君が流したユメナミダ。


白猫の踊り


「・・・つまんない」

あぁ、もう放課後か。・・・眠たい、部活どうしようかな・・・

「いたぁ!零くぅ〜ん♥」

ゲ、嫌なもの見ちゃった。後ろに、2、3人女番長つれてきてる。
・・・力ずくでもってことか・・・・。ふざけてる。

「ねぇ〜返事くれるぅ?待ってたんだからぁ!」
「・・・」
「あれぇ〜?無視しないでよぉ!わかった!私が可愛すぎて言葉がないんでしょ!」

香水臭い体を摺り寄せて、甘えてくる。・・・ウザイ。それしか思いつかない。

「ねぇ〜」
「ウザイよ?僕、そんな大っ嫌いなんだ。そういうぶりっ子も大嫌いでね?そもそも君なんか眼中にないしね・・・なに?殺す?やってみなよ。呪いたければ呪えば?やれるもんならね。」
「・・・・あんたたち、やっちゃいなさい!」

「よくもあたし達のリーダー振ってくれたね、殺してやる」
「わぁ、ゴロツキのリーダーだったんだ、君。最低にもほどがあるよね」

片方の女がガムを噛みながらチェーンを振り回し、向かってくる。

「あぁ、腹が立つな・・・・ま、いっか。ちょうど暇だったし・・・・ね?」


女番長に蹴りを入れる。
上手くみぞおちに当たり、女は吐血した。
数時間後、2人をじっくりいたぶり、零は満足したように言った

「・・・なぁんだ、つまんない。もっと実力の有る奴連れてこいっつーの・・・」

あたりには血まみれの女が二人、倒れていた。制服や上着には血が飛び、あたりはとても鉄臭い。

「あーぁ・・・飽きちゃった。アンタを最後にしようと思ったけど、やめとこうかな。あー僕って優しいー」
「お、覚えときなさい!酷い目にあわせてやる!私をふったこと後悔しなさい!」
「はいはい」
「ムキィィ!」

本性、丸出しってとこか。ま、楽しくなりそう。


ピュイッ

「リエル!出といで!」
「チチッ」

そばに居たヒバードそっくりな小鳥を呼び寄せる。

「リエルにはカメラをつけてあるから、もしものときは役に立つかも・・・ね。」

給水タンクの上に上がって並森を見つめる。

「なにやってんだろ・・・早く任務を終わらせなきゃいけないのに・・・胸が痛くて、苦しくて。寂しくなるんだよねー。」


ぼぉっとしてるとケータイが鳴った。落としそうになったが落とす直前でなんとか拾った。
ディスプレイを見ると「サーレー」の文字。

「・・・はい、もしもし」
「零様ですか?久しぶりです。」
「・・・あぁ、サーレー。」
「どうですか例のボンゴレ10代目暗殺は。あなたのことですから終わったのでは?」
「・・・まだ進んでもいない。接触だけ」

・・・

「ええっ!?」
「うるさいよサーレー」
「すみません!しかし、疾風の白猫ともあろうあなたが何をしているのですか!?」
「・・・いろいろあったんだよ。男装して潜り込めたけど最凶風紀委員長につかまるし、女に告白されたし」
「・・・あなたなら男装してても生きていけますわ・・・。」
「そういやそっちのあの任務終わったわけ?教えてほしいんだけど」
「ん?あぁ、今度ジャッポーネに行くので、その時教えますわ。」



・・・





「何で!?ボスが怖いよ!?」
「・・・あなたも十分うるさいです・・・」
「あの凶暴で有名なボスをどうやったのよサーレー!」
「はい、ジャッポーネにも任務あるから行けと。」
「おー。じゃぁ、うちに来なよ。もてなすわよ?」
「ありがたいですわ。並森らへんのホテル予約入れられていまして。」
「ん、今度の週末くらいか?チケット手配できたの」
「ん、その辺空けといてくださいね?」
「OK、じゃぁ切るよ。」
「ん、よろしくお願いします」
「あ、来るなら書類お願い。」
「わかりました。」



パチン



ケータイを閉じて放課後のグラウンドを眺める。・・・野球部・・・あ、ホームラン打った。

「降りてみますか。暇だしね」


ギィィ・・・バタン



体育館



「あら?迷った・・・ん?竹刀だ。振ってみますか・・・」



久しぶりに剣の素振りをしてみる。
最近は鎌しか扱っていないので、
腕がなまっているようで動きが鈍い。(それでも山本に比べると早い)

