突然の通告


「探したぜ、エイリア学園!」
「・・・探した?我らに適わぬと見て、降伏の申し入れか?」

そう言うとレーゼはまた笑った。

「だがゲームは始まったばかりだ。地球人は思い知らねばならない。・・・我らの大いなる力をな」
「・・・誰がお前らなんかに降伏するか!なぁ、守。」
「あぁ、雪女。俺達が探していた理由は・・・もう一度こいつで勝負するためだ!」
「・・・勝負?」
「学校滅茶苦茶にされて、黙っていられるか!」
「マックスや半田、みんなのためにも!今度こそお前達を倒してやる!」
「「勝負だ、レーゼ!!」」

俺と守の声が重なった。
どうやら、考えていることは同じらしい。

「・・・それはできない。」
「どっ、どういう事だ!」
「言ったはずだ。我々はサッカーと言う名の秩序の元において勝負をする、と」
「10人しかいないお前達と勝負する資格は無い」
「10人じゃねぇ!!」
「あたしもいる!!」

俺は完全に忘れ去られていたのか?それとも数えミスか?
俺はイラついて叫ぶようにそう言った。
その後に、塔子も続けてそう言った。

「12人目だけど・・・あたしも参加する!!」

そう言って塔子がスーツを脱ぎ捨てると、スーツの下から雷門ユニフォームが・・・!!

「パパを取り戻す・・・!あんたたちを倒してね!!」
「さぁ、11人と1人揃ったぜ!」

そう守が言うと、レーゼはまた笑って

「ふっ・・・我らも甘く見られたものだ。」
「いいだろう!二度と立ち上がれぬよう、叩き潰してくれよう。」

そして、試合が始まろうとしていた。


試合が始まる少し前。

「みんな、突然だけど作戦を変更するわ」

瞳子さんが、急にこんなことを言ってきた。

「監督、なんですか作戦って。」
「・・・この試合、火月君は抜けなさい」
「・・・!?」
「どうしてですか監督!!雪女は重要な戦力で・・・」
「だからこそよ。だからこそみんな、火月君にどうしても甘えてしまうわ。今のままじゃ駄目よ」
「でも・・・!!!」
「守。俺のことは気にするな。監督がそう言うんだ、仕方ねぇだろ。」
「雪女・・・」
「俺の分も頑張ってくれ!頼んだぜ・・・!」
「あぁ!!」

そして、試合が始まった。


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