君が流したユメナミダ。


占いはたまーに当たります


占いって結構あたるもの。

今週の乙女座は最高。
おしゃれに余裕を持ちましょう。
恋人とももっと近づける可能性大!
ラッキーカラーはオレンジ!

今週のみずがめ座はまぁまぁ。
子供っぽい言動はなるべく慎みましょう。
もしかしたらだれか異性に好意を持たれるかも!
ラッキーカラーはシルバー!

今週のかに座は―




「・・・」

俺は占いってヤツがキライだ
だから本に今週の蟹座は最悪とか書いてあってもそんなのは全っ然気にしねぇ

たとえ・・・

今週に入ってから何もない所で3回転び、クツのヒモが2回切れ、サイフを1回落としていても・・・俺は断固信じねぇ!
そしてたとえ・・・

「「ボハハハハーッ!」」

大ッキライな心霊番組に恋人以外全員が大ハマリしていても・・・

「一心はん達楽しそうやねー」
「つーか、何でアイツもあんなハマッてんだよι」

「ボハハハハーッ!」(←アイツ)

「あぁ・・・アスカはああいう番組、ごっつう大好きやからなι」

アスカ達が観てるのは『ぶらり霊場突撃の旅』、通称『ぶら霊』

「「・・・(いい旅夢●分かよ!)」」

毎週水曜の夜8時からっていうバリバリのゴールデンタイムにやってるインチキ臭い心霊番組だ

メインは「新世紀のカリスマ霊媒師」観音寺ミサオ丸こと、ドン観音寺
 
「スメルズ・ライク・バッド・スピリッツ!!」←コレ、決めゼリフ。
「「かっこいいっ!!」」


「「・・・(かっこいいのかアレ。)」」


「一護ああいうのキライなんやっけ?」
「おう、お前もあんまり興味なさそうだな」
「うち、虚はOKやけど他の霊は苦手やからι夏梨も観ぃへんの?」
「あーあたしキョーミなし。遊子のアレは憧れでしょ。あたしは一兄と同じぐらい見えてるからそーゆーのは全然ナイっス!」
「そっかぁ(・・・一護と同じくらい・・・)」

「!!」

確かこの前夏梨は虚が見えてた、ってアスカが言ってたってコトはもしかして
夏梨・・・死神も見えてたり!?

「あーっ!」
「「うおっ!((Σビクッ))」」


アスカのデカイ叫び声に考え事が中断させられる

「何だよ?デカい声出すなよ!!」
「だ、だって・・・!!」

アスカはフルフルと奮える。
 
「次週の《ぶら霊》が空座町や!!」
「・・・は?」

『次週は緊急生放送スペシャル!!東京・空座町の廃病院に突撃!!』

「「・・・」」

「・・・(そら見ろ。本当にサイアクなのは来週じゃねぇか・・・)」
『それではグッナイベイビー!!ボハハハハ──ッ!!』
「・・・(グッナイベイビー、ちくしょうめ)」

次の日・・・

「ボハハハハーっ!!」

朝、教室に入ると織姫が物凄い笑顔で挨拶の代わりに例のポーズをしてきた。
一護は体ごと軽く・・・いやかなり引いている。

「あっれ?リアクション薄いなぁ黒崎くん。もしかして何だかわかんない?コレ」
「ぶ・・・ぶら霊!」
「あったり!それじゃ黒崎くんもご一緒に!ボハハh「バンザーイ!」
「た、たつきちゃん?何!?なに!?」

もう一度やろうとした織姫を、たつきはバンザイをさせ、そのままどこかに連れていった

「「・・・」」
「よ!一護!」
「「ボハハハハーッ!!」」

啓吾と水色がやる。そして・・・

「・・・」←無言でポーズ
「あぁチャド・・・うちはそんなチャドが大好きやぁvV」

アスカはガバッとチャドに抱きつく。

「・・・ム・・・//」←まんざらでもない




「行かねぇよ!」
「何でよ!?オマエわかってんのか!?日本を代表する人気番組が俺らの町に来るんだぞ!?卯月さん達は来るよね!?」
「もちろん行k・・・ウッ」

シオンはニコニコ(黒)笑顔でアスカの口をふさぐ。

「かんにんね、一護が行かへんならうちらもやめとくわ。」
「一護!!これを見に行かないと空座町民として死んだも同然!!明日からオマエのアダ名は《見に行かなかった人》になるんだぞ!!」
「まんまだな」
「確かにw」
「ていうかオマエ鳴木市民だろ。なーにが「俺らの町」だ、こんな時だけ町民ヅラしやがって」