「帰るかな。」



校門近くのフェンスに上って、野球部の練習を見る。



カキーン



見事な音を立てて、飛んだボールはまっすぐに零の元へ向かう。



「避けろっ!」



バシ



素手で山本の投げたボールを掴んだ。



「方向気をつけてよ・・・私じゃなきゃ死んでるわよ」



フェンスから降りて、山本にボールを渡す。



「ハハッ、お前面白いな!」

「・・・(ボンゴレの雨の守護者、山本武・・・)」



ボンゴレに少し興味がわいた。



・・・調べる価値はあるかもね・・・



朝起きて、いつも思うこと。

「・・・早く帰りたい・・・イタリアに・・・・」


ヘアゴムをつける。といっても普通のヘアゴムじゃない。
ゴムの色に髪の毛の色が変わり、ポニーテールなどが消えたように見えて、
ショートに見える優れものだ。



校門前



男が立ちふさがる。
キモッ、アイツもいっしょかよ



「・・・・なに・・・?」
「お前、最低だな!」
「何が?」
「この前、雪乃ちゃんを襲ったらしいな!」







ハァ?





「何で僕がそんなことしなくちゃいけないわけ?」
「嘘付け!!雪乃ちゃんがこの前、制服をビリビリに裂かれてて、どうしたって聞いたら「零君が襲ったの!」っていったんだぞ!」
「(あ〜あのブスね)馬鹿じゃないんですか?僕はそんな真似しませんよ」
「正直に言ってよぅ!零君やったじゃなぁい!」
「ほら!雪乃ちゃんも言ってるぞ!」
「(うっわ嘘泣きしてる。キモッ)」
「ひっく・・・零君が・・・押し倒してぇ・・・そんでぇ・・・」
「すぐにこいつを謝らせるから待ってなよ?・・・ってもういねぇ!」



1−A



本当に嘘を信じる馬鹿が多い。輪廻廻れば?
(アイツが雪乃ちゃん襲ったんだってぇ〜!)
(まじ?最悪じゃぁん!告白しなくてよかったぁ〜)
「ろくに人の前で悪口いえないのか?うざいですよ?(黒笑)」
「な、何よ!」
「い、行こう!」
「そうよ、そんな強姦魔ほっとこ!」

「おい!雪乃を襲ったらしいな!」
「なんでそんなことしたの!?」
「さっさと雪乃に謝れよ!」
「(超直感鈍ったんじゃねーのか乳臭いガキが)」
(ちょっと!ザンザス入ってる!by柚留)
「謝らない気なの!最低!」
「何で僕がこんな女を襲わなきゃいけないんですか?(毒蛇体に仕込むぞてめえら)」
(仕込むなーーーーー!!!by柚留)
「雪乃が言ってるんだ!間違いなわけねぇだろ!」
「はぁー・・・もう反論する気もなくした。保健室行って来ます。」
「待てよっ!」
「るせーよ、何もわかってない平和ボケしたあんたらに何がわかんだよ、黙ってろ」



保健室

「休ませてください」
「悪りぃな、俺は男は診ねーんだ」
「あら、女の子に向かって、それは失礼じゃない?Drシャマル?」
「お前、まさか・・・」
「ぴんぽん、疾風の白猫のスペルビ・ファルファよ」
「じゃぁ、あのことは嘘っぱちか・・・」
「あら、貴方のところにも届いてたんだ。意外〜」
「意外とは何だ意外とは」
「とにかく休ませてよ、私は疲れてんの。タダでさえ、胸を隠すために幻術を使ってるんだから」



1時間後



(・・・・・でもね・・・・・・・えない・・・・・)

(だから・・・・・よしなのよ・・・・・は・・・)

「だぁれ?シャマル?寝かせてってあれほど言ったじゃない・・・」



・・・し、シャマルじゃ・・・・ない・・・・まずい!



「やっぱり。」
「だ、誰?やっぱりって、何が?」
「あんた、女でしょ」
「ばっ、馬鹿言わないでっ!(ハッ)」
「ほら」
「・・・そうよ、私は女よ。でもこれは内緒よ・・・?ところで、君たちは?」
「私、笹川京子!」
「私、黒川花。よろしくね」
「私、スペルビ・ファルファ。男の子のときは零って名乗ってる。呼び捨てでいいよ」
「じゃぁ私も京子って呼んで!」
「私も」

コレって

オトモダチ・・・・?


「ところで、あのうわさってやっぱり嘘だよね!」
「悪いのは雪乃よ」
「私だって一応女の子なのに!襲ったとか腹がたつっ!」

すぽん。

少しおかしい音を立てて、結んであったヘアゴムが取れた。
それに動じてバサッと銀色の髪が広がる。

「・・・銀髪は切る覚悟が無いから、のばしたままで特殊なゴムでくくってるの・・・おかしい?」
「・・・・綺麗・・・・」
「その髪の毛、凄く綺麗よ?」
「本当?嬉しい(ニコリ)」

((か、可愛い////))

同姓も惚れさせるほどの

笑顔の威力を持っていた雪乃なのでした・・・

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