百花の魁

エンデヴァーと冷酒



 朱赤に染まる空に一筋の白がはしる。夕焼けを切り裂くようにすすむ飛行機雲と空の高さに夏の終わりをしみじみと感じて、ひとつ、息をついた。

 同じ厳しい季節の終わりでも、冬のそれは心浮き立つものなのに。吹き来る夕暮れの風が爽やかになる晩夏は、どこかもの悲しいのはなぜだろう。
 それはわたしが夏休みの宿題をためるタイプの子どもだったからです、と自らの問いに答えを出して、たったいま空っぽになったバケツを、店内に戻した。

 わたしの職場は、街の小さなお花屋さん。元々は父の店だったが、昨年私が受け継いだ。
店内の花バケツには、沢山の花々が投げ入れられている。ひまわりやグラジオラス、ルリタマアザミもまだあるが、このごろ入荷が増えたのは秋の花。ケイトウやワレモコウ、ススキやコスモス。そしてりんどう。

 秋の花の代表とも言えるりんどうは、まっすぐ伸びた茎に愛らしくも凜とした花がつく。秋の草花ともよく調和するので、アレンジメントやいけばなでもよく使われる花材のひとつだ。
 かわいらしいのに凜とした雰囲気もあるこの花は好きだけれど、もっとも有名な花言葉はそんなに好きではない。それは、悲しんでいる貴方を愛す、というものだ。どうしてそんな悲しいシチュエーションをあてがうのか。あまり知られてはいない「正義」とか「誠実な人柄」という花言葉のほうが、このきりりとした花にはふさわしいのに。
 と、内心でひとりごちたその瞬間、背後から落ち着いた渋みのある声が響いた。

「失礼、花をいただきたいのだが」

 いつの間に来店されたのだろう。まったく気がつかなかった。

「はい。いらっしゃいま――」

 振り向きざまに視線の先に立っていたひとの姿を認めて、わたしはあんぐりと口をあげた。
 燃えるような赤い短髪、アクアマリンの瞳、通った鼻筋。ヒーロー活動中はめらめらと燃え盛っている口元の炎が今は消えているため、形良く整えられた口ひげと一文字に結ばれた口唇がよく見えた。意思の強そうなしっかりした顎、鍛え上げられた太い首、広く逞しい肩と背中。筋肉質で大柄な、そのひとの名はエンデヴァー。
 小さな頃から憧れていた地元のヒーローが、そこにいた。

「どうした。ここは花屋ではないのか」
「……申し訳ございません。どちらの花になさいますか?」
「その青紫色の花を、一輪頼む」

 花とエンデヴァーという取り合わせも、彼がした選択もまったく意外で驚いた。


 りんどうの花を、一輪。


 考えようによっては、百本のバラの花束より、よほどキザだ。けれどこちらも客商売、そんなことはおくびにも出さずに問いかけた。

「ラッピングはいかがされますか?」
「……俺はそういうのはよくわからん。見舞い用だ。あとは任せる」
「承知いたしました」

 りんどうのバケツから特に花付きのいい一本を選び、水切りして保水キャップをつける。
 お見舞い用とのことなので、華美にならないよう――と言ってもりんどう一輪では華美になりようもないのだが――ファンシーペーパーとセロファンで花を包んでリボンをかけた。

「お待たせいたしました」

 うむ、と静かにうなずいた、ナンバーワンヒーロー。先ほども思ったけれど、エンデヴァーは声もいい。魅力的な重低音。
 エンデヴァーは千円札で代金を支払い、釣りはいらん、と言って店をあとにした。

「びっくりした!」

 子どもの頃から、ずっと彼の活躍を見てきた。強面で無愛想だけれど、黙々と事件を解決していく、その力強い姿に憧れた。
 同じ町内に住んでいるのは知っていた。そのお屋敷がどこにあるのかも。けれどまさか、うちの店に花を買いに来ることがあるなんて。

 あの花はいったい誰に、と思いかけ、愚問だな、と考え直した。あの一輪は奥様へのプレゼントに違いない。どこが悪いかは知らないが、エンデヴァーの妻が長いこと入院しているという噂は、わたしも耳にしたことがあった。

***

 店舗で花を売買するだけが花屋の仕事ではない。うちの店では花の配達だけでなく、出張アレンジメントの仕事もいくつか請け負っている。美容室とか、料理屋さんとか、ビジネスホテルのフロントとか、そういうところから注文を受け、決まった日に花を飾る。

 その中のひとつに、同じ町内にある割烹料理屋があった。このあたりではややお高めなお店で、わたしの収入でしょっちゅう食べに行くにはややきつい。けれど用意した花が客層に合うかどうかの確認や自分へのご褒美の気持ちもあり、いけた日の夜はできるだけ顔を出すよう心がけていた。つまり、水曜日に。

