君が流したユメナミダ。


涙で塩味のパン


(徐倫と白羽がまだ付き合ってないころ)


「徐倫・・・ご飯、食いっぱぐれたんでしょ。」

ほら、と徐倫に
ちょっとぶっきらぼうに投げ渡された、ミルクと小さなパン。

「・・・私、少食でたくさん食べられないから、徐倫のために取っておいたの」

そう言って徐倫の方に顔を向けたまま、ごろんとベッドの下段に寝転ぶ白羽。
白羽とベッドを共有しているカルティエは
珍しく上段が好きで、白羽はいつも下段で寝ている。

彼女はスタンド能力をよく使うため、
疲れのためかいつも寝ころんでいた。

「なんで、私のために・・・」
「・・・え、なんでって・・・そりゃ・・・ただの気まぐれよ、気まぐれ!こういう自由があってもいいじゃない!」

そう言うと、ごろりと寝返りを打って顔を壁の方へ向ける。

薄く赤と黒の髪から見える耳は、
真っ赤に染まっていた。

「・・・ありがと」

それを見て薄い笑みを浮かべた徐倫が
食べたパンは、
ちょっとしょっぱい塩味がした。



涙で塩味のパン



徐倫ちゃん好きすぎて思わずフライング
泣くイメージほとんどないけど
寂しさの中で優しくされて泣いちゃったってことで

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