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結局、全員(おばちゃん以外)ついてきた


こいつら本当にお人好しだな

いや、私が言う立場でもないか、




この人達以上に私は人が誰よりも大切な存在だったから


私は布団に潜ると、寝るのか?と山田先生に言われた


『違うよ。布団の中の中に隠しておいたんだ。』

そう言って私は一冊の小さなノートを見せる


土井「これは?」


『昔々、のそのまた昔のお話。・・・私が、私でなくなってしまった話』


そう、目が虚ろになった私を見て、無言になる





『芽生は、確かに私の大切な自分の人格だった。・・・ある日、私が目を離した時に、

彼女は外に出ていて、中々出来ない学校の勉強を先生に何度も確認をしてもらっていた。



そんな時、私も起きて、2人で聞いたの。「お前は此処の職には向いていない」って。

馬鹿な話だよね、そんな事言われた位で芽生は泣き崩れたんだ。

私だって、とても辛くて、先生を憎んだ。でも、最終的には私達がずっと子供のままで

成長してしまった事が一番悪い事なんだって、知った時、私達は病に倒れた』



伊作「それが、摂食障害・・・」


私はその言葉に訂正を加える


『当時は適応障害と言われてね、その場所や環境、学校や仕事に慣れずに適応できない人の事を言うんだ』

食満「それって、只の気持ちの問題じゃねーのか?」

『私も相談した皆もそう言っていたんだ。・・・でもそう思って頑張って病院帰りに学校に行くんだ。

足取りが重く、部屋に入ると緊張と不安のどよめき・・・数分でぐったりしてしまって、先生に早退させてもらって、

私はその後、殆ど学校に行けなくなった。』


しんべえ「行けなくなったって、どういうことー?」


『文字通り通学出来なくなったんだ。・・小さな部屋の中で1人、布団の中でどうしようもない感情と身体の不良と闘う日々

親友だったたった1人の友達も、私の中ではもう只の友達になってしまって・・・全てが嫌になった時、父に電話してね、

飛んで来てくれて、私の顔を見るなり直ぐに実家に帰ろうと言われて、休学させてもらったんだけど・・・』



だけど?

そう誰かが問う


『・・私の病気は次第に悪化していき、成人前に私達の大きな夢がついに叶ったんだ。』

山田「おお、夢が叶ったのはいいことじゃないか」

『そこなんですよね、10年も我慢しながら転んでも穴に落ちても傷ついてもどうなっても

頑張って追いついた夢を観たのは、只の幻想で、私は暫く幸せでした。

でも、その夢が叶ったのかがふと分からなくなってしまって、芽生とはそれから話していないんです』


乱太郎「芽生さんって、都佑さんの中の人格だったんですか??」


『そうだよ?こっちに来てから何故か分裂されていい事悪い事あるけど、それが?』


乱太郎が、俯きつつ話す





乱太郎「こないだ、聞いちゃったんです・・・これを都佑さんに話した方が良いのかどうか分からなくて、」

土井「乱太郎、・・・・都佑さん」


私は土井先生の目をみて頷き、乱太郎を呼んで、前に座らせた


『えいっ!』

土井「ちょ!」

乱太郎「わああっ!都佑さん!?////」


私が急に抱きしめたのにびっくりして顔が赤くなっている

『可愛いなー10歳って本当に素直で自分の気持ちで動ける』

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