 いつもの調子で藍染めののれんをくぐり、戸をひらく。と、向けた視線の先に、カウンター席に座す大柄なヒーローの姿があった。

 そういえば、こちらの店をエンデヴァーの事務所の面々が利用する、という話を聞いたことがあった。けれど店でお会いするのは初めてのこと。もしかして、不思議なご縁があったりして、とずうずうしいことを考えかけて、そんなはずない、と自分を諫めた。相手はナンバーワンヒーローで、しかも妻帯者だ。わたしと縁があろうはずもない。

「ああ、いらっしゃい。こちらにどうぞ」

 案内された席は、奇しくもナンバーワンヒーローのお隣だった。一瞬だけ躊躇したものの、いつまでも立っているのもヘンなので、勇気を出して隣に座った。

「お隣、失礼します」
「ああ、君は花屋の」
「覚えていてくださって、光栄です」

 わたしたちが交わした言葉はそれだけだ。

 心臓をバクバクさせながらいくつかの料理とお酒を口に運ぶわたしの隣で、寡黙な彼は黙々と食事をすすめ、百花魁という名の大吟醸を、冷やで一杯だけ飲んで帰っていった。

 女将の話によると、エンデヴァーがひとりで訪れるようになったのは、つい最近のことだという。なんでも下のお子さんが雄英の寮に入り、家に娘さんと二人になってしまったため、お嬢さんが職員会議で遅くなることの多い水曜は外食にすると決めたのだそうだ。

***

 以来、わたしはフレイムヒーロー・エンデヴァーをよく見かけるようになった。
 彼は毎週わたしの店に訪れ、一輪の花を買ってゆく。
 わたしは水曜の夜、件の割烹に出向く。するとたまに、彼がいる。
 席が近くなることも幾度かあり、そのうちに、ひとことふたこと会話を交わすようになっていった。

 エンデヴァーが買っていくのは、いつもりんどうだ。色はポピュラーな青紫であったり、白であったり、ピンクであったり。水色であったり、白地に紫色の線がはいったものであったり。たったひとつ、赤のりんどうだけは頑なに選ぼうとはしなかった。何故だろう、エンデヴァーさんの髪と同じ、燃えるような綺麗な赤であったのに。

 赤のりんどうを避ける理由はわからないけれど、彼がなぜりんどうを買うのか、わたしは知っている。少し前に理由を知った。十一月に入ったばかりの頃のことだ。



「エンデヴァーさん」
「なんだ?」
「りんどうはそろそろ終わりなんです。来週から入荷が難しくなるかもしれません」
「む、そうなのか」

 りんどうが流通するのは、だいたい六月から十一月くらいまで。そろそろ市場でも数が減ってきている。だが、言葉にはしないが、残念そうな様子が少し、気になった。

「失礼ですが、りんどうになにか思い入れでも?」
「……妻の一番好きな花だ」

 奥様は見たことがないが、娘さんは見たことがある。とても綺麗なひとだった。きっと奥様も美人なのだろう、まっすぐに伸びたりんどうの花のように。凜とした。
 りんどうを送る相手も、その理由も、なんとなく予想はついていた。そのはずだった。

 けれど本人の口からそれを知らされて、軽いショックを受けている自分に気がついて、わたしは動揺した。相手は有名ヒーローで、しかも、週に一度花を買いに来るだけのお客さん。それだけだ。そのはずなのに、なぜ。

「ご夫婦仲がよろしいんですね」

 これに対する返事はなかった。是も非もなく、ただ、彼は軽く眉を寄せた。

「冬場に栽培しているところがないか、探しておきますね。価格があがってしまうかもしれませんが」
「それはかまわん。すまないがよろしく頼む」

 はいと応えて、視線を逸らした先に、薄い玻璃のグラスがあった。中身は百花魁、エンデヴァーお気に入りの日本酒だ。彼はいつも、その酒を冷やで飲む。たったの一杯を、とても大事そうに。

「そのお酒、お好きなんですね」
「そうだな。いろいろ飲んできたが、これが一番好きだ。スッキリしているのに、後口がほんのり甘くて、うまい」
「そのわりに、いつも少ししか飲まれない」
「酒は週に一度、ごく少量を嗜むだけと決めている。オフとはいえ、酔うまで飲むわけにはいかん。いついかなる時も、事件対応ができる状態でいなければ」

 本当はかなりいける口なのだろう。グラス一杯とはいえ、日本酒を冷やで飲んで、彼は顔色ひとつ変えない。おそらく好きでもあるはずだ。けれど彼は、常に厳しく己を律している。

 どこまでもストイックな、フレイムヒーロー。

 しかし、その理由もわかる気がする。エンデヴァーを取り巻く環境は過酷だ。一時代を築いた、偉大なヒーローがいなくなったこの世界を、彼は支え続けなければならない。オールマイトの引退以降、人々は不安に駆られている。実際のところ、小さな事件は増加の一途。長らく安泰だったこの国の平和は、根本から揺らぎつつある。

