それはきっと
何で私は泣いてるの?
・・・わからない、わからないから悲しいんだ・・・
何で私は寂しいの?
・・・わかんないよ、わかんないから寂しいんだ・・・
どうして、私は弱虫なの?
・・・わからないよ・・・
「座軸は?」
「未確定だ」
「オーイ、じゃあ俺らドコ向かってトばされてんスか?(汗)」
「出るぞ。地獄蝶を放せ」
《捕らえよ、さもなくば殺せ》
「死神の仕事じゃないスよね・・・」
「・・・そうでもないさ」
休みが明けた。
2日ぶりに学校に行くと…
「石田!?どうしたんだそのケガは!」
「・・・階段から落ちました」
「「((ベタだー!!))」」
「うりゅー!ベタや!ベタすぎるわ!メガネ割れてるしな!」
「せや!吉○の芸人でもそこまでベタやないで!」
「なっ・・・!!う、うるさいな!キミ達には関係ないだろう!!」
「へー・・・ま、いいや。席ついて、授業続けるから」
「「((いいんだι))」」
「・・・(教師としてどうなんだそれι)」
「・・・(ナンテコッタイ/(^q^)\)」
「・・・」
席についた雨竜を後ろからジーっと見つめる一護
「・・・(一護がうりゅーを見つめてる!)」
「狽っ、まさか一護×雨r「アスカやかましい」
「Σは、はいぃっ!(汗)」
(((シオンさんが黒い・・・!!汗)))
「あまり気に病むな、貴様のせいではない。それに、あの怪我はシオン達が治したではないか。」
「!?べっ、別に!あんなモン心配するほどのケガじゃねーよ!」
「ほう。誰が心配しておると言った?私ば気に病むな゙と言ったのだぞ」
「てめぇ(怒)」
フフフ・・・と黒い笑みを浮かべたかと思えば、フと何か考えるような表情をするルキア
「・・・」
「ハッ・・・(そういえば・・・)」
「・・・(ルキア・・・)」
シオンとアスカは何も言えず目線を教科書にうつした。
と、その時。
「オレ石田昨日見たぜ!」
「「「「「!?」」」」」
「(気のせいだろうか・・・)
「(今、聞き捨てならない言葉が)」
「(聞こえてきたような・・・)」
「(てか、近くにいたのかよι)」
「(・・・)」
シオン達はそのまま啓吾の話を聞いていたが、昨日の出来事は雨竜が演劇仲間と練習していたと思ってるみたいなので良しとしておこう。
「(あぁ・・・啓吾がバカでホンマに良かった!)」
─昼休み─
「一護〜!一緒に昼メシ食おうぜ!!」
かなりのハイテンションで、
一護を誘う啓吾。
「いいけど今日は別の奴も誘っていいか?」
「誰を!?」
もの凄いショックを
受けている啓吾を見て、二人は思った。
((啓吾・・・そんなに一護が好きなんか!?))
「石田。一緒に昼メシ食おうぜ。」
「な、ななな何故石田!?・・・そうか包帯か!包帯のインパクトがそんなに面白かったか一護!!」
「やかましいなぁι」
「断る!」
「あっさりー!?」
「雨竜も一緒に食べようや!」
「なんとっ!啓吾のおごりやで!」
「Σなぜぇ!?」
「ご一緒しよう!」
「こーの庶民派ー!!」
シーン・・・
「(な、何やこの重苦しい空気は!!アスカ!何とかしなさい!)」
「(秤スでうち!?・・・しゃ、しゃあない!やるで!)」
誰もが黙々と昼食を食べている中、
アスカが勇気を振り絞って口を開いた
「あのー話せん?いや、ほんまに。ちょ、あの・・・沈黙が痛いねんっ!」
「じゃーお前が何か喋って盛り上げろ」
「そ、そないな・・・っ!(無茶だぁ!!)」
「・・・よし!!啓吾行け!!」
「Σえぇっ!?」
無茶だと言いながらも、
必死で盛り上げようと喋る啓吾。
しかし、当の本人達はまったく聞いていない
(みんな・・・少しは聞いてあげてや・・・!!)