失せろと言いながらシッシッと追い払う一護

「ううっ・・・な、何だよう一護のいけず!せっかく・・・せっかく苦労して、朽木さんも誘ったのに!!」
「ごきげんよう黒崎くん達♪」
「「「(やぁごきげんようミス猫かぶり)」」」

珍しく3人の意見が一致した。

「ホーラ朽木さんボハハハーッ!!」
「まぁいやだ・・・恥ずかしくてできないわ・・・」

少し困ったような表情で言うルキア。

「「(こいつ・・・徐々に演技のバリエーションが増えてやがる・・・!!)」」
「ルキア・・・ι」

シオンはハァ・・・とため息をつき、顔に手を当てた。


翌週水曜

午後7時30分。

「「来てんじゃん!!」」
「うるせえ!黙れ!殺すぞ!!」
「「買Kー(゜Α゜)ノノーン!」」

結局、家族と共に収録現場に来た一護とシオン達。


「黒崎くん!あのっ・・・こないだはゴメンね」

シオンが啓吾達と話していると、織姫が一護に突然謝ってきた。

「何が?」
「たつきちゃんに聞いたの。黒崎くんこういう番組キライだってあたし知らなくって・・・」
「あーそれか。いーってそんなの全然気にしてねぇし。啓吾とか水色なんか俺が大キライなの知っててアレだしな」
「でも来たんだね。なんで?」
「あーウチは遊子と親父があの番組の大ファンだから」
「それで来たの?自分は大キライなのに?」
「え?だって二人だけで行けってのもかわいそうじゃねーか」
「優しいんだね、黒崎くんは」
「何でだよ?フツウだろ」
「!うん、そうだね、ふつうだ。ふつうだね」

織姫は一護の優しさに思わず笑みを溢す

「それに・・・」
「?」
「アイツも一緒ならいいか・・・と思って」

そう言って一護が見つめる視線の先には啓吾達と楽しそうに話しているシオンの姿。

「そっか」

シオンを愛しそうに見つめる一護を見て、切なく笑う織姫

「黒崎くんは・・・」
「ん?」
「ううん、何でもない(本当にシオンちゃんが大好きなんだね・・・敵わないな・・・)」
「?」
「一護っ」

織姫と分かれ、1人でいると、
啓吾達と話し終えたのかシオンが戻ってきた。

「わぁっ、すごい人やねー」

時間が近づくにつれ人が増えてきた

「シオン、俺から離れんなよ?」
「わかっとるって!」

離れないよう、しっかりと手をつなぐ2人

「それにしてもどいつもこいつもワラワラと集まりやがって・・・」
「どないした!暗いぞ一護!」
「楽しめ一護!」
「「ボハハハハーッ!!」」

例のポーズと共に現れたルキアとアスカ。

「・・・(野っ郎ォ!!)」
「・・・(後でアスカしばかんと・・・)」
「ホレホレ、何をそんなしかめっ面をしている!」
「そやそや!」
「ウルセーないつもだよ」
「せっかく来たのだ!楽しまねば損だぞ!ときに、これは一体何の祭りなのだ?」
「全然わからずについてきたのかてめえは!?」
「これから、めっちゃ有名なテレビ番組の生放送が始まるんや。」
「ほう!そうか、テレビ局・・・なるほどわかった!それでこの祭りか!」
「「「(((絶対わかってねぇ!)))」」」
「しっかしなー廃病院に霊なんてホントにいんのかよ?」
「なぜだ?」
「心霊番組とかじゃ定番だけどよ、そんな霊がいたらオマエら死神がとっくに成仏させてんじゃねぇ?」
「・・・そうとも言えん。」
「何でだよ?
「簡単に説明するとな、こういう場所におるのは大概が地縛霊や。地縛霊というのは普段は土地と同化しとるから、尸魂界やセンサーには滅多にひっかからへんの。」

そう言うとシオンはコホンと咳払いをした。

「地縛霊が姿を現す条件は1つあるねん・・・それは何かと言うとな・・・」

「はい、ちょっと下がって!」

セットするため、スタッフの人達がバタバタと動き出す


パリッ・・・ウォオオオオ!!

