白夜

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「都佑と言ったかの?」

『うん。どうしたの?狼さん』

「その青い石を肌身離さず持っておるんじゃぞ?」

『あーコレってもしかして竜さんも言っていたけどその才能が開花する時を速めてくれるとか?』


その通りと声を出した


「その青い石は人間が我慢出来ない力まで癒す効果もある。変な話崖から死ぬ高さで落ちても浅いけが程度で済む」

『ある意味この石凄いんじゃ・・・』

「じゃがお主以外は使いこなせん。寧ろ暑くてかなわんとおもう」

『あら、私限定なのね。意外ーってか毒とかどうなるの』

「それはそれじゃ」

『つー事は、打撲等は防げるが、中身は人間のままだから危険って事ね・・・余計に不安になってきた』

「高さが怖くなければ忍者になら向いておるだろうに」

『それは体力とかつければの話だよー・・・あ、雷蔵達に謝りに行こうっとってあれ?』



竹谷「おおおーーーーい!って都佑!お前どうしてこんな処に」

『あ、狼さんとお話ししていたんです。』

「こいつが助けてくれたんだ!」

竹谷「おおーこいつを見つけてくれたのか!いきなり走って何処かに行ったから探していたんだ」


そう言って私の頭を撫でてくれた

私は何処か嬉しい気持ちと懐かしい気持ちでいっぱいになった


竹谷「にしても狼の言っている事が解るのか?」

『まー何となくですが、』

竹谷「名前とか聞けるか?」

「名前は特にない。お前に会えてお陰様で生き延びれた感謝していると伝えてくれ」

『おっけー。えとですね、八先輩狼さんは八先輩に巡り合えたお蔭で生き延びれることが出来たのでお礼を言っています

あと、名前はないそうなので、名前は狼さんでどうでしょうか!』


竹谷「おーそうかそうか!だが、子供まで守れなくてすまんな。辛かっただろうに」

「いや、その話は都佑が敵を討ってくれるらしい」

『何気に私をかたき討ちさせるつもりなのね・・別に良いけど』

竹谷「あ、そう言えば雷蔵が何処に行ってるか聞いていたぞ?」

『あ、・・・ごめん、一緒に謝りに行ってくれないかな・・ちょっと色々あって行きにくいんだ』


竹谷は甘やかすのは気が引けるが狼さんの事もあるしと言って快く受け入れてくれた

ついでに狼さんが私の部屋で暮らしたいと言い出したので竹谷に話を持ち出して許可が下りるのはその一週間後の事である
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