「黒崎、なぜ僕を誘った?ケガに対する義理か?こういう気の遣われ方は正直迷惑だ」
「・・・うるせぇな、気分だよ気分。俺だって好きこのんでオメーなんか誘ってねーんだ。誘われただけありがたいと思え、感謝しろ」
「誰が感謝などするか。大体僕は食事は1人で摂るのが一番好きなんだ。」
「・・・俺だってメシは1人で食いたい派だっつの。もーうっとうしいからあっち向いて食え」
「「・・・・」」
シオンとアスカは
二人の言い合いをじっと見つめる。
「(なんていうか・・・)」
「(似たもの同士で素直じゃないなぁ・・・)」
そして、二人は顔を見合せ笑い合った。
そして放課後・・・
「ルッキアー!」
「一緒に帰ろ?」
「あぁ・・・シオン、アスカ・・・」
ルキアは少し顔を上げたと思えば、すぐに目を伏せる。
「ね?」
「一緒に帰るのは楽しいで!」
「・・・あぁ・・・」
「(今日だけは、ルキアと一緒にいたいんや・・・なぜなら・・・)」
「(ルキアと帰るのは、これで最後やからさかいに・・・)」
「なぁルキア!3人で帰るの久しぶりやな!」
「そうだな。」
そう言って笑うルキアだが、
笑顔の裏に寂しさが見えた。
「(ルキア、大丈夫や。ルキアはは必ず・・・)」
「(うち達が護るから・・・。助かるのはわかってる・・・わかってんねんけど・・・)」
「「((でも、ルキアが傷つくのを見たくない))」」
一護より先に、家に着いた二人。
ルキアはバレぬようにと、
コッソリと出ていく準備をしていた
「ルキア」
「!?」
後ろを振り向けば、
そこにはシオンとアスカが立っていた
「・・・行くんか?」
「あぁ」
目線をそらすルキア。
そして静寂が3人を包む。
「・・・ありがとう」
「「え?」」
「今までありがとう。貴様らといて・・・楽しかったぞ」
ポツリ、ポツリ、と
ルキアは言葉を紡いでいく。
「貴様らは私にとって・・・大事な心友だ。・・・本当にありがとう」
「ルキア・・・っ」
「・・・」
胸が締め付けられる。
「ルキア、うちらにとっても・・・」
「ルキアは大切な心友や!」
「・・・ッ、ありがとう・・・」
「・・・世話になったな」
「「・・・」」
「シオン。一護を頼んだぞ」
「うん・・・」
「アスカ。・・・元気でな」
「ルキア・・・」
「本当に・・・ありがとう」
そう告げて、
ルキアは部屋をあとにした─
「行ってもうたな・・・」
「せやね・・・」
「・・・うちらも準備しようか」
「・・・(コク」
ネックレスに触れ、2人は死神化した。
そして少しすると、シオンは霊圧を感じた。
「・・・霊圧や!行くで!・・・出て来い、紅薔薇!」
シオンは管狐の筒をあけた。
ポンッ
軽い音がしたかと思えば、
とても大きい管狐が現れた。
一体、こんな小さなリップの筒のどこに入っていたのかと思うほど。
「乗り!」
「よしっ!」
二人は紅薔薇に飛び乗った。
「走れ、紅薔薇!」
そして二人はルキアの元へ急いだ。
「「ルキア!」」
「シオン!?それにアスカまで!?」
2人(+でかい管狐)の出現に、
ルキアは驚いたように目を見開いた。
「何故ココに!?」
「あはは!いややなぁ、偶然や偶然!なんか管狐で夜の散歩に出たくなって・・・」
「(バレバレやし・・・あぁもうこの馬鹿妹なんとかして・・・)」
「バカ者ι」
「いやいや・・・・ッ!」
チラリとアスカは恋次の方を見た。すると
雨竜が横たわっているのが目に入った。
「うりゅー!!」
アスカはすばやく雨竜に駆け寄る。
「大丈夫!?うりゅー!」
「・・・ッ、卯月・・・さん?」
「堪忍な・・・間に合わへんかった・・・」
そう言って、アスカは雨竜の傷口に手をかざした。
淡い蒼い光と共に、傷がどんどん治っていく。
「「なっ!?」」
その光景には、
白哉と恋次は驚きを隠せずにいた。
「てめー、何者だ?・・・まァ、答える気がねぇならそれでもいい。俺はテメーを先に殺すだけだ!」
「待て恋次!そいつは関係な・・・「アスカや!」
「あ?」
「うちは卯月アスカや。よろしゅう。」
「何だ急に?」
「いや・・・そんなに聞きたいんやったら、せめて名前ぐらいは名乗っておこうかと思ってやな」
「へェ・・・」
「まァ、いかに死神とはいえやな・・・自分の嫁になる人の名前くらいは知っておきたいんとちゃうかと思ったんや!!」
「誰が嫁だ!」
「うちや!」
「ふざけやがって・・・ッ、決定だ!テメーは殺す!(怒)」
「止せ恋次!!」
恋次がアスカに飛び掛ろうとしたその時・・・
「輝け、黒月!」
キィンッ!
