身バレって面倒だよなって
豪炎寺の眉間をぐにぐにやった後、
俺は、コートから離れようと芝生を踏んだ。
その時。
《・・・っなああああ!?》
「うおっ!なに?まじビクった!角馬のヤローめ・・・」
《な、なんと!謎の雷門中助っ人の正体は、火月雪女選手!2年生徒だったと判明しましたっ!!これは驚きに放送を続けさせてもらっています私も驚きで空いた口が塞がりません!》
「・・・文句あるかばーか。」
周りからの視線がぐっと集まるのがありありと感じる。
名前出しやがって。
「キャー!雪女様ー!」
「カッコいいー!」
「雪女様!!」
「最高ですーーー!」
それを聞くと、余計女の子がはしゃぎだす。
ちくしょう、周りからの視線が痛ェよ。
荷物をひっ掴んで周りで固まる円堂達に笑いかけた。
「じゃな、また明日」
そう言い残してその場から離れた。
「あー・・・明日絶対注目されるよな・・・。めんどくせぇ・・・」
・・・ところで、俺は女って言わないほうがいいのかな・・・?
・・・まぁ、言ってあるのは円堂だけだし。
大丈夫だろ。
そしてぎゅ、と
愛おしそうにユニフォームを抱きしめた。
「サッカーかぁ・・・」
なぁ・・・兄ちゃん、俺
昔の約束、守れたか?
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