初対面 その2



今。手配書で見ていたあのサンジさんからメロリン攻撃と、ブルックさんからのパンツ攻撃に遭っている。もちろん私だけでなく、目が覚めたイッカク姉も一緒に。

「やめなさい!」

ナミさんの強烈な一撃(正確には1人一撃で合計二撃だ)が2人にたんこぶを作る。ブルックさんはどうやってたんこぶ出来てるんだろう。

それにしてもあんなに強い2人にこんな一面があるとは。

「ふふっ…あはは!」

思わず笑いが零れた。

それをサンジさんとブルックさんが目を丸くして、ナミさんが呆れながらも私には笑顔を向けてくれていた。

「笑顔が素敵だなァ…ミヤビちゃん?」
「サンジさんはお上手ですね」
「敬語じゃなくて良いんだよォ〜?!おれ達同い年だし!」
「そうなの…!?」
「驚いた顔も可愛い!!」

サンジのテンションはすごい。麦わらの一味はいつもこんななのかな…。

「ちょっとサンジくん!そこまでにして!」

ナミさんからもう一撃。

「ミヤビ、こっちおいで」
「イッカク姉!」

少し離れた所にいたイッカク姉に匿われた。
恐るべし麦わらの一味のペース。持ってかれてしまう。

「そういやアンタの師匠とやらが居ないじゃない」

「「シショー??」」

ナミさん、サンジ、ブルックさんがキョトンとしている。

「あぁ。ミヤビの師匠がロロノア・ゾロらしいんだけど、来てない?」

「「えっ!?アイツに弟子!?」」

みんな揃って驚いてる。話してないの…?

「アイツの弟子だなんて苦労が絶えないわね…」
「マリモ野郎にこんな可愛い子が…!!」
「ゾロさんそういうイメージありませんねぇ…」

やいのやいのと話を始めてしまい、最早来てるのか分からない。
結果として答えはNoだった。
どうやら残りの麦わらの一味とうちのキャプテンはドレスローザに行っているらしく。
麦わらの一味の面々からキャプテンの計画は聞かされた。
ただ、私たちはなんとなくしか聞かされてないわけで。

「キャプテン…そういうことだったんだ…」

多分私たちを危険に巻き込まない為だと推測出来た。
ただその分頼られなかったという悔しさがあった。

(もっと強くならなきゃ)

そう胸に誓った。



「こらァミヤビ!」

飛んでくるのはペンギンの怒声。

「何?」
「何じゃねェ!鍛錬すんな!まだ体力落ちてるんだぞ!」
「体力が落ちてるからやるんじゃない」
「ったくああ言えばこういう…」
「おい!こいつの言う通りだぞ!」

更に続くのは小さな船医。

「今すぐやめろ!そういう所ゾロとそっくりだぞ!」
「……」

私は渋々体を休め始めた。
麦わらの一味はそりゃ師匠と濃い時間を過ごしてるから、何かと似てる所もあるだのなんだの言われてしまいこうなると私も何も言えなくなってしまう。

決してうちの面々の言うことが聞けないのではない。
師匠がいる海賊団、というのがなかなかどうして私を大人しくさせる。

「よし!偉いぞ!」
「う、やめてよそういうの」
「ミヤビ!イッカクを見習って大人しくしときなさい!」

とうとうナミさんにまで怒られてしまった。

「お互い苦労が絶えなさそうね」
「全くだぜ…」

ナミさんとペンギンがはぁ、と溜息。
あの様子だと師匠もみんなに迷惑をかけているようだった。




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