君にキンギョソウの花束を贈ってあげようか
(需要あるかわかんないナガバナ甘夢)
「・・・そいでな、ナ二ワのおっちゃんがな」
「うんうん」
「料理下手な癖に、お好み焼きを作っとってな」
「へぇっ」
「あーそうそう、そういえバナ!」
かれこれ2時間。
ずーっとワイの話を聞いて、相槌を打ち続ける彼女。
「・・・なぁ」
「ん?」
「ワイの話、そんなにおもろいか?」
「・・・うん、面白いよ?」
そう言うと彼女は、首をこてんとかしげた。
「(・・・あかん。わざとだとしても、めっちゃかわええ。)」
「・・・私ね、こんな風にずっと話し相手になってくれる人、いなかったから」
「!」
「だからね、ナガバナの話聞いてると、とっても楽しいんだ」
いっつもワイは自分の存在意義を探してた。
ずっとしゃべり続けるだけ、これがワイの望んだ力?
これがワイの望んだこと?
でも、彼女に出会って
そんな考えが180度変わった。
「・・・ねえ、もっと話をしてよ」
「私、ナガバナの話・・・もっと聞きたいな」
「なあ」
「・・・なぁに?」
「・・・今、ワイが「君を好きや」って言うたら、どないする?」
そう言うと、彼女は目を大きくめいっぱい見開いて
ワイを、その綺麗な瞳いっぱいに映した。
それはたった数秒間なのに、数時間にも感じて、
じわり、と緊張で汗がにじんでくる。
綺麗なキンギョソウの描かれたワンピースの裾がふわりと揺れたかと思うと、
彼女はワイの鼻を撫でて、太陽にも負けないくらいの笑顔でこう言った。
「・・・「私も好き」って、返すかな」
ちゅっ、とリップノイズが響いて、
「・・・ああ、今なら死んでもええかな」、なんて
自分らしくないことを考えた。
君にキンギョソウの花束を贈ってあげようか
キンギョソウの花言葉・・・「おしゃべり」「大胆不敵」
ナガバナ好きなんだけど、同志に出会えない出会わない(´・ω・`)
今はナガバナとバナバナナの鼻をあむあむしたい。
友達と話すときとか、きっとナガバナに憑かれてるわ。帰ってください。
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