヤージュ。

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