君が流したユメナミダ。


人魚姫は幸せだった


(花京院と幼少白羽)


「ん・・・白羽、こっちにおいで」
「ぱぁーぱ!」

僕と桜との間にできた娘、白羽。

綺麗な顔立ちは桜似で、
くりっとした目は僕にそっくり。

「ぱぁぱ!おひざのせて!」
「乗ってもいいよ。」
「やった!」

嬉しそうに僕の膝に飛び乗る白羽の後ろには、
まるでアンデルセンの「人形姫」にでも出てきそうな、
足が魚の尻尾を形どっている、白羽サイズの少女が一人。

・・・そう、
白羽のスタンドである「アクア・セイレン」。

彼女は生まれつきのスタンド使いで、
ある日、桜のスタンド「デンドロ・ビューム」や僕のスタンドを指さし、

「ぱぁぱ、まま、そのこたち・・・だあれ?」

と、言ったのが始まりだった。

その時は二人とも、驚きのあまり目を見開いて顔を見合わせたっけ。

「きゅっきゅぅ〜」
「あくあ・せいれんちゃん、おあそびもうおしまい!もどってきてー」
「きゅうぅ!」

白羽がアクア・セイレンにそう言うと、
アクア・セイレンはその言葉に従い、溶け込むように消える。

今ではものすごい仲がいいようだが、最初はめちゃくちゃで、暴走してはそのたびに喧嘩(と言っていいものか)をしていたらしく、
そのたびにデンドロ・ビュームが叱っていたらしいが。

「あのね、ぱぱ!ままにあたらしいえほんかってもらったの」
「何を買ってもらったんだい?」
「えっとね、「ふしぎのくにのありす」だよ!」
「・・・そっかあ、じゃあ久しぶりに、今日寝る前に読んであげようか」
「やったあ!ぱぱだいすき!」

そう言って抱き付く白羽をやさしく抱き返して頭をなでる。

実は、僕はあまり子供が好きではないほうだが、
やっぱり自分の子供は、目に入れても痛くないほど可愛いというのは本当だ。


「二人とも、ご飯ができたわよー」
「ごはん!」
「今日はオムライスと、デザートは典明の大好きなチェリー用意したからね」
「ちぇりー!れろれろ!」


愛する桜が居て、白羽が居て、僕が居る。

今の生活が、一番幸せだと思えた。





人魚姫は幸せだった






花京院の口癖が未だによくわからん
とりあえず6部までは幸せだった家族。

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