「!」
金属がこすれ合う音が、
その場に大きく響いた。
「な!?」
目の前に立つ人物に、思わず目を見開く。
なぜなら、目の前に立っていたのは―
「お姉ちゃん!?」
シオンが恋次の刀を、
黒月で受け止めていた。
「お姉ちゃん!?どうして!?」
「何アンタ1人で・・・カッコつけようとしてんねん!」
そう言って、
シオンは恋次の刀を弾いた。
「・・・ッ!?」
「シオン!?」
ルキアの焦りように、恋次は何かを察した。
「そうか・・・てめーがルキアから死神の力を奪った人間か!?」
「ちゃうで!この能力は、うちのや!」
ガッ!
再び交える刃。
キンッ、キィンッ!と、刃がぶつかる音が当たりに響く
「てめェ、一体何者なんだよ!」
出せる力を最大限出して戦っているのに、
傷1つつけることができない。
むしろ、押されっぱなしだ。
「恋次!刀を引いて!うちはあんたと戦いたいとうなんてない!」
そう言って、真っ直ぐ自分の目を見つめてくるシオンに恋次の心臓が高鳴る。
「・・・ッ!//」
バッ!と、
急に離れたかと思えば、恋次は斬魄刀を下ろした。
「へ?」
突然の出来事に、
シオンはキョトンとする。
「べ、別にお前が戦いたくねェって言ったからじゃねェぞ!お前と戦っても意味ねェと思ったから・・・」
顔を真っ赤にして言う恋次に、
シオンはクスッと笑みを溢す。
「おおきに、恋次」
ニコリと微笑むシオンに、恋次の胸は
更に高鳴る。
「(な、なんだよこの感じ・・・っ!//)」
恋次が初めての感情に
戸惑っていたその時・・・
ズドン!
恋次の足元の地面が崩れた。
「・・・なッ!?」
急に動いた地面に、恋次はとっさに塀に飛び乗る。
立ち込める煙・・・
その奥に立っていたのは─
「一護!」
黒崎一護!テメーを倒す男だ!よろしく!」
一護、その人だった。
「・・・死覇装だと?なんだテメーは?何番隊(ドコ)の所属だ!?何なんだその・・・バカでけぇ斬魄・・・「シオン!」
「にゃっ!?」
「何勝手にいなくなってんだよ!どれだけ心配したと思ってんだ!」
恋次の言葉を無視し、
シオンに掴みかかる一護
「か、堪忍ッ・・・」
「まったく・・・お前が無事d「だあぁぁあ!俺を無視して話してんじゃねェ!(怒)」
自分の存在を無視され、ついに恋次がキレた。
「一護!バカ者・・・何故来たのだ!」
「そうか読めたぜ。てめぇがルキアから力を奪った人間か!」
「だったらどうするってんだ?」
「殺す!」
恋次が飛び上がった。
「一護!」
一護と恋次の戦いが始まる中、白哉が呟いた。
「卯月シオン・・・それに卯月アスカか・・・」
「オラオラオラオラぁ!どうした、どうしたァ!?」
恋次の攻撃に圧される一護。
「何だてめぇ!?そのデケー刀は見かけだけかよ!?あァ!?」
「ベラベラうるせェ奴だな・・・ッ、舌噛むぞテメー!(くッそ・・・何だよコイツ!速ぇエッ!!)」
「だらァッ!」
状況を打破しようと、
斬魄刀を振り下ろす一護。
しかし、それはすぐに交わされ、
恋次の刀が一護の右肩を斬り裂いた。
ブシュッ・・・!
