目が覚めたら 君が居た
カーテンの間から容赦なく差し込む陽の光と、腰の鈍い痛みで目が覚めた。
「ふぁ……あー……あれ、腰痛い……?」
大きく欠伸をすると、腰にずぐんと重い痛み。
不思議に思いつつ視線を横に軽く逸らせば、私の隣ですやすやと幸せそうに眠る人影が一つ。
「すぴー……すー……」
寝ているせいかしなびてはいるが、特徴的なおデコのぴこぴこ。
……間違いなく、私の恋人である王泥喜法介、その人です。
「(……あれ?なんで、オドロキくんが隣で寝てるんだっけ……?)」
寝起きで回らない頭をどうにか回し、昨日の記憶を整理する。
すると私は、とんでもない事を思い出した。
「(わっ……そういえば昨日、わ、私、オドロキくんと……!)」
昨日の行為を思い出し、イヨの頬が真っ赤に染まる。
まあつまり簡単に言えば、昨晩イヨは王泥喜と「一線」を越えてしまったのだ。
……起き抜けに感じた腰の痛みも、それが原因であった。
「(私……オドロキくんと、しちゃったんだ、よね……)」
恥ずかしさに慌てる私にはお構いなしに、
オドロキくんは気持ちよさそうにすやすやと寝続けていた。
「(……そういや、オドロキくんの寝顔って初めてかも?)」
事務所や現場や裁判でのはきはきした様子しか見たことのないイヨは、
なかなか珍しい王泥喜の寝顔に興味を示した。
「(わー、眉毛太いなー……さすが男の子……)」
私がオドロキくんの寝顔をじっと観察していると、
オドロキくんはもぞもぞと寝返りをうって、へにゃりとした幸せそうな顔でこんな寝言を呟く。
「むにゃ……イヨさん、だいすきです……」
「!」
その寝言にまた顔を真っ赤にした私は、
仕返しと言わんばかりにオドロキくんの広いおデコに、ちゅっとキスをする。
その刺激で目覚めたのか、オドロキくんは大きな欠伸をしながら起きあがった。
「……ふわあぁあー……っ」
「おはよ、オドロキくん」
「ん…おはようございます、イヨさん……」
寝ぼけたまんまのオドロキくんもちょっと可愛いな、と思っていたら、
オドロキくんはにっこりと笑ってこう言った。
「……俺、今すっごい良い夢見て……あ、そうか……夢じゃなかったんだ」
「イヨさんが、俺のものになった夢を見てたんですよ……」
ニッと嬉しそうに笑うオドロキくんに、私の顔はまた赤くなって。
顔の赤さを隠すように、もう一回オドロキくんのおデコにちゅーをした。
ぐっどもーにん、おデコくん
(……私ね、実は毎晩悪夢を見てたんだ。)
(だけど、オドロキくんのそばで寝たら、悪夢どころか良い夢が見れたよ)
(だからさ……オドロキくんとなら、きっともう悪夢は見ないよね?)
オドイヨおいしいですmgmg。
20150601
加筆修正/20150605
加筆修正2/20160402