「地縛霊が姿を現す条件・・・それは自分の領域に人間が入り込んだ時だけやで」


「・・・なんだよこの声?」
「すごい声・・・」
「や、やかましすぎる・・・」

シオンとアスカは思わず耳を塞ぐ。

「地縛霊の叫びだ。やはり居たようだな・・・」
「地縛霊?俺には虚の声みたいに聞こえるぞ!?」
「その通りや。こいつは虚に堕ちかけとる整(プラス)半・虚(デミホロウ)の声や。見てみい・・・奴の心はこの病院に捕らわれとる!」
「!!」

《みなさんお静かに願います!これより撮影を開始します!》


観音寺登場までのカウントダウンが始まる

3!

2!

1!


「スピリッツ・アー!オールウェイズ!!ウィズ!!ィィユ〜!!」
「「「「キャアアアア!!」」」」

観音寺、空中からスカイダイビングで登場

「ぬう!奴が今宵の祭りの主役か!おのれ小洒落た登場の仕方をしおって!!くやしいが、見事ッ!!」

ビッと親指を立てるルキアに一護とアスカのツッコミが入る。

「「おいっ!!」」
「何だ?」
「何だじゃねーよ!」
「ええのん?あいつ魂葬しなくて。そのうち虚になってまうよ?」
「案ずるな。そんな一時間やそこらで急に虚になったりはせん!魂葬はこの祭りの後でもよかろう!」
「・・・(アカン・・・それじゃ遅いんや)」

シオンは眉間にシワを寄せる。

「どうした?浮かない顔をして」
「え?あ、何でもないんよ、うん・・・(どないしよう・・・)」

地縛霊の虚化をどう止めるかシオンが考えていると・・・


ドォン!

「「なっ・・・!」」

お゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!!!!

地縛霊の胸の孔を杖で広げる観音寺。

「な、何やってんだよあいつ!?」
「このままでは虚になってまう・・・!!」
「止めんと!」

番組ということも忘れ、シオンは観音寺のもとへ走っていく。

「シオン!?」
「きゃっ!」

ロープを飛び越えたトコロでシオンは警備員に押さえつけられた。

「離し・・・っ!」
「シオン!!・・・クソッ!てめェらシオンを離しやがれ!!」

シオンを助けようと一護も走るが、一護も警備員に捕まってしまった。

一緒に来ていた啓吾達も、テレビの前の先生や同級生達も唖然として、その光景を見ている

「一護っ!!こっちへ来い!死神化するぞ!!」
「ルキア!」

一護を死神化させようと中に入れば、ルキアまでも警備員に押さえつけられてしまう。

「あらまι早う浦原はん来ないかな・・・」

アスカはポツリと呟く。

「呼びました?」
「わぁっ!?」


アスカは驚きのあまり、
ガ○スの仮面の月○先生の「恐ろしい子・・・!」のポーズをやった。
↑(ちょっと厳しいネタだったね。さーせん。)


「い、いきなり現れんといて下さい!!ι」
「すみませんvV」

ニッコリと笑う喜助
 
「そ、そんな笑顔で許すとでも・・・ごめんやっぱ許す(だってカッコいいもん(ギンはんの次に)」
「お困りのようですねvV」
「まぁι浦原はん、お姉ちゃんたち助けてあげて下さい」
「喜助・・・」
「ほぇ?」
「喜助って呼んでくれたら助けてあげますvV」
「Σへ!?」
「呼んでくれないと助けに行きませんよ♪」
「き・・・喜助・・・」
「よろしいvV」

そう言って喜助はアスカの頭をポンポンと撫でる。
完璧子ども扱いだw

「喜助のバカー!//」
「では、行ってきますvV」


ギャアアアア!!!!

地縛霊の胸の鎖が外れる。

「いかん!一護!!」
「わかってるよ!はなせっ!!ちくしょう!!」

警備員を振りほどこうともがく一護。─と、その時・・・

トン

杖のようなものに額を突かれた

「あっ・・・」
「ぐぅ・・・がっ・・・ぎゃ!!」

死神化した一護は勢い余って吹き飛ぶ

「て・・・だ、誰だ!?」
「う、浦原・・・!!」
「どうもvV」
「浦原はん!(た、助かったぁ・・・)」

ホッと胸をなでおろすシオン。

「ゲ、ゲタ帽子!?どうしてここに・・・」
「ホラ、ボーッとしてないで早く行かないと黒崎さん?」
「そ、そうだ!」

喜助の言葉に観音寺の元へ急いで走る。

「なぜこんな所にいる浦原。何か、企んでいるのか?」
「やだなぁ!何も企んでなんかいませんてば!いえね。この子らがこの番組大好きでして今日どうしても来たいっていうもんスから仕方なく・・・」
「キミキミ」
「はい?」

