知ってたさ


「いや、突然の話でびっくりしちまって・・・」
「ところで!本当に雷雷軒のおじさんって、イナズマイレブンなの!?」

守は、じっと鬼瓦さんを見つめる。
その瞳には、一点の曇りもなかった。

「・・・そうとも。大介の教え子さ。ポジションはお前さんと同じ、キーパーだ。」
「キーパー・・・!」
「大介に鍛えられたんだから、そりゃもうあいつは凄かった。」
「ありがとう、刑事さん!」

気づけば、守はもう遠くにいた。

「守!?おい、ちょっと待てよ!」
「ハハ・・・元気だな。」
「すみません、俺ももう行きますね!」

そして俺は、守を追いかけた。

「・・・若いな。」


そして雷雷軒へ。
俺が入ろうとすると・・・

〜〜♪

「Σうおっと!携帯が・・・」
「ん?電話か?」
「いや、メールだ・・・なんだろ・・・」


雪女

今どこに居るんだ?さっさと帰って来い!

お前、用事あるの忘れてただろ!?


美幸


「Σぎゃー!!母さんだー!しかも用事あるの忘れてたー!」
「お前、早く帰ったほうがいいぞ?」
「悪ィ、一緒に話しつけるつもりだったのに・・・」
「大丈夫だって!任せとけ!」
「た、頼むぜ。」

そして俺は、家に急いで帰った。
そして、途中で思い出した。


あぁそうだ 響木さんは―


次の日。

俺の思ったとおり、響木さんが監督になってくれた。

「さぁ、決勝戦はもうすぐだ!お前ら、全員鍛えてやるからな!」
「「「「「おーーーーーっ!!!」」」」」


さて、どうなることやら。


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