動き出した時計の針
期末テスト結果発表
「ほぉーっ、3位かーあいかわらずやるねぇあんた」
「えへへー」
「ほんまや!織姫えらい!」
結果を見ながら織姫の頭を撫でるたつきとアスカ。
「ほぉーっ、今回も無事我々の中に50位以内に入るなどという裏切り者は出なかったようだ!!」
「おっしゃる通りです隊長!」
そんな二人の目に映るのは・・・
23.黒崎一護
「見るな小島隊員!!現実は常に残酷にして俗悪!!純真なる我々の心を汚すものでしかないのだから!!」
「はい浅野隊長!!」
((なんだお前ら・・・))
「一護すごい!23位かぁ・・・」
「そういえばシオンはどうだったんだ?」
「うち?んーとねー・・・」
2.卯月シオン 卯月アスカ
「・・・凄ぇな」
「そうかなぁ?」
「一護とシオンさんとアスカさんのアホー、お前達なんか遊ぶ時もう誘ってやんねーかんなー!!」
ベーッと舌を出し、自分のお尻を叩く啓吾
「「「・・・」」」
「なーチャド?チャドは一緒に遊ぼうなーv入ってねーもんなーv」
「・・・ム・・・」
そう言ってチャドが差した指の先には・・・
11.茶渡泰虎
・・・
「ほげーっ!!」
相当ショックだったのか、顔が酷いことになっている
「チャド偉い!ご褒美に抱きついちゃるvV」
「・・・ム・・・///」
そう言って、アスカはチャドに抱きつく。
「おおおお前らなんてあっちいけ!!お前らがそんな悪魔だとは思わなかった!!ああ思わなかったよ!!お前らなんか二度と遊んでやるもんかあっ」
と、捨て台詞を吐き、前回同様、泣きながら走り去っていく啓吾と、それを追いかける水色
「(お前らもかよι)」
似た者同士は、やはり言うことも同じらしい。
「・・・フゥ」
フゥッとため息をはく一護
「(君を憎む・・・とねぇ・・・)」
雨竜の言葉を思い出し、眉間のシワを深くする一護
「(くそっ・・・何なんだよあいつ・・・)」
「名前何つったっけな?石田・・・えーっとウイリー?」
「一護、それ売れない芸人」
「ウォーリー?」
「違う違う!それやったら永遠に探し出せんやろ!」
天然なのかネタなのか。
シオンは大阪名物「なんでやねん」のポーズで
一護に突っ込みをいれた。
「石田くんがどうかしたの?」
「知ってんのか?石田を!」
「知ってるもなにも・・・ウチのクラスだもん、石田くん」
「ええッ!?」
「石田雨竜くんでしょ、ほらここ」
そう言って織姫が差した先には・・・
1.石田雨竜
「な・・・(い・・・1位ッ!!)」
一護は何やら悔しそうだ。
「ね?3組でしょ、思い出した?」
「ダメよ織姫、コイツ人の顔と名前全然憶えらんないんだから。多分まだクラスの半分も憶えてないわよ」
「うるせぇよ」
「あーでも石田くんてあんまり喋んないし、黒崎くん達みたいに目立たないから憶えにくいのかも・・・」
「詳しいな井上。仲良いのか?」
「全然!」
「・・・(そ、そんな否定せんでも・・・)」
「(石田と仲良いと思われるのがそんなに嫌なのか?)・・・じゃあ何でそんなに詳しいんだ?」
「石田くん、あたしと同じ手芸部だから。」
「手芸部ゥ!?(まった家庭的な・・・)」
【1―3】
「ホントだ・・・ウチのクラスだ」
「ね?」
教室のドアのところから盗み見る一護と織姫
「つーか・・・(何でシオンとアスカが石田と一緒にいんだよ!?)」
教室で石田と何やら話している
様子のシオンとアスカ。
すると、石田が急に立ち上がった
「あっ、帰るぞ!」
「ちょっと待って!ほら!みちるちゃんが壊れたぬいぐるみを持ってったよ!」
「どうする気だ?」
雨竜が鞄の中から何かを取り出す。
「ペンケースか?」
「ううん、ソーイングセット」
「!?」
「ほー!」
そんなことを言っている間に雨竜は、目にも止まらぬ速さでぬいぐるみを直していく。
そしてそれを尊敬の目でみつめる織姫。
「な、直った!ありがとう石田くん!!」
「いいよお礼なんて、たいしたことしたわけじゃない」
そう言って眼鏡を押し上げる雨竜。
「コラうりゅー!そんな言い方せんの!」
「・・・すまない」
「あ、ううん・・・ありがとう。」
そう言ってみちるは去っていく
「それにしても、雨竜凄いね!うち、裁縫苦手やから尊敬するよ(もし壊れてもエスパーで直せばすむことだしw)」
「そ、そんなことないさ//」
シオンに褒められ、僅かに頬を染める雨竜
そんな二人の様子をドアのところから見ていた一護は・・・
