君が流したユメナミダ。


聖女と人魚の眠り


(じょりしら)


「ん・・・」

目を覚ませば、あたしに抱き付いて眠る白羽の姿。
白羽はあたしより背が少し低いから、白羽の頭があたしの鎖骨のあたりにあって、
ふわふわの髪が当たって少しくすぐったい。

「(・・・確か最初は、白羽があたしに腕枕してくれてたのに、いつの間に・・・)」

まだ起床時間までには時間はたっぷりある。

徐倫はもう一眠りしよう、と思い、
白羽が起きないようにそっと、少しだけ下に移動。
すると白羽は、もぞもぞと動いて声を発する。

「ん〜・・・じょり、ん・・・」
「(わっ、起こしちゃった!?)」

徐倫が慌てるも、白羽は寝返りを打ち、
寝言を発しただけだった。

「(はあ・・・やれやれだわ)」

そう思いながら徐倫は白羽の横に寝転がる。
そして視線を眠る白羽に移すと、首筋に映える星とハートの痣。

その痣は、徐倫にわずかな罪悪感を与え、同時に大きな優越感も与えた。


「・・・白羽、あんたは、あたしだけのもの」


そう言うと、徐倫は白羽の髪に指を通す。
さらりと指の間を通り抜ける、きれいな白羽の髪。
それを徐倫は、うっとりとした目で見つめた。


「神様があたしと白羽のことを否定したって、あたしは白羽を愛してる」

「だから、白羽もあたしを愛して」


親は違えど同じ血が通い、同じ奇妙な運命と宿命を持ち、同じ性別同士で愛し合う。

「こーんなに罪深いのに、愛おしさだけ大きくなってく・・・」

「白羽も、これくらいあたしのことを愛していてくれればいいのにね」

そう呟いて、徐倫は目を閉じた。



聖女と人魚の眠り







ちょいヤン気味なジョリーンちゃん。

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