警備員の一人が喜助に話しかける。

「あの3人の知り合いかね?」

警備員に捕まっているシオン達を指差す。

「え、いや・・・えーっとι」

ボンッ

記憶置換を使い、その場を逃れる喜助

「っちょ、裏切り者ー!」
「ば・・・ッ、バカ者!!そんなホイホイと尸魂界の道具を使うやつがあるか!!」
「仕方ないじゃないスか!!朽木さんの巻き添え喰って前科者なんてヤですもん!」
「勝手に首を突っ込んできたのは貴様の方だろう!」

ドォン

「「!!」」

巨大な音が響く

「アカン・・・遅かったか」

地縛霊の姿が消えた

「・・・」
「き、消えた?虚になるんじゃねぇのか?」
「上だ一護!!上を見ろ!!」
「!」

霧散した肉体が集まり1つの形を作っていく。そして・・・

「ホ・・・虚になった!」

完ぺきに虚となった地縛霊は一護に襲いかかる

「一兄・・・!」
「・・・?」
「・・・」
「(なんだろ?ボンヤリ何か見える・・・)」

「!!」

虚と戦っている一護の姿がはっきり見える者・・・
うっすらと見える者・・・

「思った通りっスねェ・・・素晴らしい。でも・・・」
「ハァ・・・最悪やねぇ」
「!?」
「どうする気ですか?浦原はん」
「さて。どうしましょかね」

黙って戦いを見守る二人。一護は周りを巻き込まないよう、観音寺を連れて病院の中に入って行った。

「なるほど。やっぱり・・・そういう戦い方をするわけっスね・・・キミは。」

ポツリと呟く喜助

「シオンさん・・・あなたは・・・」

前を見たまま話しかける喜助。
が、シオンの返事がない。

「シオンさん?」

振り向けば、
もうそこにシオンはいなかった。

「・・・(シオンさん・・・あなたは・・・こうなることを知っていたんですか・・・?)」


喜助のもとを離れ、ルキア達のもとに帰ってきたシオン。

「どこに行っておったのだ?」
「んー?野暮用でね。それよか一護大丈夫かな」
「一護なら大丈夫だろう」
「せやね。」

そんなことを話していると、屋上から一護と観音寺が出てきた。
どうやら戦いが終わったらしい。

「ボハハハハーッ!!」

周りの歓声に応えるよう、ポーズを決めれば、観客達もポーズを返す

「ボハハハハーッ!!」

もちろんアスカも。

「・・・(はぁιどアホやな・・・)」



しばらくすると、戦いを終えた一護が帰ってきた

「一護、お疲れさん。」
「お、おう」

笑顔で応える一護だが、どこか元気がない

「どうしたん?元気あらへんけど・・・」

そうシオンが問えば、一護は一枚のカードを見せた。

「・・・ドン・観音寺ファンクラブ会員カードぉ・・・!?」
「あっ!!それドン・観音寺ファンクラブ会員カードやんか!!一護ずるい!!うちにくれ!」

本気で悔しがるアスカに若干引きぎみな一護とシオン。

「う、うちも欲しかったぁ!!うわぁん!」

「「((いらねぇっ!!))」」

そのあと、ドン・観音寺ファンクラブカードは、
アスカが譲りうけたとさ♪


「まったくもって信じ難し!!自分たちが何をしたかわかってるのかお前ら!?」

昨日の一件で、職員室に呼ばれた一同

「これを見ろ!!」

スクリーンに写された一護の顔

「昨日、我が町で撮影された生放送のテレビ番組で全国に流れた映像だ!!全・国・に!!」
「わぁ!!一護いっきに有名人だよ!!」

アスカが騒ぎ出す。

「オマエは黙ってろ!!(怒)」
「ハイ。スミマセンデシタ(汗)」
「どうだ?黒崎、これを見て何か言うことはないか?んん?」

一護に顔を近づける鍵根

「・・・チッ(一護に近づくなよ・・・汚れるだろーがァ!)」

・・・そして誰にも気づかれないくらいちいさぁーい舌打ちをするシオン。

「俺によく似てますね。」
「正真正銘お前だバカ者!!」
「・・・生き別れの双子の兄です。まさかこんな形で再会することになろうとは思いもよらない・・・」
「えぇ!?一護って双子やったの!?」
「黙っとれ!!(怒)」
「(´・ω・`)」

