いい夫婦の日
「・・・風邪ひくぞ、士郎」
「あ、雪女。」
縁側でぼーっと空を見上げる士郎に、
ふわっと俺のはんてんをかぶせる。
「ありがとー」なんて言いながら気持ちよさそうな顔をしてるが、
・・・今は冬だぞ?寒くないのか・・・?
いや、確かに北海道よりは寒さはマシな方だが・・・
「ねえ、雪女も隣においでよ」
「ん・・・そうだな。」
部屋の中に置いてあった座布団を持ってきて、士郎の隣に座る。
11月にしては、ぽかぽかとした暖かい日差しが射してなんとも気持ちがいい。
「・・・ねえ、雪女。」
「ん?」
「僕たち、年を取っておじいちゃんとおばあちゃんになっても、こんな風に縁側でのんびりしたいね」
「・・・当たり前だろ。俺たちはずっと一緒なんだからな」
分かりきったこと聞くなよ、と笑って言ってやったら、
士郎はとても嬉しそうな顔で「ありがとう」とつぶやいた。
いい夫婦の日
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突貫工事。
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