君が流したユメナミダ。


いつだってそばに居たい


(じょろホレ)





「・・・かい〜ん!」
「う、うわあああああっ!!」


現在、
ボクは怪魔に襲われ、絶対絶命。


昨日、女郎蜘蛛が「薬草が足りないわ・・・取ってこなくちゃ」とつぶやいていたのを聞いて、
「代わりにボクが薬草を取ってきて、女郎蜘蛛を驚かせてやろう!」と思い、
女郎蜘蛛に伝えずに、薬草を取りにここにに来たんだけど・・・


怪魔に見つかり、攻撃用の矢は使い果たし、ボク自身攻撃でボロボロ、まさに絶対絶命。


「かい〜ん!!」


・・・ああ、ボクは死ぬんだな。
妖怪って、死んだら何処へ行くんだろう・・・

女郎蜘蛛に、会いたかったな。
「死ぬときはお互いの側で」って、約束してたのに。

ボクは痛みと疲れで、指先すら動かせない。
それをいいことに、動けないボクに向かってくる怪魔。


「(もう、おしまいだね)」


死を覚悟して目を閉じた瞬間、
聞き覚えのある声と、轟音が響いた。


「隕石の術!!」


その声に驚いて目を開けると、
ボクの前に、ボクを守るように立ちふさがる人影。


「女郎蜘蛛・・・」
「ホレさせ魔、大丈夫!?」

怪魔をサッとやっつけると、ボクを抱き上げる女郎蜘蛛。


「・・・待ってて、アタシがすぐ家に連れて帰るから!」


抱きかかえられているせいで、服越しに伝わる女郎蜘蛛の体温と鼓動。
それに安心してか、ボクはいつの間にか眠りについていた。

「・・・ホレさせ魔、寝ちゃったの?」

小さく聞こえる寝息に、女郎蜘蛛は安堵の声を漏らす。

「きっと、戦いの疲れね・・・もう、貴方はめったに戦わないのに」

「・・・アタシには貴方しかいないんだから、無茶しないで・・・」


ぎゅっと抱きしめる力を強めると、
女郎蜘蛛は、そっと頬にキスを落とした。



いつだってそばに居たい









じょろホレはいいと思うんです(真顔)
女郎蜘蛛さんが男?知ってますけど?
だからいいんじゃないですか(`・ω・´)

- 190 -

*前次#


ページ:



ALICE+