君が流したユメナミダ。


愛されるという事


(シット神と影オロチ)










「また、アンタは無茶して!」
「傷だらけだと面倒なんだから、さっさとこれ食べて回復しなさいよ!」


シット神はそう言うと、傷だらけの影オロチにヨキシマムゴッドとアッカンベーグルを投げ渡した。

「かたじけない」とそれを食べる影オロチに、
シット神は「なんでこんな事するのよ」とでも言いたそうな顔をしてこう言った。


「どうしてアンタはいつも、そうやって無茶するわけ?」
「・・・シット神を、守りたかった」
「はあ!?何よそれ!・・・アンタはあたしの事見くびってたワケ!?」
「・・・」
「ああ、そうよ!どうせあたしはランクBよ!ランクSのアンタには一生敵わないわ!!」


そう言うと、拗ねたシット神は影オロチに背を向けてしまう。
影オロチは数秒だけうろたえると、シット神を後ろから優しく抱きしめた。


「・・・違う」
「何が、違うって言うのよ」
「我がシット神を守るのは、我がシット神を「我より弱い」と思うからじゃない」



「・・・我が、お前を愛しているからだ」



その言葉が消えると同時に、抱きしめる力が強くなる。





「・・・それなら許してあげないこともないわよ、ばぁか」






そう赤い顔で呟くシット神の目には、
少しだけ涙が溜まっていた。






愛されるという事













シットちゃん拗ねさせるの楽しいです

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