君が流したユメナミダ。


あの日、俺は


あの日、俺は(ミカゲ→サクラ)


「サクラ、お前が気に病むことないって」
「・・・でも」
「俺が、お前の代わりにあいつを連れ帰るよ」

俺は知ってた。
お前が俺の事なんか見てなかったことを。

俺は知ってた。
お前は俺じゃなくて、うちはの末裔が好きだってことを。

それでもあきらめきれなくて
それでもサクラが好きで

俺に、狂いそうなほどの悲しみと苦しみと
焼けつきそうなほどの焦がれだけを植え付けて
お前は遠くへ行ってしまう。

「・・・それでも、近くに居られるなら」


そう言って、サクラに渡そうとして渡せなかった
1輪だけの勿忘草を握りつぶした。


ああ、その眼が、手が、
俺に向けられていたらどれだけよかったか。


あの日、俺は
(叶わない初恋から手を離した)


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でも叶ってしまうという。
(勿忘草→私を忘れないで)

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