地面に膝をつく一護。
「終わりだな。てめーは死んで能力はルキアへ還る・・・そして、ルキアは尸魂界で死ぬんだ」
「!」
恋次の言葉に、
ルキアは哀しげな表情を見せた
「しかし、バカだなてめーも。せっかくルキアがてめーを巻き込まねぇように1人で出てきたのに追っかけて来ちまいやがって・・・てめーなんかが追っかけてきて、どうにかなると思ってたのかよ?てめーみてぇなニワカ死神じゃ、オレ達本物にはキズ1つ・・・」
ドッ!
恋次の言葉を遮り、
一護は斬魄刀を振り下ろした。
「!」
恋次の顎から血が流れる。
「おっとワリィ・・・ハナシの途中だったけどよ、あんまりスキだらけだったもんでつい手が出ちまった。“キズ1つ”が、何だって?」
「てめえ!」
「気を抜き過ぎだ恋次」
「朽木隊長」
「その黒崎一護とかいう子供・・・見た顔だと思ったら、33時間前に隠密機動から映像のみで報告が入っていた・・・「大虚に太刀傷を負わせ虚圏へ帰らせた」と」
「ぶっ!ぶはははっ!ははははっ!」
白哉の言葉に、
恋次は嘲笑うように大笑いした。
「やってらんねーな!最近は隠密機動の質も落ちたもんだ!こんな奴が大虚に傷を負わせた!?そんな話信じられるワケねェ!」
一護を指差して嘲笑う恋次に、
黙って話を聞いていた
シオンが口を開いた
「嘘ちゃうわ!ホンマに一護は大虚倒したんやから!」
「Σな!(な、なんでコイツを庇うんだ!?)」
シオンが一護を庇ったことに、
恋次はショックを隠しきれないw
「くそっ!オイてめえ!その斬魄刀なんて名だ!?」
「あ!?名前!?無ぇよそんなもん!・・・てか、斬魄刀に名前なんかつけてんのかテメーは!?・・・変な奴・・・。」
「Σあぁ一護!そんなはっきり言っちゃアカン!恋次じゃなくて変次だなんて!」
「Σ言ってねぇよ!」
「てめぇら・・・、まぁいい・・・てめーの斬魄刀に名も訊けねぇ!そんなヤローがこのオレと対等に戦おうなんて・・・2千年早ぇェよ!」
恋次が斬魄刀に触れれば、刀身が本来の姿を現した。
「斬魄刀が!?」
「咆えろ蛇尾丸!前を見ろ!目の前にあるのは・・・てめえの餌だ!」
「!」
斬魄刀を盾にし、構える一護。
しかし・・・
ゴッ!
刀と共に、
恋次の斬魄刀が一護の肩を斬り裂いた。
「終わりだクソガキ!てめーは阿散井恋次に敗けてここで死ぬ!」
ビチャビチャッ
一護の血が地面に広がる。
「じゃあなガキ。てめーに個人的な恨みは無ぇが、現世の空気は合わねぇんだよ。そろそろ片付けて帰らせて貰うぜ!」
「・・・一護!」
一護に駆け寄ろうとしたシオンの前に、白哉が立ちはだかった。
「なっ!?」
「黙って見ていろ」
「嫌や!どいて!どかんと・・・殺す!!」
シオンが叫ぶと同時に、ものすごく強い霊圧が白哉を襲った。
「!?(何だこの霊圧は!)」
白哉が霊圧にあてられている間に、シオンは恋次のもとへ走り、
一護に刀を振り下ろそうとしていたその腕を掴んだ。
「な・・・!?放せ!」
「やかましいわ!うちの彼氏にこれ以上怪我させるんやったら・・・アンタ殺すで!一護逃げて!早く逃げて!」
「・・・。」
ゆっくりと、
斬魄刀を握りしめる一護
「「!」」
「なんだ、てめーまだ動く力が残ってやがったのか!?」
一護の斬魄刀の柄から、
何かが弾ける音が聞こえたその瞬間。
一護の霊圧がいっきに上がった
「!」
ザシュッ!
