俺は別人さ
俺は階段を急いで駆け下りた。
すると、OBの人たちが俺の元に集まってくる。
「雪姫、お前なのか!?」
「雪姫・・・!」
「Σえ?俺・・・おばあちゃんじゃなくて、その孫・・・」
「・・・雪姫!!」
「落ち着け。そいつは雪姫の孫だ」
「・・・あ、そういえば・・・」
「雪姫に生き写しだな・・・」
「そうだな、白い髪が雪姫にそっくりだ」
「あれ、雪女・・・知り合いか?」
「あ、うちのばあちゃんが、イナズマイレブンのマネージャーだったらしくて・・・」
「Σええっ!?」
「・・・ってこんなことしてる場合じゃない!俺着替えてくる!」
「あっ、ああ・・・」
そして。
「いいか!今日は胸を借りるつもりで、思い切り行くぞ!」
「「「「おーーーーっ!!!!」」」」
そして試合が始まった。
・・・・が。
開始早々、雷門OBは空振り&クリアミスでオウンゴール。
皆ビックリしております・・・。
止めれば愚痴られた。
「雪女!」
「あぁ!!」
「アイススピアーー!!」
マックスからボールを受け取り、
俺の撃ったアイススピアーは、いとも簡単にゴールに入った。
「アイスニードルだ!」
「雪姫が蘇った・・・!」
アイス、ニードル?
俺はその言葉を今はあえて無視し、
自分の持ち場に戻った。
そしてそのうち・・・
OBの人たちは世間話なんか始めて・・・
すると・・・
「お前達!何だそのザマは!」
響木さんの大きな声が響いた。
「響木・・・」
「俺達は伝説のイナズマイレブンなんだ!」
「そして、ここにその伝説を夢に描いた子供達がいる!」
「(監督・・・)」
「俺達にはその思いを背負う、責任があるんだ!その思いに応えてやろうじゃないか!」
「「本当のイナズマイレブン」として!!」
「「「「「俺達は、無敵のイナズマイレブン!!!」」」」」
それからは、さっきのプレイとは大きく違った。
なんというか・・・キレが出ていた。
そして、クロスドライブを鮮やかに発動!
守の熱血パンチでも止められず、失点・・・・
そして、染岡がドラゴンクラッシュを発動するも・・・
“元祖”ゴッドハンドで止められてしまった。
そして勢いづいてきたのか、炎の風見鶏を発動!
これで同点となった。
そして守がタイムを言い出し、タイムとなった。
「炎の風見鶏?」
「誰がやるんだ?」
「えーと、この技はスピードがビューン、ジャンプがビヨヨーン・・・か。」
「意味わからねぇ・・・」
「相変わらずの宇宙語ね・・・」
そのとき。
「スピードとジャンプか。陸上部の、出番だな!」
「あっ・・・!」
「うん!この技は風丸が適任だな」
「もう1人は、豪炎寺だな!」
俺はその話には加わらず、木陰で影野や守たちを見ていた。
「・・・なぜ、話に加わらないの?」
「え?」
後ろを振り向くと、そこには1人の女性がいた。
「・・・俺は、すべてを見ているから」
「目に映るものだけが、真実じゃないのよ」
「俺は、絶対に信じられないようなことを体験した。もう何が真実で、何が嘘なのか分からない」
「嘘でも真実でも、受け入れることが大切なのよ。難しいのはその受理」
「・・・そうかもしれないな。・・・ところでお姉さん、名前は?」
「私?私はそうね・・・「犠牲」かしら」
「犠牲・・・?」
俺は一瞬だけ前に視線を戻して、また振り向くと、
その女性は居なくなっていた。
「犠牲」と名乗った、その女性は・・・
そしてそのあと、何度か失敗したが
風丸と豪炎寺は炎の風見鶏を発動した。
そして同点に追いついた!!
そしてそこで試合が終わった・・・。
「守、試合できて良かったな。」
「雪女!あぁ、最高に楽しかった!」
「うんうん。それでこそ守だ。」
「よし!!次は全国大会たぞ!!」
「「「「「おおーーーーっ!!!!」」」」」
そして俺達は、「イナズマイレブン」になるという決心を、
さらに固めたのでした。
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