壁など最初から存在していなかった
(じょろホレ)
「愛してるわ、ホレさせ魔」
「ボクも女郎蜘蛛を愛してるよ」
いつもどおり囁く、愛の言葉。
でも・・・アタシはいつも心配なの。
・・・ホレさせ魔の愛を疑うわけじゃないけれど、
彼が、本当にアタシを愛してくれているかが心配なの。
アタシは女言葉を使うけど、れっきとした男。
ホレさせ魔も女の子みたいだけど、ちゃんとした男の子。
ホレさせ魔は、男のアタシで満足してくれているのか、
それが気になって仕方が無い。
そもそも、アタシが押しかけて「好き」と言わせたようなものだし・・・
彼はそういう趣味、元からなかったっぽいし。
・・・もしかしたら、アタシが怖いから傍にいるのかもしれない。
そう考えると、悲しくなってきちゃった・・・
「・・・ホレさせ魔」
「ん、なあに?」
「ホレさせ魔は、アタシを・・・『男』のアタシを、愛してる?」
それを聞くと、ホレさせ魔は目を見開いてこう言った。
「何言ってるの?ボクは確かに女郎蜘蛛と同じ『男』だけど・・・」
「ボクは女郎蜘蛛が好きだから、愛してるから・・・一緒に、居るんだよ?」
「・・・それに、忘れてない?」
「ボクは、妖怪で唯一「愛」を操るんだよ?」
「ボクがもし、女郎蜘蛛を愛していなかったら、すでにボクの白け矢を撃ち込んでるよ」
そう言うと、ホレさせ魔は笑って女郎蜘蛛の手を握った。
「・・・だからね、女郎蜘蛛は「ボクに愛されているのか」なんて心配、しなくていいんだよ?」
・・・あぁ、アタシ、間違えてたわ。
こんなに素敵な彼を、疑うなんて。
壁など最初から存在していなかった
じょろホレ萌え(*°∀°)=3
誰かイラスト書いてくれないかしら(笑)
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