「初めまして、会いたかったです」


「ねぇねぇ、メアド教えて〜!!」
「火月さんの好きな女の子のタイプとかは?」
「なぁ、野球部興味ねーか?」
「ねぇ・・・茶道部に入らない?」
「ところで、家どこなの?」
「好物は何なの?」
「男子バスケ部どうだ?」

・・・休み時間に入ったとたん、コレですよ。
トリップしても、コレはあるのか・・・(涙)
よし、最終手段だ!
なるべく使いたくなかったけど・・・

「・・・ごっ、ごめんね・・・今忙しいから後でいいかな?(苦笑)」


「あ、ご、ごめんねっ!」
「すまねぇ・・・」
「すみませんっ!」
「わ、悪かったな・・・」

男女問わず、顔を赤くして謝ってくる。
顔がイケメンだと
いい事あるね。(女だけど。)

ところで・・・
円堂はどこかな〜っと・・・ってあれ?


あれ?・・・円堂居なくね?

「おいおい・・・。(主人公いねぇとか・・・。)」

まぁ、大体想像はつく。

「(・・・どう考えても、遅刻だろ。)」

そう思っていると、授業中の教室にドアが開くような、
小さな音がした。と思ったら後ろから音が。

「お前・・・誰だ?」

マジで後ろから生の円堂の声が聞こえた。
うっわぁお!竹内さんボイスだよ!
マジカッコいいんですけどォ!?

「・・・へ?俺?」

ドキドキしつつ、ちらっと後ろを見ると、

「煤E・・!?」

バチッと、円堂と目が合った。
俺が憧れてたキャラが。
会えないと諦めてたのに、俺の前に居る。

「(おおお、落ち着け!ももも、もちついておちつけ!)」

すぐにでも爆発しそうな心臓を、何とか押さえて、
円堂と顔を合わせるように座り直してから、なるべく小さい声でこしょこしょ話しかけた。

「・・・俺、今日転校してきた火月雪女だ。ヨロシク。」
「おお!俺は円堂守、よろしくな!」

ちくしょう、俺より素直だな。
つーか俺と正反対じゃねぇか。
・・・自分で言っておいてなんだけど、悲しくなってきた。

「なあなあ、火月!」
「・・・ん?何だ?」

そうして円堂は、
授業中とは思えないぐらいの声で言った。




「サッカーやらないか!?」



そのあと、教師が遅刻していい度胸だと教科書で円堂の頭をはたいた。


「・・・!?」

ああもう本当うるさい、俺の心臓。
もういっそのこと止まれ。

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