「お前、本気で教師をなめとるようだな・・・この映像が流れたことでお前がどれほど我が校の恥をさらしたかわかって・・・」
「鍵根先生」

話を遮り、鍵根を呼ぶたつき。

「何だ有沢」
「黒崎君と卯月さん姉妹と朽木さんはテレビに映ってたからここに呼ばれたのはわかりますけど、あたしと井上さんは呼ばれる理由ないと思います!」
「だって、お前らも一緒にいたんだろ?」
「・・・ケッ(だってとか言うな気持ち悪りぃ)」
「たまたまです!あたし達は行く途中で彼らに誘われた朽木さんと会っただけで無関係です!」
「うっそだあ!オレ井上さんと有沢も誘ったじゃん!」
「信用しないで下さい。彼は妄想癖があるので」
「ちょ、裏切り者ぉー!」
「たつき・・・てめぇ自分達だけ助かろうってのか・・・」
「た、たつきちゃん・・・(汗)」
「・・・うっι」

“ごめん3人とも”と手を合わせるたつき。

「そういうわけなんであたし達は教室に戻らせてもらいます!行くよ織姫」
「あっ!じゃ、じゃあうちも!」
「オマエはダメだ!」
「Σえー!?何で!?うちは一護達と一緒にいただけでっせ!」
「だからだ!一緒にいたのにアイツらを止めなかったお前らも同罪だ!」
「そんなっ!!」

アスカが“横暴やー!!”と騒いでいると・・・

「すみません・・・」

ルキアのしおらしい声が聞こえてきた

「それもこれも全て私が・・・黒崎君と卯月さん達を止めきれなかったせいんです・・・」

しゅんと目を伏せるルキア。

「あの時一番黒崎くん達の近くにいたのは私でし・・・飛び出していく彼を止めなければと柄にもなく声をはり上げたりもしたのですが・・・黒崎くん達はそんな私の声にも耳を貸すことなく・・・」

はらりと涙を流すルキア。

「ワォ・・・(実力派女優になれるよ)」
「ワォって姉ちゃん、雲雀さんかよ」
「あらま」
「あ、ああっ!泣くな朽木!!わかったわかった、お前は悪くない!悪いのは全部黒崎だ!そうだな!?」
「ええ・・・黒崎くん達はどうなっても構いませんから私だけは・・・」


「(ルゥーキィーアァー!)」
「(あとでサイコキノ空中滑空決定・・・)」


鍵根がルキアを慰めている間に窓からそろそろと脱出しようとする一護達

「ん?」

全力ダッシュ!!

「こら待ておまえらぁ!!」
「あはは、脱出成功や☆」

後ろで鍵根が何か言っているが無視だ

「なにもかも信じ難し!!(泣)」




「いやーうまく逃げられたなー。めでたし、めでたしVそれもこれもぜーんぶ朽木さんのおかげvV」
「やだ、そんなこと・・・」
「バカ、褒めんなよ。こいつ俺達だけ売ろうとしたんだぞ」
「せやせや!」
「でも、その朽木さんの演技のおかげであんたも逃げられたんでしょ」
「そうですわ。あれは演技です!お友達の黒崎くん達を売るようなこと私がするわけないじゃありませんか。」
「「ヤロウ・・・」」
「でーも悔しいなー。どうせ同じ怒られるんならあたしも目立つことしてカメラに映っときゃよかった!」
「なんで?」
「そこで美声を披露して歌手にスカウトされるのさっ!」
「やめとけやめとけー、どうせ今回の一護みたくアナウンスかぶせられて声なんか聞こえねーよ。なー、一護お前もその辺残念だったもんなー」
「そ、そうだなι(冗談じゃねぇぞ!!シオンはともかく、ルキアの名前呼び捨てにしてたなんて知れたらどんな噂立てられるかわかったもんじゃねー!本当アナウンサーの人ありがとう!!)」



「(でも、この映像のせいで運命変わっちゃうんだよねぇ・・・)」

シオンは、そう考えた後、
透き通るほど青い青空を見上げた。




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