「チッ・・・(あの野郎ッ)」
嫉妬していた(笑)
「ねえねえ、黒崎くん石田くんと何かあったの?」
「イヤ・・・ちょっとな、大したことじゃないよ」
「・・・そっか、たいしたことじゃないか・・・」
そう呟いた織姫の表情は、
どこか寂しそうだった。
そのあと、一護は雨竜を尾行し始めた。
そして、人気のない廊下で
シオンとアスカはつぶやいた。
「なあ、お姉ちゃん・・・」
「何やアスカ。」
「未来は変えちゃいけないって言うけどな・・・。やけど、うちは誰も傷つけたりはしたくないんや。どないしたらええと思う?」
「そやなぁ・・・うちはわからんけど薫ならきっとこう答えると思うんや。「そんなの、やってみなきゃわかんない」・・・ってね!」
「やってみっか。」
「せやな!」
そう言うと、二人は顔を見合わせてから
走り出した。
そして二人は家に帰り、
ネックレスに触れて、
死神になって一護の後を追った。
義魂に留守番を頼んでから、霊圧を消して。
一護と雨竜の霊圧が近くなってきたその時、話声が聞こえた
「・・・撒き餌だよ。これを砕いて撒けば虚がこの町に集まってくる」
一護は雨竜の話を聞き血相を変えた。
「何だと?」
「集まってきた虚を24時間以内に多く倒した方が勝ち。ってのはどうだい?分かりやすくていいルールだろ?」
淡々と話を続ける雨竜に一護は怒鳴った。
そして、撒き餌が砕かれようとしたその時
「そこまでや!」
「おイタはそこまでやで、うりゅー!」
2人は、声がした方を見ると、そこには
死神装束のシオンとアスカがいた。
「狽チな!?」
雨竜は突然のことにビックリしている。
「シオン、アスカ!」
一護もビックリしている。
「なんで、君達がここに!?君達は死神だったのか!?」
「さぁねぇ。不穏な空気が流れてたから、出てきただけや。雨竜、この撒き餌は貰っとくで。あと、間違えないでや!うちらは人間兼死神や!」
ヒュパッ
そう言うと、
雨竜の手から撒き餌をテレポートで奪い取った。
「狽っ!」
「雨竜。黙っててかんにんね。言えなかったんや・・・」
「なぜ・・・・君達の霊絡の色は白かった。なのに何故死神なんだ!?」
「うちらは普通の死神じゃないんよ。今の霊絡の色は紅いで」
シオンとアスカは目を閉じ集中した。
すると、霊絡が出てきた。
白い霊絡の中に紅い霊絡が現れた。
「うちらは死神にならんと霊絡の色が変らへんの。」
「特殊な霊格ってことや。」
雨竜は唖然としていて、ただ二人を見つめているだけだった。
「ったくもー・・・。一護は挑発に乗りやすいんだから!」
「っう狽オょうがねぇだろ!?まさか、そんな撒き餌で勝負すると思ってなかったんだから!」
「一護は、タイマンだと思ってたんやろ?」
さっきのピリピリした空気とは一転。
ちょっと和やか(?)な空気だ。
疎外感を感じていた雨竜は最初の内は黙って見ていたけど、だんだん腹が立ってきたのか三人に向って怒鳴った。
「君達は、僕の敵だ!僕は死神を憎む!早くその撒き餌を割って勝負だ!」
「やかましい!うちは、あいつ等とは違う!死神を憎むのは勝手や!やけど、うちの大事な一護に勝負を挑むのは間違ってるって言うてるんや!」
シオンは雨竜に言った。
一護は意味がさっぱり分かっていないけど。
「てゆーか、なんでシオンが奪った撒き餌をアスカがもってるんだ?」
シオンと雨竜が喧嘩をしてる間、アスカと一護とコンで話をしていた。
「ん?お姉ちゃんに貸してもらったんや!」
「今の一瞬でですか!?」
「うん!テレポートでな!てゆーかコレってさーどれ位力入れたら割れてまうんかな?」
アスカはそう言い少しづつ力を入れる。
「おい!アスカ!あんま力入れんな!割れちm「パキンッ」
・・・
「うそ!?割れてもうた!!!」
「「「「えぇぇぇぇぇぇぇ!?」」」」
アスカのおかげで撒き餌が割れてしまった。
突然の事に皆さん驚きを隠せません・・・
「っちょ!!なにやっちゃってくれてんの!?」
「か、かんにんや!!!まさか、割れると思ってへんかったんや!」
「よ、良く状況は掴めないけどまぁいい!!とにかく誰が虚を多く倒せるか勝負だ!」
「結局、こうなるんか!」
そんなこんな話をしているとドンドン空間にヒビが入り虚が出てきた。
「とにかく!この虚を倒すで!」
シオンのツルの一声でみんながそれぞれに虚を倒しに行った。
「チッ!なんでこんなに数が多いんや!!」
