歩きはじめ
「はよー。」
「おう、おはよう。」
「おはよう。」
「なぁ、雪女。お前の行く雷門中って所には、サッカー部はあるのか?」
気のせいか、
目を輝かせながら義正が言った。
「あ、うん。あることには・・・あるぜ。」
「そうか・・・お前、入る気は・・・ないのか?」
「え?あ、え・・・入りたいとは・・・思って、る、けど・・・」
「そうか。それならいいんだよ・・・。」
話が終わると、
雪女はちらっと時計を見た。
「げ、こんな時間かよ。・・・母さん、父さん、俺もう行くわ。」
「行ってらっしゃーい」
「車に気をつけろよ!」
「わぁってるって!」
雪女は、元気よく玄関を開けて、学校へ急いだ。
「まったく・・・本当に雪女は義正にそっくりだよ。」
「どういう意味だ?」
「言葉通りの意味だよ。」
「?」
「(あ、結構アニメとほとんど同じ道なんだな・・・)」
よく見かける雷門中の生徒についていけば、すぐに雷門中についた。
そして職員室をがんばって探し当てて、
先生に挨拶したあと、クラスに行った。
「・・・今日は転入生を紹介します。豪炎寺くんと同じように、みんな仲良くしてくださいね。では火月さん、自己紹介してください。」
「えーと、俺は火月雪女っス・・・好きなことはサッカー・・・かな。つーことでよろしくお願いします。」
俺は、そう言うと軽く礼をした。
「・・・それじゃあ、席はあそこね。」
「はい。」
席に行く途中の道で、いろんな声が聞こえた。
・・・まぁ、大半は女子なのだが。
(超カッコいい〜!)
(ま、負けた・・・)
(目の下のフェイスペイントかな?それが超イカしてる〜vV)
(今日、告白しちゃおうかしらvV)
(アイドルみたいじゃねぇか!)
(なぁ見ろよ、あいつ女っぽいところあるぜ?女じゃねーの?)
「(・・・おいおい、勘弁してくれよ。)」
席に座ると、一気にうなだれた。
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