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その前に
>> ずっと、ずっと、ずっと、  [4/6]

私達は食事を再開した。

「そうそう。名前、考えたぜ」

慶次さんの発言に、私は味噌汁から顔を上げた。

「"ひより"」
「海月…?」
「ほら」

慶次さんの達筆な字で書かれた、"これから"の自分の名前に、私は嬉しくなった。

あまりにも嬉しすぎて慶次さんに抱きついた。

「ありがとう、慶次さん!」
「ああ。これから宜しくな、ひより」

"これから"。

「はい!」

そう、一緒に居られるのだ。疑いもしなかった。
ずっと一緒。ずっと、ずっと、ずっと───

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