吉報と凶報



「みんなァー!起きてー!」

ベポの叫び声でみんなむにゃむにゃ言いながら起き始める。
私もその中の1人だ。

「どうしたんだよベポ…」
「まだ起きるまで時間あるだろ…」
「うぅ〜ん…」

「キャプテンの懸賞金が!上がってる!」

「「キャプテン!?」」

みんなババっと起き上がってもう目も冴えてる様子だった。
そして1部しかないニュース・クーをみんなで取り合い始める。

「おいお前ら!騒がしいぞ!」

サンジが怪訝な顔でやってきた。

「おはよう、サンジ。ごめんね」
「ミヤビちゅわん!どうしたんだい?野郎共のこの騒ぎは…」
「キャプテンの懸賞金がね、上がってたんだって!」
「あァどうりで…。ルフィとローがドフラミンゴに勝ったらしい」
「…!そうなんだ…!すごい…」
「ミヤビちゃんいい顔すんなァ」
「え?」

サンジの言った意味が分からなかったけど、答えは貰えず彼は朝食の準備があるから、と仲間たちの所へ戻って行った。

「ミヤビ〜?黒足と話してどうした?」
「いや、他愛ない話だしなんでもないよ!」
「見たか!?キャプテンの記事!」
「まだ見てないから貸して〜」

ニュース・クーにはドフラミンゴが敗れたという記事とドレスローザという国の事、そして今回懸賞金が上がった面々の手配書。

「えっ!?麦わらの一味みんな上がってるの!?」
「あァ、凄いよなぁ…9人とは言え全員賞金首だもんな」

師匠の額は3億2000万。す、すごい…。
でも麦わらのルフィとキャプテンは5億。凄すぎる。

(…?)

麦わらの一味の手配書を順繰りに見ていくと、サンジの手配書だけ違和感。

(ONLY ALIVE…生け捕りのみ?)

手配書は通常はDEAD OR ALIVE(生死問わず)が常。
それに金額も、途中でゾウに向かってきたはずなのに前回よりもかなり上がっている。

(サンジ…?)

心の中がもやもやと不安に覆われる。

やがてその不安は予想だにしない形で的中する事となる。




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