震える足を抓ってまで
「・・・ヒロト!!」
「待て、円堂!」
鬼道は飛び出そうとした守を止めた。
そして塔子が、晴矢を問い詰めた。
「エイリア学園って、どういうことだよ!」
「・・チッ・・・!」
「どういうつもりだ、ヒロト、ヒカリ!!」
その時。
「あーあー、邪魔すんなよ・・・グラン、シュテルン!!」
「貴方という人は・・・雷門イレブンに入り込んで、一体何をなさるつもりだったのですか?」
「俺はグランのお気に入りと、シュテルンのお気に入りを見に来ただけだ」
「騙されちゃだめだよ、円堂くん」
そう言うと、ヒロトは晴矢に向かって黒いボールを蹴った。
守はマジン・ザ・ハンドで止めようとしたが、
晴矢は高く飛び、ボールを胸で受け止めた。
すると、旋風が巻き起こる。
そして旋風から出てきた晴矢は、
・・・プロミネンスのユニフォームを身にまとっていた。
「あれは!?」
「エイリア学園!!」
そして・・・
「お前、一体・・・」
「これが本当の俺。バーンてんだ、覚えとけ」
「・・・エイリア学園マスターランク、プロミネンスのキャプテン、バーン・・・!」
「ご名答。」
「グラン、シュテルン!こいつらはジェミニストームを倒したし、イプシロンとも引き分けた。」
「・・・」
「まだまだ強くなるかもしれねぇ。だから近くで見てやろうとしただけだよ!」
「戯れ言を・・・!!」
「俺は俺のやりたい様にやる。もし俺らの邪魔になるようなら・・・ぶっ潰す!」
バーンは守を指差した。
そのあと、俺を指差してこう言った。
「それに、お前も潰しておく」
「・・・俺・・・!?」
「お前らより先にな!!」
バーンがそう言うと、
ヒロトとヒカリはバーンのもとへ飛び降りた。
「潰すなんて、プロミネンスは相変わらず野蛮ですのね」
「・・・ッ!!」
「強い奴なら、俺達の仲間にしてもいい・・・違う?」
「仲間?こんな奴らをか?」
「仲間だって・・・!?」
「教えてやろうか!豪炎寺って野郎もなー・・・!!」
「黙りなさい!おしゃべりが過ぎますよ!」
「・・・テメーらだけには言われたくねーな!」
「何ですって・・・!?」
「・・・シュテルン、下がってて」
「ッ・・・はい、グラン様」
そう言うと、ヒカリは少し離れた位置に動いた。
すると、あたりはまぶしい光に包まれた。
そしてその光が消えると、
3人はいなくなっていた・・・。
「ッ・・・」
「まだ他に居たなんて・・・・」
「ジェネシスが最後じゃなかったのか・・・」
「話からすると、ジェネシスと同格のチームらしいが・・・」
「あぁ・・・一体、エイリア学園にはどれだけのチームがいるんだ・・・?」
「まだまだ戦っていかなきゃいけないんスねぇ・・・」
「風丸さん、さっさと撤退してよかったかもね・・・」
「こら、小暮くん!!」
俺の耳には、みんなのそんな会話は一切入ってこなかった。
震えが止まらなくて、今にも崩れそうで、
でもどうすることも出来なくて・・・
俺はガタガタと震えていた。
「(俺・・・潰されるのか・・・!?)」
俺はぎゅっと脚を抓り、なんとか震えを止めた。
「さあ、また一から出直しだ!」
そして・・・
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