未知との出会い


今日は休み。
ちなみに俺は疲れがまだ抜けてません。

「おい雪女!テーピング買って来てくれないか?」
「あん?なあ父さん。何で俺が行かなきゃなんないんだよ・・・理由を30文字以内で言え。」
「お前にテーピングの使い方を教えるためと俺のテーピングが切れた」
「狽メったし30文字にしやがったこいつ!」
「おーい、雪女!買い物に行くんなら、俺のシャンプーとリンス買ってきてくれ!」
「あーもーわかったよ!買ってくればいいんだろ!」

そして雪女はメモ用紙を取りに行った。

「えーと・・・父さん、テーピングは何買いに行けばいいんだ?」
「えーと、お前なら・・・だな。俺は・・・買ってきてくれ。」
「あぁ。・・・母さんは?」
「いつものパフェの香りのシャンプー&リンスな。」
「へいへい。」

「ほれ。」

そういって財布を渡された。

「んじゃ、行ってくる。」

私服で、颯爽と家を出た。
・・・雪女お気に入りの自転車で。


自転車で20分、
稲妻町から少し離れたスーパーに着いた。
狙いは、お菓子。

「“コレは小遣いだ。コレで好きなもん買え。”って言われたし、菓子買うか。」

ポイッとカゴにお菓子を放り込み、
会計を済ませてから薬局へ。

「えーっと、薬局はこっちだったよな。」

薬局に行く途中で、雪女は
袋の中からキャンデーを取り出して、一つ口に含んだ。
その後、薬局に入ったあと、頼まれたシャンプーとリンスをカゴに入れた。・・・が。
しかし、ここで大問題が発生した。

「・・・頼まれたのが見つからねぇ。」

まさかのテーピングの多さに驚いた。
いろんなメーカーのがありすぎて、おかげさまで頼まれたのが全然見つからない。

「え〜と・・・どこなんだよ・・・?」
「ここでもない、あそこでもない・・・」

俺が必死に棚を探していると、
店内が少し騒がしくなった気がした。


「本当にここにあるのか?」
「・・・ああ、意外と種類があるからな。あったと思うぜ。」
「おい源田!無かったらどうすんだよ!鬼道さんがせっかくここまで足を運んでくれたんだからな!!」


・・・あ、死亡フラグ立った。


「大丈夫だって。確かここに・・・・」

通路側からひよっこり顔を出した
ペイント顔の源田と目が合いフリーズ。
後ろから来た佐久間と鬼道も続いてフリーズ。

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