 そして世間はその不安のすべてを、このひとにぶつける。誰か一人に責任を押しつけることで何が起きたか、人々はこの夏、『神野の悪夢』で、いやというほど目の当たりにしたはずなのに。本当にいつの世も、民衆は卑怯で、そして愚かだ。

 そう内心でつぶやいて、はっとした。どうしてわたしは、こんなにも憤りを感じているのだろう。自分もまた、愚かなる民衆のひとりであるということに、変わりはないのに。

***

 年が明け、久しぶりにエンデヴァーと隣り合わせの席になった。
 できれば今日は、離れた席に座りたかった。
 綺麗な花に囲まれて一日過ごして楽しそう、と知らない人には言われるが、実は花屋という仕事は、たいへんな肉体労働でもある。花が入ったバケツは重いし、植物の棘は刺さると痛い。水を扱うものだから、まめにお手入れしてもすぐに手が荒れる。空気が乾燥している冬はなおさらだ。しかも年始で扱う松は脂が出るし、柚子や橙などの柑橘類には棘があり、菊は強い農薬を使っているものが多い。おかげでこの時期、わたしの手は傷とヒビとあかぎれだらけ。
 どうしてそんなきつい仕事を続けているのかと問われると、好きだから、としか言いようがない。そう、植物が好きだから。

――では、荒れた手をエンデヴァーに見られたくないのは、どうして?

 胸の奥から聞こえてきた問いに答えることを避け、わたしはおしぼりで拭いた手をカウンターの下に置いた。彼に、荒れた手を見られないように。

「どうした? 元気がないな」
「そうですか?」

 空とぼけてそうこたえ、運ばれてきたお通しを口にする。ひとくち食べては、手をカウンターの下に。そんなことを繰り返していると、エンデヴァーが不思議そうに眉をあげた。

「それはいったい、何の真似だ?」

 いつものようにいつものごとく、薄い玻璃のグラスを口に運びながら、エンデヴァーが静かに問う。その視線のまっすぐさにごまかすことはできないと感じ、ちいさく応えた。

「……手が、荒れているので」
「痛むのか?」
「いえ、ただ、ちょっと恥ずかしくて。呆れちゃいますよね。昔つきあってた人にも、女なんだからもう少し気を使えと言われちゃったくらいなんですよ。まめにクリームを塗ったりもしてるんですけど」
「くだらん」

 切り捨てるように言われて、泣きたくなった。己の身を挺して人々を救けているヒーローにしてみれば、手荒れなんて、取るに足らないくだらないことなのだろう。
 するとエンデヴァーはもう一度、口をひらいた。

「そんなことを言うのは、くだらん男だ」

 意外な言葉に、じわりと涙がにじみ出た。

 そう、わたしは知っていた。エンデヴァーというひとの不器用な優しさを。寡黙で言葉が足りないところもあるが、ほんとうはとても情の深いひとなのだと。
 すまん、とエンデヴァーが言った。彼はわたしの沈黙を、勘違いして受け取ってしまったようだった。

「いいえ、ありがとうございます」

 なんとか言葉を絞り出した。彼の言葉に傷ついたわけでも、憤りを感じたわけでも、不快に思ったわけでもなかった。むしろ、その逆。

「うちにも二十代の娘がいるからな。どうしても、父親目線で語ってしまう。気を悪くしたなら悪かった」
「いいえ、そんなことは……。ただ、二十代っていっても、わたしもう二十九ですよ?」
「俺から見れば、二十三も二十九も似たようなものだ。娘とかわらん」
「そんなもの……でしょうか」
「そんなものだ」

 と、エンデヴァーは軽く目を細めて微笑した。いつも厳しい表情のこのひとは、まれにこうした柔らかい顔をすることがある。
 わたしは彼のそんな表情がとても好きなのだと、しみじみ思った。



 食事を終え、店を出たところで、やはり同じタイミングで席を立ったエンデヴァーに、声をかけられた。

「そうだ、言い忘れていた」
「はい?」
「長く利用させてもらったが、もうりんどうは必要なくなった。今まで、季節外れの花を仕入れさせてすまなかったな。ありがとう」
「いえ……それは、仕事ですから」

 嘘だ。このひとに求められなければ、季節はずれのりんどうを仕入れることはなかった。

「娘も家を出るから、来週からこの店に来ることもなくなる。もともと娘の負担を減らすための外食だったからな」
「……そう……ですか」
「今までのお礼と言ってはなんだが、事務所の入り口に置く、大きめの花を注文したい。よく会社や店の入り口なんかに置いてある花があるだろう、なんと言ったか……」
「胡蝶蘭でしょうか?」
「そう、それだ。大きめの蘭の鉢をひとつ、事務所に届けてくれ。多少値が張ってもかまわん」
「わかりました……それより、もうりんどうは必要ないって……奥様、退院されるんですか?」