余りの数の多さにイライラし始める。
「お姉ちゃん・・・ホンマかんにんな!!うちが余計な事してもうたから・・・」
涙声でアスカはシオンに謝る。
「気にせんの。あんたに怒ってる訳やあらへんよ!だから泣かへんの」
シオンは、指でアスカの涙をぬぐってあげる。
アスカはありがとうと言い、シオンと一緒に向ってくる虚を昇華する。
「織姫達も戦ってるんやろな。今頃やったら能力が開花した頃か?・・・頑張ってな・・・。」
空に向って呟く。
シオンの声は今は青い空に上っていった。
「狽ィ姉ちゃん!あそこ見て!」
アスカが指差した方向を見ると、
空に大きいヒビが入り始めていた。
「狽竄ホっ、メノス出てくるで!」
二人は瞬歩でメノスの出てくる場所へと向った。
「浦原はん!ルキア!」
二人が着いた時には、
一護がメノスに向って突っ込んでいる時だった。
「あっ、シオンサンにアスカサン!」
「うっわぁ。アホや一護!」
アスカは軽く喜助を流し、一護を見た。
「二人とも!一護じゃメノスを倒せん!一護を止めてくれ!」
ルキアは喜助の縛道で動けなくいた。
「アカン。ルキア・・・うち達はこの戦いに手を出せへん!」
「せや!まぁ、一護は大丈夫だよ!見ててみ!」
皆が一護の方に目を向けると・・・ものすごく有りえない光景が。
「アカン!笑ってまう!」
「狽ヤっwww」
「すごいっすねι」
「何だアレは・・・」
「何やってんだかw」
四人はそれぞれの反応を。笑
因みに四人の目に映ったのは・・・一護の斬魄刀を雨竜の頭に括りつけてるなんともアホらしい場面だった!笑
雨竜は至っては本気ですが・・・
「お前バカだろ・・・」
一護も「お前絶対バカだろ」みたいな目をしている。
てか言っちゃってる。
雨竜は『何!!』と斬魄刀を頭に付けたまま勢い良く振り向いた。
一護はイヤそうにするが、雨竜は方法はコレしかないと一護を説得させようとしている。
すると、メノスの霊圧が急激に高くなった。
「セロか・・・」
「一護、霊圧跳ね上がったわ・・・」
「せやね」
二人が少し話していると一護がメノスを斬ったのか、メノスはすごい叫び声をあげていた。
メノスは傷を負い、帰ろうとした・・・・その時。
「「させるか!」」
「いっけぇー!」
「破道の三十三”蒼火墜”!」
シオンはどこから出したのか、
弓を番え、メノスに打った。
アスカは蒼火墜をメノスに向かって放った。
すると、メノスはまた大きく叫び、
虚園に戻っていった。
すると、ステーンと豪快な音を立てて、
一護が倒れた。
「黒崎ー!?な、何してるんだ!フザケてる時じゃないだろう!!」
「って〜・・・あ・・・何だ・・?力が入らね・・・」
力なく一護は言った。
グニャ
「狽っ、一護の斬魄刀の形が変形し始めとる!」
それを見た雨竜は一護に駆け寄ろうとした。
瞬間、雨竜の弧雀が今までとは非にならない位の大きさになった。
「そうだ!こうすればいいんだ・・・黒崎が御しきれない霊気を僕が奪い・固めて放出すればいいんだ!次から次へ。黒崎の霊気が落ち着くまで!!」
雨竜は空へと次々に矢を放った。
すべて、放出し終わった時雨竜は力が抜けたのかガクっと地面に膝をつき空を見上げた。
「(師匠・・・)」
「っち・・・そんな顔してる人間殴れるかよ。・・・ちくしょうめ」
「一護!雨竜!大丈夫?」
シオンとアスカは一護と雨竜に駆け寄る。
「あぁ。それにしてもすげーな。二人は」
一護は寝転んだまま二人を交互に見た。
「えへへ、あれうち特製の矢なんよ。」
そう言って、シオンは弓をしまう。
「まぁ、特訓してたから!一護も練習すればもっと強くなるで!多分やけど(笑)」
「(・・・毎日ルキアと漫画読んでたくせに)」
「なんだよ!多分って!(笑)」
「ま、とりあえず雨竜、手貸して!傷が酷いところヒーリングするから!」
「あ・・・あぁ。ありがとう」
「・・・(メノスが現れ・・・それを昇華させた・・・この情報は恐らくじきソウル・ソサエティへと伝わる・・・一護、シオン、アスカ・・・・」
ルキアは決心しようとしていた・・・・。
・・・カシャカシャカシャ
隠密機動より中央四十六室へ
行方不明および重禍違反者一名発見。
東梢局 十三番隊所属
朽木 ルキア
所属隊不明の死神二名発見。
ジン太が潰した虫は隠密機動のものだった。
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