君が流したユメナミダ。


心に咬みついて離さない気ですね?


(ちまきとオロチ ホモォ注意報発令中・・・)











ぐずぐずと泣きながらオロチにしがみつくちまき。

・・・何を隠そう、今日は新月。

大体の妖怪が力を失う日で、ちまきもオロチも、例外ではなかった。

「力を失う」だけなら大したことはないのだが、
人と蛇神のハーフであるちまきの場合、
人間でいう足・・・つまり蛇の尻尾の部分が、ひどい痛みを感じてしまうらしい。


いつもは母親である蛟が、足の痛みを和らげてくれるが、
なにせ、今月は神無月。

社がなくとも神は神、という事で、
蛟は出雲へと出向いていて留守。


痛みで泣きじゃくるちまきを憐れんで、
オロチがずっとそばに付いていた。


「オロチぃ・・・足、い゛だい゛ぃ〜・・・」
「もう少しで夜が明ける・・・もう少しだけ辛抱しろ。」
「うん・・・」


必死でオロチの服を掴み、痛みをこらえるちまき。

それを見たオロチは、「ある行動」に出た。


「ちまき」
「ん・・・何・・・?」
「・・・好きだ」


そう言うと、オロチはちまきの唇を奪った。


「ん゛ぅ!?」
「・・・」


驚いたちまきがオロチの胸を軽く叩くと、
オロチはそっと離れる。


「な、なな、何するんや!!」


顔を真っ赤にして抗議するちまきに対し、
オロチは少し嬉しそうな顔。


「・・・痛みは、落ち着いたか?」
「え?・・・あっ、確かにもう足が痛くない・・・」
「さっき接吻したときに、私の妖力を少し分け与えた。」

そう言うと、オロチは冷静にこう言った。

「お前の場合、足の痛みは新月による妖力不足で、人間と妖怪の接合点であるその部分が競合を起こすからな」
「蛟様が教えてくださったことだ。その対処法も」
「で、でも、もう少し別の方法が・・・あったんとちゃうの・・!?」
「別の方法?」
「な・・・何も、キスじゃなくても・・・うちは・・・男、やで・・・?」


「・・・期待、してしまうやろ・・・」


ちまきが恥ずかしそうにそう言うと、
オロチは右手でちまきの顎をくい、と持ち上げた。


「私は、最初に「好きだ」と言っておいたはずだ。もちろん恋愛的な意味でもな?」
「・・・・っ〜!!!」
「あの言葉に嘘偽りは一かけらもないぞ。何なら私の命を賭けてもいい」


ちまきはその言葉に、完全にノックダウン。

ずっとオロチに抱きかかえられながら、
自分が普通の人間に戻れる、朝を待ったそうな。










心に咬みついて離さない気ですね?







やってしまったおろちま!
でも好きです!

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