愚策か英断か
「い・・・つつ・・・」
「守、まだ安静にしてろ!」
「大丈夫だ・・・!」
そう言うと守は、キャラバンの外へ出た。
「ったく・・・」
「雪女くん、ありがとう。助かったわ」
「大丈夫。俺の父さんも無茶してああなることがたくさんあるんでね、慣れてるぜ」
「雪女くんの、お父さん?」
「あれ?聞かなかったっけ?俺の父さん、サッカー選手なんだ」
「そう・・・」
秋ちゃんはそれ以上、何も聞かなかった。
俺は少し気持ち悪かったが、何も言わずにキャラバンの外に出た。
「で、どういうことなんだよ?「それは違う」って」
外に出ると、守と染岡が話していた。
「監督は、俺達を鍛えてくれたんだよ」
「雪女!」
「ったく、無茶しやがって。散々シュート受けてるんだぞ?」
「そうよ。」
「あ、夏未嬢」
「大丈夫だって!」
「守、あれが特訓だっていうのか?」
「ああ!奴らのシュートを受け止めるためには、実際に受けながらやるのが、一番の特訓ってな!」
「おかげで最後の最後に、ちょっとだけ奴らのシュートが見えた!」
「本当か、円堂!」
「あぁ!それに奴らの必殺技も経験できた!」
守は嬉しそうに笑った。
「よかったな。」
「ああ!!」
「あ・・・監督!」
壁山が見たほうを見てみると、
そこには真剣な顔つきの瞳子さんが。
「・・・豪炎寺君」
「あなたには、チームを離れてもらいます」
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