炎に微笑みかけよう


「・・・」

・・・あ、こいつシカトしやがった。

「なぁ。お前が出なきゃ駄目なんだ。」
「・・・は?」
「はい、質問は受け付けてません。・・・それとも・・・出たくねぇのか?」

そのとき、豪炎寺の黒い瞳が揺らいだ。

「・・・何で、俺に言うんだ?」
「何でって・・・だってお前サッカー、好きなんだろ?・・・当たり前の事聞くんじゃねーよ。」

ニッと笑って言ってやったら、
目を見開いて一瞬、顔を緩めた豪炎寺がいた。
なので俺も、優しく笑い返してやった。

「(・・・よーしコレで楽出来る。)」
「(アイススピアーは編み出したばかりだから、体力の消費が激しいんだよ!)」

驚きで目を見張る染岡や風丸達の中で、
円堂はとびきり嬉しそうな顔をしていた。

「よし。(帝国め、感謝しやがれ。)」
「いこーぜ、豪炎寺!」
「・・・ああ」

・・・てか、もうさっさとファイアトルネード打ってくれ、早く帰りたい。
染岡にボールが渡る所でボールが取られ、
ボールは帝国ズに渡ってしまい、三人の帝国ズがくるくる周りだしたのが見えた。

俺の目には、
豪炎寺のために絶対捕る構えをした円堂がいた。

・・・ゴッドハンドがキタァァァァァ!
よし!いけ円堂!・・・とテンションが上がりに上がって口が開いてしまった。


「円堂!!!絶対止めろぉおお!!!」


光を発したでっかい手が帝国のシュートを止めた時は感動して泣くかと思ったぜ。


円堂からのロングパスを豪炎寺は綺麗にファイアトルネードを決めた。



ピーーー!


《ゴーーール!強烈なファイアトルネードで雷門二点目を入れたぁぁぁあ!!豪炎寺と謎の助っ人選手は一体何者なんだぁぁぁぁああ!!!!っと、なんと!ここで帝国学園の試合放棄により、雷門中の勝利だーー!!!》

いつの間にか、グラウンドの外には
俺のファンクラブか何だか知らねぇけど、
かなり俺のこと応援する女の子がたくさん居た。

・・・あぁ視線が痛い。

「よくできたな!えれーよお前は!」
「狽ネ、何をすr「遠慮してんじゃねーよ!」

豪炎寺の髪の毛を、
ぐっしょんぐっしょに撫でてやった。
あ、眉間にしわよってる。

「おぅおぅ、眉間にしわ寄せんな寄せんな。せっかくのイケメンフェィスが台無しになるぜ?」

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