 お客様のプライベートを探るなんて、もっともしてはいけないことだ。だが、これで最後だと思ったら、黙ってなどいられなかった。
 幸い気を悪くした様子もなく、エンデヴァーが続ける。淡々と。

「ああ、一応めどがたった」
「そうしたら、事務所ではなく、おうちの中に置くお花はいかがです? 今の時期ですと、シクラメンとか、かわいいですよ」

 いや、とエンデヴァーが静かに告げた。

「あの家で暮らすのは俺一人だ。だから花の面倒はみられん」

 言葉の意味を理解するまで、数秒かかった。


 奥様は退院する。けれど、彼は一人で暮らす。


 そうだ、先ほどエンデヴァーは、「娘も家を出る」と言った。「娘が」ではなく。

「そんな顔をしなくてもいい。家族は俺と別れて暮らすことになった。それだけだ」
「……どうして?」

 エンデヴァーはわたしの質問には答えずに、「君には世話になった」ともう一度言った。つまり、答えるつもりはないということだ。そんな彼に言えることは、そう多くはなかった。

「……寂しくなります」
「俺にそんなことを言ってくれるのは君だけだな」

 ふ、とエンデヴァーが目を細めて微笑んだ。清らかな水の流れのような、澄みきった薄青の瞳。
 それはわたしの好きだった笑い方。だが、わたしはその澄んだ瞳の奥に、彼の深い孤独を見た。

「ほんとうに、寂しくなります。もうお会いできないんですね」

 このときほんの一瞬、ナンバーヒーローがひるんだ。
 ああ、と密かに思った。このひとは、たったいま、わたしの気持ちに気がついたんだ。鈍いひと。

「……君」

 精悍な顔に困惑を浮かべ、エンデヴァーが口をへの字に曲げた。だからわたしは静かに笑んだ。ほかに、どうすることができただろう。
 この恋を言葉にしてしまったら最後、本当に、もう二度と会ってはもらえまい。

 これがほかの男性であれば、別居の無聊を慰めるためにわたしを利用することもあるかもしれない。だが、エンデヴァーに限って、それだけは絶対にない。そんな器用なことができるようなひとではないのだ。他の誰でもない。このひとがこのひとであればこそ、わたしの想いに応えてくれることはないだろう。わかっている。

 けれど今だからこそ、きちんと言葉にして伝えておかねばならない、と思った。この強く逞しい人が、孤独に押し潰されることがないように。

「あなたのことが好きでした」

 エンデヴァーは困ったように眉を寄せたが、わたしの告白を遮るつもりはないようだった。

「言葉少なで不器用だけれど、本当は優しいあなたが好きでした。忘れないでください。世界中のひとがあなたを嫌いだと言っても、あなたを好きだと思う人間がここにいる。そしてそれは、あなたが助けてきた人々も、同じなはずです。あなたは一人じゃない」
「……そうか。ありがとう」

 おだやかなアクアマリンの瞳に、自分の姿が映っているのが見えた。目前の偉丈夫にくらべ、その瞳の中に閉じ込められたわたしの、なんと頼りないことか。

「こちらこそ、今までありがとうございました。事務所には立派な胡蝶蘭をお届けしますね」

 軽くお辞儀をし、きびすを返した。
 そう、そのまま頭をちゃんと上げて、まっすぐ歩け。背中を曲げずに、胸を張って。せめてあの角を曲がるまで。

 そして一つ目の角を曲がったとたん、こらえていた涙が溢れ出た。

 おそらく、彼を取り巻く状況は、これからますます過酷なものになるだろう。
 あの背にのしかかってくるのはきっと、この国の未来。それをあのひとは、これからただひとりで耐えてゆくのだ。
 軽く息をつき、ふたたびわたしは顔をあげた。その先に見えるのは、住宅の垣根から突き出た見事な枝ぶりだった。このあたりは大きなお屋敷が多いから、庭の樹木も立派なものが多い。

「……きれいね」

 凍えるような一月の夜、優美な曲線を描いた枝の先に咲いているのは一輪の梅。
 ふと、この花の名を持つ酒を静かに傾ける、大好きなひとの横顔が脳裏に浮かんだ。

 百花魁……梅は百科の魁だ。寒い冬を乗り越えて、いのいちばんに花が咲く。あのひとによく似合うお酒、よく似合う花。

 彼とはもう二度と会うことがないだろう。さよなら、大好きなひと……大好きだったひと。
 心の中でひとりごち、わたしは歩き出す。百花の魁の下を。

 空には煌々と輝く氷輪。一月の夜の風は、痛いほど冷たい。

初出:2022.5.3

プロヒーロー夢本「Cheers!」より再録

月とうさぎ