イナズマキャラバン
俺は急いで家を飛び出した。
なぜなら、1本の電話が入ったからだ。
何でも、奈良でエイリア学園の襲撃があったらしい。
鞄の中身をもう1回確認して、
俺は急いで向かった。
「揃ったな、諸君・・・最新情報だが、エイリア学園は、財前総理を連れ去ったらしい・・・」
「Σなんだって!?」
「情報によれば、総理は謎の集団に連れ去られたという・・・この謎の集団は、エイリア学園と関係があるようだ」
そういうと、瞳子さんが前に出てこう言った。
「すぐに出発よ。すぐエイリア学園と戦うことになるかもしれないわ」
「・・・瞳子くん、円堂くんたちを頼む。情報は随時、イナズマキャラバンに転送する」
「お願いします」
「イナズマ、キャラバン?」
「着いてきたら分かる」
そう言う響木さんに着いていくと・・・
真っ暗なガレージについた。
「真っ暗だ・・・ってうわぁ!?」
すると突然電気がつき、そこには
綺麗に輝くイナズマキャラバンがあった!
・・・な、生のイナズマキャラバンだ!
「(俺これ乗れるの!?マジで!?やったーっ!)」
それに古株さんが運転手になってくれるらしい。
「俺今からわくわくしてきた・・・!」
「あぁ、俺もだよ雪女!!」
「しっかりな、みんな!!」
「「「はいっ!!!」」」
「お前達は絶対にエイリアに勝てると信じてるからな!」
「行っくぞー、みんなー!!」
「「「おおーーーっ!!」」」
「雪女!」
「え、あ、はい?」
乗ろうとしたとき、俺は響木さんに呼び止められた。
「・・・なんでしょう?」
「お前はすべてを知っている、そういったよな」
「はい。」
「・・・あいつらを頼むぞ」
「わかってますって!」
「おーい雪女ー!置いていくぞー!」
「え、ちょっと待ってくれよー!」
俺は急いでキャラバンに乗り込んだ。
あぁ、ここはやっぱりイナズマイレブンの世界なんだ・・・
俺達はこれから、いっぱい傷ついて、いっぱい喋って、いっぱい苦しんで・・・
それでもいい。だって俺達は・・・
「イナズマイレブン」になるのだから!!
そしてイナズマキャラバンは発進した。
俺達の不安、希望、色んな物を載せて。
さぁ・・・行くぞ!!
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