カラ松事変 後日談

「私がいたらそれ速攻で振り込んでたわ……」
「オウ、シスター……!」
「冗談抜きでさ。ていうか、チビ太君のところでそんなに借金してたの?いい加減返しなさいよ」
「フッ……ちょうど持ち合わせがない日ばかりでな……アウチ!」
「持ち合わせがないなら最初から行くな!」
「分かった、分かったから!そんなきつく絞めないでくれ!」
「……ちぇ、なんだよカラ松の野郎」
「たまたま拉致られたからって、姉さんに手当てされちゃってさ」
「あんなの運だからね。僕らのうちの誰かが拉致られてもおんなじ結果になってたから」
「んでそこでぼそぼそ言ってるあんたたち!」
「「「「「!」」」」」
「や・り・す・ぎ!今回は本当に私も怒ったから。カラ松の怪我が治るまで、お金貸さないし一緒に飲みにも行かないし遊びにも行かないから!」
「えええ!そんな姉さんあんまりだよ!」
「やだー!明日一緒に野球する約束は!?どーなるの!?」
「なし!」
「路地裏に猫を触りに行くって約束は……」
「なし!」
「資格の本選ぶの付き合ってくれるって」
「なし!」
「俺に10万貸してくれるって約束は!?」
「なし!ていうかおそ松のは最初から約束してない!とにかく全員反省しなさい!」
「「「「「そんなあ〜!」」」」」
「フッ……怪我の巧妙……だな。バーン」