避ける暇もなく、
恋次は左肩を斬られた
「何だ、てめえ・・・!」
後ろに体を向けた瞬間、
更に一護から攻撃を受け、後ろに吹き飛ばされる
「ッ!(何だ!?何だコイツのこの霊圧は!?)」
どっからこんな力が湧いて・・・
「はっ!どうしたよ!?えれー動きがニブくなったじゃねぇか!?急によ!」
「(バカ言え!てめーが疾くなったんだ!)」
「はっ、何でだかよくわかんねーけどいい気分だ!傷の痛みも無ぇ!テメーに敗ける気も全然しねぇ!!」
一護が喋るだけで、
物凄い霊圧が飛んでくる。
「終わりにしようぜ!俺が勝って終わりだ!」
一護の刃が、
恋次を狙ったその時・・・
「!?」
一護の斬魄刀の刀身が消えた。
・・・いや、折られた。
その光景には、
一護だけでなく恋次も驚いている
「!」
白哉の持つ刀身に、一護が気付いた。
「(まさかあいつか!?)」
刀身を捨て、
自らの斬魄刀に手をかける白哉
「(来るか!?)」
「い・・・っ・・・(ダメッ!)」
「一護!逃げて───!」
ドッ!
一護の胸から、大量の血が噴き出す。
「・・・ッ!」
なんだよ、これ?
やられたのか?俺・・・
後ろから刺されたのか
前から刺されたのかも
わからねェ・・・
痛ェ・・・
「鈍いな。倒れることさえも」
「白哉兄様!」
ルキアの叫び声が響く。
「参りましょう。兄様!どうぞ私をソウル・ソサエティへとお連れ下さい!慎んで我が身の罪を償いましょう」
「よかろう。その者に止めは刺すまい・・・。先程の二撃で"鎖結"と"魄睡"を完全に砕いた。そのものは半時もせぬうちに死ぬだろう。たとえ生きながらえたとしても、死神の力はおろか霊力の欠片さえ残るまい。行くぞ。後・・・お前達二人も私達に着いてきてもらう。」
「「・・・は?」」
シオンとアスカは、原作通り行くと思っていたのでまさか、自分達もソウル・ソサエティに連れて行かれるとは思ってもみなかった!
「なんでうちらも?うちら必要あらへんでしょ?」
「お前達は何者か分からぬ。このまま現世に置いてはおけぬ。」
「それに、上からも命令が下ってるんだよ。」
「「ホンマか・・・」」
「行かぬと言うなら、やっぱりこの小僧に止めを刺す。」
いやいやいや!やっぱりって何!?
一護ちょっとビクッってしてるよ?!
「分かりました。行きます・・・。(一護には・・・生きていて欲しいから・・・)」
「(喜助はんならもうすぐこっちに来るやろ。)」
「でも、その代わり少しだけ待ってください!」
「・・・いいとしよう」
シオンは、一護にかけよると、
ヒーリングで一護の怪我を少し治した。
そして、ポニーテールをほどき、シュシュを一護の腕につけた。
「一護・・・堪忍な・・・うちら・・・現世には暫く戻れへんと思う・・・やから・・・このシュシュを・・・持っといて・・・。また会ったときに、返してな?」
「・・・ああ」
「時間をお取りして申し訳ありませんでした。どうぞ、うちらをソウル・ソサエティへ連れて行ってください」
「良いのか!?」
「うん!一護なら大丈夫や!何たってうちの彼氏やもん!」
シオンは涙を堪えた顔で笑った。
「では、恋次・・・」
「解錠」
「なんでお前らまで!行くな!」
地に伏せながら二人に叫ぶかのように、
行くなと止める一護。
「一護。頑張りんさい!」
「一護なら絶対に出来るから!」
二人は口パクで「待ってる」と言い、
扉の奥へと入っていった。
“また”護られた
ルキアにもシオンにもアスカにも。
また、俺は護られた
俺は護りたかったのに、それなのにまた護られた・・・
シオン・・・・!
「ぁああぁぁあぁ!!!」
一護の顔は泣いてるように見えた。
・・・痛ぇ
・・・体が重い
・・・寒い
・・・痛ぇ
・・・血が止まらねぇ
・・・・血が
雨に流される一護の血。
・・・スッ
「(やっぱり行ってしまったんスね。)」
雨から庇うように一護に傘をさす。
「(必ず強くしてみせますから)」
雨が止んだ気がした
お前らを・・・絶対にシオンを取り戻しに行く・・・
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